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NHK長崎 国内最古のカイギュウ類の化石

  • 2023年03月29日

日本最古のカイギュウ類の化石

長崎県西海市で40年以上前に発見された化石がこれまで国内で発見された哺乳類のカイギュウ類のものとしては最も古く、その移動の歴史がわかる貴重な資料であることが分かりました。

展示会場の西海市の崎戸歴史民俗資料館には3月からジュゴンやマナティーが属する哺乳類のカイギュウ類の肋骨などの化石を展示しています。

展示されている化石は1980年に西海市崎戸町の海岸で発見されたもので、西海市と福井県立恐竜博物館が2016年から共同調査を進めた結果、このほどおよそ3300万年前のカイギュウ類のものと判明したということです。

カイギュウ類の化石としては、国内で発見されたものの中で最も古くカイギュウ類がこれまで考えられていた時期よりも早くインド洋から太平洋に移動していた歴史がわかる貴重な資料だとしています。

 

西海市教育委員会 原口聡さん

原口聡さん
西海市はこれまでにも恐竜などの化石が発見されているほか県内唯一の鍾乳洞も存在している。今回の展示を見ていただき、西海市の化石や地質に興味を持ってほしい

崎戸歴史民俗資料館

西海市の崎戸歴史民俗資料館での展示は4月末まで行われ、5月上旬からは長崎市恐竜博物館で展示される予定です。

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