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2023NHK杯長崎県高校野球 大崎・初優勝 夏のシード校決定!

  • 2023年06月07日

第71回NHK杯長崎県高校野球県大会のベスト4は鎮西学院、長崎商業、大崎、長崎日大。準決勝は6月10日(土)、決勝と三位決定戦は11日(日)に長崎県営野球場で行われました。準決勝以降の試合結果と夏の長崎大会のシード校を紹介します。

まずはトーナメントの左ブロックの勝ち上がりです。

打線好調!鎮西学院

NHK杯の中地区予選は2回戦で、長崎日大に7-0で敗れた鎮西学院。その後、代表決定戦に勝利して県大会に進出しました。NHK杯の県大会は2回戦で佐世保地区1位の九州文化学園の継投を攻略して、7-3で勝利しました。県大会は1回戦で16安打、2回戦で12安打を放ち、打線が好調です。

中地区予選
1回戦  8-1(7回)諫早農
2回戦  0-7(8回)長崎日大
代表決 6-1 大村

県大会
1回戦  13-6(10回)佐世保南
準々決 7-3 九州文化学園

投手陣充実!長崎商業

毎年、夏に向けてチームを確実に仕上げてくる長崎商業。NHK杯は優勝した2021年、準優勝した2022年に続いて3年連続のベスト4進出です。今年はNHK杯の長崎地区予選を1位で通過しました。

複数の投手を継投で起用するのが最近の長崎商業のスタイル。背番号1の渡邉走投手(3年)、背番号3の橋本哲弥投手(3年)、背番号11の野原英主投手(2年)はいずれも左投げ。また、右投げでは村枝舜太郎投手(3年)と川瀬准之介投手(2年)はともに身長180cm以上の体格。豊富な投手陣で勝利の方程式を作り上げています。

長崎地区予選
1回戦  5-3 長崎東
2回戦  5-4 長崎工業
準決勝   8-0(7回)長崎北
決勝    4-0 海星

県大会
1回戦  7-3 島原
準々決 6-3 創成館

 

つづいてトーナメントの右ブロックの勝ち上がりです。

接戦に強い!大崎

NHK杯の佐世保地区予選は決勝で九州文化学園に1-4で敗れ、第2代表として県大会に進出。NHK杯の県大会1回戦では4-1で大村工に勝利。2回戦では去年夏、今年春と甲子園に出場している海星に4-2で勝利しました。いずれもエースの野口惺恩投手(3年)が完投。ストレートとカットボールを武器に丁寧なピッチングを見せています。

今年の春からの大崎の特徴はロースコアで1点差や2点差のゲームが多いこと。接戦をしっかり勝ち切っていて、粘り強さがあります。

佐世保地区予選
1回戦 4-3(10回)鹿町工業
2回戦 6-4 壱岐商業
準決勝  7-0(7回)佐世保南
決勝   1-4 九州文化

県大会
1回戦  4-1 大村工業
準々決 4-2 海星

総合力の長崎日大

今年春のセンバツ甲子園に出場して、初戦で龍谷大平安に惜しくも3-4で敗れた長崎日大。走攻守に充実したメンバーで総合力の高いチームです。NHK杯の中地区予選は1位で通過。4試合を戦って失点はわずかに2しかありません。打線も好調です。

NHK杯の県大会1回戦では長崎南山に序盤2回で5点をリードされるものの終盤に逆転勝ち。県大会では背番号10の西尾海純投手(2年)が伸びのある速球を武器に三振を多くとり、成長を見せています。

中地区予選
1回戦 10-0(5回)小浜
2回戦   7-0(8回)鎮西学院
準決勝 5-2 諫早
決勝  8-0 創成館

県大会
1回戦  9-8 長崎南山
準々決 10-0(5回)諫早

NHK杯準決勝の見どころ

この結果、NHK杯長崎県大会の準決勝の組み合わせは第1試合が鎮西学院ー長崎商業、第2試合が大崎ー長崎日大の対戦となりました。

第1試合では、長崎商業の投手陣の継投と鎮西学院の好調な打線の対決に注目です。例年、NHK杯に強い長崎商業を相手にダークホース的存在の鎮西学院が挑戦します。

また、第2試合では大崎と長崎日大の実力校同士の対戦。去年秋の県大会は準決勝で対戦しています。この時は終盤まで1対1の同点で進み、8回に長崎日大が勝ち越して5対1で大崎に勝利しています。

NHK杯準決勝の結果(※6月10日追記)

準決勝第1試合では、中地区第5・6代表の鎮西学院が、長崎地区第1代表の長崎商業に勝利しました。鎮西学院のエース、木下幹太投手が散発3安打に抑えて完封。打線は3回に四球と送りバントで1死2塁のチャンスを作ると、1番・中山絆選手、2番・方違颯太選手の連続タイムリーで貴重な2点を上げました。

一方の長崎商は打線に課題が残りましたが、村枝投手、川瀬投手、野原投手と得意の継投を見せて、特に左の野原投手は140kmの直球を投げるなどキレがありました。

 

準決勝の第2試合は春の県大会優勝で佐世保地区第2代表の大崎が、春センバツ甲子園出場の長崎日大に10対2と7回コールド勝ちを収めました。打線は12安打を放ち、好走塁を絡めたソツのない攻撃で、徐々に点差を広げました。背番号10の大橋律輝投手は安定したピッチングで長崎日大打線を抑えました。

一方の長崎日大は体調不良の選手が出ていたために、ベストメンバーで試合に臨めませんでした。

NHK杯決勝の見どころ

NHK杯決勝は鎮西学院と大崎の対戦となりました。

鎮西学院は去年秋の県大会ベスト4(準決勝:鎮西学院 1-4 海星)。春は3回戦敗退でしたが、NHK杯で決勝進出。安定して力を発揮しています。特に身長185㎝、85kgと大柄な体格のエース、木下幹太投手が成長を見せています。夏の大会を勝ち抜くためには、エースに続く投手の活躍が期待されます。

大崎は去年秋の県大会ベスト4(準決勝:大崎 1-5 長崎日大)。 春は優勝しましたが、センバツ甲子園出場の長崎日大と海星は出場していませんでした。 NHK杯ではその海星と長崎日大を撃破して決勝へ。 走攻守がそろったチームです。

NHKでは決勝と三位決定戦の模様をラジオ第1で中継します。

NHK杯長崎県高校野球 県大会
6月11日(日) 長崎県営野球場

▼三位決定戦 9時30分 試合開始
       10時05分  放送開始(ラジオ第1)
       解説:牧瀬寅男さん
       実況:長瀬萌々子アナウンサー  

▼決勝    13時05分  試合開始
       13時00分  放送開始(ラジオ第1)
       解説:宮脇茂さん
       実況:池田耕一郎アナウンサー

 

NHK杯の結果 大崎 初優勝(※6月11日追記)

決勝は大崎が鎮西学院に4対1で勝ちました。大崎はNHK杯長崎県高校野球の71回の歴史の中で初優勝です。攻撃はチャンスを確実に生かして得点を重ね、投げてはエースの野口惺恩投手が1失点で完投しました。

敗れた鎮西学院は背番号20番の溝口悠人投手と、背番号10番の大鋸耶月投手がリレー。特に大鋸投手は丁寧なピッチングで好投を見せました。打っては3番の井手尚磨選手がホームランを放ちました。

三位決定戦では、春センバツ甲子園出場の長崎日大が長崎商業を6対2で下しました。

 

夏の長崎大会シード校決定

この結果、夏の甲子園出場を争う全国高校野球選手権長崎大会のシード校が決定しました。

第1シード 大崎
第2シード 長崎日大
第3シード 海星
第4シード 鎮西学院
第5シード 創成館
第6シード 九州文化
第7シード 長崎商
第8シード 清峰

長崎大会の組み合わせ抽選は6月16日(金)に行われ、7月6日(木)に開幕します。

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