被爆から72年。長崎原爆に関するさまざまな知識・情報を夕方のニュース「イブニング長崎」で毎日、お伝えします。

長崎原爆ノート41「長崎原爆資料館」長崎市の「長崎原爆資料館」は、被爆の惨状を示す資料など、およそ2万点を所蔵し、このうち900点あまりを展示して、原爆が投下された経緯や核兵器開発の歴史や現状などを紹介しています。資料館の歴史は、昭和24年にさかのぼります。長崎市が原爆に関する資料の散逸を防ぎ、収集や保存を図るため、爆心地近くに「長崎市原爆資料館」を開設し、原爆が投下された午前11時2分を指したまま止まった時計や被爆直後の街の様子を撮影した写真などの展示を始めました。昭和30年には、「長崎国際文化会館」として新たに開館し、入館者は100万人を超え、昭和50年度のピークには124万人に達しました。利用者が増える一方で、建物の老朽化も進んだことから、長崎市は再び施設を更新することになり、平成8年、いまの「長崎原爆資料館」が完成しました。館内では、被爆者たちが修学旅行などで長崎を訪れる小中学生や高校生などに被爆体験を伝える「被爆講話」も行われていて、被爆地・長崎から原爆の非人道性や平和の尊さを発信し続けています。
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