「弱虫ペダル」長崎でマンホール探訪記①はじめは長崎街道!
- 2023年03月19日
「弱虫ペダル」マンホール探訪記①
(※この記事は過去にアナウンサーリレー日記に掲載したものを再編集しています)
こんにちは。「坂道をゆく」です。この連載は長崎県内の坂道を全身で体感して、長崎の歴史や文化、自然の魅力を探っていこうという企画です。
今回は漫画「弱虫ペダル」に関連する記事です。「弱虫ペダル」の主人公は小野田坂道くん。この連載にピッタリの組み合わせではないですか!
実は作者の渡辺航さんは長崎市の出身です。そうしたご縁で2021年に長崎市の下水道共用開始60周年を記念してキャラクターをデザインしたマンホールが登場しました。そこで「弱虫ペダル」ファンとしてマンホールをめぐる旅に出かけました。
NHK長崎放送局アナウンサー 池田耕一郎
①箱根学園 真波山岳くん
はじめに第1弾として設置された9つのマンホールを訪ねました。まず向かったのは東長崎です。長崎市中心部から旧長崎街道を通って日見峠を越えるルートを走ります。なかなかの坂道です。
日見峠を越えて東長崎に降りていきます。長崎街道は長崎と北九州小倉を結ぶルートで、かつてはこの道を通って、砂糖などが運ばれていきました。
その長崎街道に沿って走っていくと、「長崎街道中里ふれあい公園」に到着しました。作者の渡辺航さんの出身地の近くです。
この公園にあるのが箱根学園の真波山岳くんのマンホールです。直筆で「みんな生きてる!!」と書いてあります。
「生きてる!!」は真波くんが坂を駆け上がりながら、よく言うセリフですね。私もこの言葉が大好きです。外を走って風や匂いなどを五感で感じるとき、細胞の一つひとつが躍動して「生きてる!!」と思う瞬間があります。同時に世界の人々も、動物、植物も、同じように「生きてるんだ!」と普遍的な命の素晴らしさに気づくわけです。
②総北高校 小野田坂道くん
2つ目のマンホールは主人公、小野田坂道くんです。長崎市中心部にある長崎港の松ヶ枝ターミナルにあります。
ここは多くのクルーズ船が到着する埠頭です。坂道くんの後ろには海をはさんで稲佐山が描かれています。「ボクとハイタッチお願いします!」と書かれているのでタッチ。
③箱根学園 葦木場拓斗くん
3つ目のマンホールは箱根学園の葦木場拓斗くん。国道499号線の伊王島方面への分かれ道の近くにあります。葦木場くんはその潜在能力の高さと天然ボケな性格がツボです。同じボケを何度も重ねる、いわゆる「天丼」の名手でもあります。独自の世界観を持っている葦木場くんですが、総北高校の手嶋くんとの友情物語はジーンときます。
④箱根学園 新開悠人くん
さて、ここから伊王島へと向かいます。伊王島大橋を渡る前に箱根学園の新開悠人くんをゲット。
お兄ちゃんの隼人くんと同じくエナジーバーが好物な悠人くん。決め台詞は「速いですか?」「近いですか?」「答えはイエスですか?」。この韻踏む感じが好きです。なお、このマンホールは対向車線側にあるので、伊王島からの帰りに寄った方が良いですね。
⑤箱根学園 新開隼人くん
さあ、いよいよ橋を渡って伊王島へ。この橋からの景色は絶景です。まさに「生きてる!!」と実感できる瞬間です。画面の奥が本土、手前側が伊王島になります。
まずは伊王島海水浴場へ。
ビーチの前にいたのは箱根学園の新開隼人くん。おなじみのバキュンポーズにやられました。女性ファンの多い隼人くんですが、40歳を超えたオジさんのハートも見事に撃ち抜いてくれます。ズキュン!
⑥箱根学園 福富寿一くん
そして伊王島灯台へ。海洋県、長崎県には数多くの灯台がありますが、明治初期からの歴史がある伊王島灯台はとても趣があります。
その伊王島灯台に続く道の手前にあるマンホールが箱根学園の福富寿一キャプテンです。
高校生らしからぬ貫禄です。常に王者としてのプレッシャーにさらされ続けながらもチームを統率する精神力に感服させられます。アクが強くて個性的なメンバーをまとめ上げる福富くんは立派な管理職になりそうです。
ということで今回は5つの「弱虫ペダル」マンホールをご紹介しました。つづきもぜひご覧ください!答えはイエスですよね?