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「弱虫ペダル」長崎でマンホール探訪記②伊王島から野母崎へ

「坂道をゆく」第9回
  • 2023年03月19日

(※この記事は過去にアナウンサーリレー日記に掲載したものを再編集しています)

こんにちは。「坂道をゆく」の第9回です。この連載は長崎県内の坂道を全身で体感して、長崎の歴史や文化、自然の魅力を探っていこうという企画です。

前回に続き、漫画「弱虫ペダル」に関連する記事です。

「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんは長崎市の出身で、長崎市にはキャラクターマンホールが設置されています。そこで「弱虫ペダル」ファンとしてマンホールをめぐる旅に出かけました。

NHK長崎放送局アナウンサー 池田耕一郎

⑦総北高校 鏑木一差くん

前回は伊王島編までお伝えして6つのマンホールを訪ねました。今回は野母崎編。残る3つのマンホールを探しに向かいます。

国道499号線沿いにある三和公民館に到着。周辺の路上を探しましたが見つかりません。それもそのはず。実はなぜか公民館内にロビーに飾られているのでした。総北高校の鏑木一差くんを発見。イキリキャラだけれど、どこか憎めない後輩くんです。

 

⑧総北高校 青八木一くん

三和公民館を出発して国道499号線を南下して海岸線へと出ます。このルートは伊王島と並ぶ絶景ポイントです。右手に広がる海に浮かぶ島影は軍艦島です。オートバイのツーリングの方々にもたくさん出会いました。

夫婦岩近くの駐車場で発見したのが総北高校の青八木一くん。地味にトイレの前に設置されていました。無口で暗い印象の青八木くん。でも他の人が気づかないことに気づいて、気にかけるタイプです。鏑木くんがめっちゃリスペクトしています。

 

⑨総北高校 手嶋純太くん

青八木くんに別れを告げ、さらに国道499号線を南下します。

さて、ここで私のロードバイク歴をご紹介しましょう。沖縄局に勤務していた2006年にロードバイクを購入。30歳になった自分へのプレゼントでした。初めて乗ったときの感動は忘れません。軽くて速くて、風が気持ち良くて、その魅力にはまり、離島を含め沖縄県内あちこちを走りまくりました。

「ツール・ド・おきなわ」や「ツール・ド・北海道」に出場してロードレースの面白さにも目覚めました。そんな自分が「弱虫ペダル」を読んで共感するのはやっぱりこの人。総北高校の手嶋純太くんです。

その手嶋くんのマンホールは2021年10月にオープンした長崎市恐竜博物館にあります。

実は、長崎市は地層の関係で恐竜の化石が多く発掘されているんです。恐竜博物館もぜひ訪れてみてください!そんな長崎の恐竜たちに囲まれた手嶋くんを発見。

決め台詞は「ティーブレイクしていけよ」。かっこつけるのは得意な手嶋くんですが、いわゆる谷間の世代です。上には金城、田所、巻島という偉大な先輩たち。下には才能や可能性にあふれる今泉、鳴子、坂道という後輩たちが揃います。

才能はない。凡人の走りしかできない。そうした中で手嶋くんはキャプテンを引き継ぎ、全国大会に挑むことになります。そのもがいて頑張る姿には同じ凡人として心が震えるわけですよ。ヒルクライムのときはいつだって手嶋くんを思い浮かべます。

まずは長崎市内の「弱虫ペダル」9つのマンホールを紹介しましたが、全部で27種類ものキャラクターマンホール。ということは、あのキャラもいるっショ。あの登場人物クゥンもおるやろ。アブ!アブ!

ということで「弱虫ペダル」マンホール探訪記はまだまだ続き、マンホールを通して長崎の魅力をお届けしたい思います。

  • 池田耕一郎

    NHK長崎放送局アナウンサー

    池田耕一郎

    2000年入局
    趣味はロードバイク。
    休日は長崎あちこちの坂を巡っています。

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