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「弱虫ペダル」長崎でマンホール探訪記④稲佐山ヒルクライム

「坂道をゆく」第18回
  • 2023年05月02日

こんにちは。連載企画「坂道をゆく」です。この連載は長崎県内の坂道を全身で体感して、長崎の歴史や文化、自然の魅力を探っていこうという企画です。

さて、今年の大型連休・ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?長崎市を訪れた皆さんに「弱虫ペダル」のマンホールを通して坂の街、長崎の魅力をご紹介しようと思います。今回は「弱虫ペダル」マンホール探訪記の第4回です。(第1回第2回第3回はこちら)。

NHK長崎放送局アナウンサー 池田耕一郎

熱いスプリンター 田所迅くん

作者の渡辺航さんが長崎市出身ということで、長崎市内27か所に設置されている「弱虫ペダル」マンホール」。今回は総北高校の金城世代の三年生トリオをめぐるルートを紹介します。 

今回の道中も坂道から始まります。スタート地点は秋の大祭「長崎くんち」で有名な諏訪神社。

その脇の道、通称「六角道」を登って行きます。

この道路はなんとクスノキの大木がアスファルトの路面から突き出すように生えています。樹齢数百年のご神木を眺めながら登ることができる、実にありがたい坂道なのです。 この六角道の坂はなかなかの勾配で、当然のごとく一番軽いギアで登ります。

六角道を抜けてしばらく進むと立山公園に到着。写真を撮影したのはちょうど桜のきれいな時期でした。 立山公園は桜の名所で約700本の桜が植えられています。桜のトンネルを走り抜けることもできます。

この立山公園の上に金比羅神社の一の鳥居があります。標高は180mくらいです。ここに総北高校3年生トリオの1人目、スプリンター田所迅くんのマンホールがありました。

田所くんは気持ちが熱く、男気ある選手です。一見、強面ですが後輩にいじられやすいキャラです。こういう先輩っていますよね。

 

不屈のエース 金城真護くん

さて、立山公園の次は向かいの稲佐山を目指します。下の写真の右にあり、頂上に鉄塔があるのが稲佐山です。長崎は三方をぐるっと山に囲まれていることが分かりますね。

向かいの山に登るために、いったん浦上方面の平地に降ります。 長崎市を南北に走る国道202号線を西に曲がり、長崎原爆病院と長崎ブリックホールの間の道沿いに次なるマンホールがありました。

総北高校三年生トリオの2人目。坂道くんの2つ上のキャプテンでチームのエースである金城真護くんです。

逆境でも最後まで勝負を諦めない不屈の選手です。冷静に指示を出しているか、歯を食いしばってもがいているか。笑っている顔はほぼ見たことありません。高校生とは思えないオーラを放っています。

金城キャプテンに別れを告げて本日2回目のヒルクライム。稲佐山へ登ります。今回は裏側からのルートを選択。表側に比べて勾配きつくはありませんが、ダラダラと長い坂道をペダルをクルクル回しながら登って、標高333mの頂上へ向かいます。

頂上に到着するとNHKと民放の放送所があります。ここから長崎県内各地に向けて、今年4月から始まった夕方のニュース番組「ぎゅっと!長崎」をお届けしています。

それでは、稲佐山からの景色をご覧いただきましょう。稲佐山からは長崎市街を一望できます。去年、西九州新幹線が開業した長崎駅、建設中の長崎スタジアムシティなど、100年に1度の変革期と言われるほど再開発が進む長崎の今を見つめることができます。 

 

奇抜なクライマー 巻島裕介くん

そして、こちらにあるマンホールが総北高校三年生トリオの3人目。奇抜なクライマー巻島裕介くんです。 

シャイでクセが強いキャラの巻島くんですが、みんな大好きです。気持ち悪くダンシングする乗り方を周りにバカにされながらも、自分の道を信じて切り開きました。その姿は「カッコいいっショ」の一言に尽きます。 

稲佐山は春夏秋冬、素敵な景色を楽しめます。こちらは秋のある朝。雲海が広がる稲佐山です。見事な景色ショ 。

全国のみなさん、長崎市に訪れましたら、ぜひ坂道にめぐり合って、そこからの絶景をお楽しみください!

  • 池田耕一郎

    NHK長崎放送局アナウンサー

    池田耕一郎

    2000年入局
    趣味はロードバイク。
    休日は長崎あちこちの坂を巡っています。

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