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斎藤 綾乃
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11月27日
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みなさん、こんにちは。
さわやかな秋空から寒気の低い雲が見え始める季節に移り変わってきていますね。気象予報士の斎藤綾乃です。
まだ秋の空が広がる先日、長崎市の立山公園の上にある金毘羅山を登ってきました。
中腹の金毘羅神社の周りでは、ちょうど紅葉が始まったころで、いろいろな葉の色を楽しむことができました。
金毘羅神社の裏側に『長崎金星観測碑』があるのをご存じですか?
1875年に太陽面を金星が通過するのを観測するために長崎を訪れたフランスの観測隊が残したものだそうです。
その少し奥には、観測台の跡も。レンガの部分だけが残っています。
碑や観測台のある場所は、眺望がすばらしく、観測に適していたのだと思います。
今では、女神大橋を真正面に見ることができますが、
145年前、金星を観測するためにやってきた異国の人たちの目にはこの景色がどのように映っていたのでしょうか。
標高366メートルの頂上からの写真はこちら。
まさに秋の空ですね。秋はいろいろな雲が見られるので空を見るのが楽しいです。
そろそろ過ぎ去る秋を堪能した1日でした。
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9月4日
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みなさん、こんにちは。毎日暑い日が続いていますね。気象予報士の斎藤綾乃です。
先日、長崎市が今年一番の暑さを記録した日に取材しました。取材先はNHK長崎放送局の玄関前です。
手元の温度計ではなんと41.5℃。
その日の長崎市の最高気温は36.1℃。もっとも暑い時間帯、2時半ごろ、青空の下で行いました。
カメラマンが、撮影してくれているのは、サーモグラフィ越しの路上です。
サーモグラフィをのぞいて見ると路面は60℃あまり!!!
日射によって地面が暖められ、低いところほど気温は高いんです。ベビーカーに乗っている赤ちゃんや小さい子ども、
ペットなどは大人の私たちより危険な暑さの中にいることになります。暑い時間帯の外出や散歩は避けて、
頻繁に水分を補給しなくてはなりません。暑さ指数も危険な33.6℃。
大人も子供も熱中症になる危険が高いです。
長崎では、台風が去った後も厳しい残暑が続きそうです。かき氷などを食べて予防しましょう。
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5月28日
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みなさん、こんにちは。気象予報士の斎藤綾乃です。
ことしは、祭りやイベントが、新型コロナウイルスの影響で、中止や延期となっていて、
季節を感じられる機会が少なくなっていますよね。自粛生活が続く中、緑に目を奪われることが多くなりました。
きっと季節感や癒やしを求めているのでしょうね。
そうした中、長崎県の緊急事態宣言が解除されたので、県在住者のみに一部営業を開始した
ハウステンボスへ出かけてきました。
入場口で体温チェック、アルコール消毒、県在住であることの証明を済ませて、3密を避けつつ観覧してきました。
季節はまさに初夏。園内は、色とりどりの花が咲き誇り、バラが最盛期を迎えていました。
そして次に控える季節は、アンブレラが活躍する『梅雨』。
季節の移り変わりをたっぷりと感じることができました。
ちなみに県在住者向けの営業は6月18日まで延期されるそうです。
さて、日常生活でも、道路の脇を見ると、あじさいが咲いていました。
長崎地方気象台の発表するあじさいの平年の開花は6月6日。梅雨入りの平年は6月5日です。
次の季節はもうすぐそこです。
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2月14日
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みなさん、こんにちは。気象予報士の斎藤綾乃です。
今シーズンは暖冬ですね。九州北部地方では、1月の気温が、統計を取り始めた1946年以来、
もっとも高くなりました。記録的な暖冬となった長崎では、冬の風物詩、
長崎ランタンフェスティバルが開かれました。私にとっては、初めてのランタンフェスティバルでした。
準備は1月半ばから始まり、町中に1万5000個ものランタンが飾られていく様子も私にとっては新鮮でした。
そんな準備中の写真です。
眼鏡橋の向こう側に、虹がかかっていました。ランタンと眼鏡橋と虹の橋ですね。
そしていよいよ開催。夜の中島川の風景は一変しました。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、断念された方もいらっしゃったと思います。
長崎市などのまとめによると、ことし長崎ランタンフェスティバルを訪れた人は、推計でおよそ56万人。
去年のおよそ6割以下にとどまったとされています。
写真だけでもお楽しみください。そして、こんなに素敵なランタンフェスティバル、
来年はぜひたくさんの人に来ていただきたいと思います。
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11月1日
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みなさん、こんにちは。気象予報士の斎藤綾乃です。
ことしは、台風による大雨など自然災害が続いていますね。
特に台風19号による被害は甚大で、被災地の一日も早い復旧を願っております。
台風の平年の発生数は、6月から徐々に多くなり、8月に最も多く5.9個、11月も2.3個です。
まだ台風シーズン、台風の発生には注意が必要です。
さて、今回のリレー日記は、台風の生みの親でもある海、、、その中のお話です。
実は、長崎では、海の中が大変なことになっているんです!
岩の上の黒い物体はすべて「ガンガゼ」です。
ガンガゼは漢字では『岩隠子』と表され、本来ならば岩陰にひっそりと住まうウニの仲間。
ですが、増殖しすぎて、岩陰は満員状態となり、表に出てきてしまっているのです。
初めて長崎の海に潜った時に、ガンガゼの多さに衝撃を受けました。
なんでも増えすぎたガンガゼがサンゴを食べてしまったり、磯焼けの原因になったりしているとのこと。
そこで、ガンガゼ駆除に参加することにしました!
9月、6人ほどのグループで約3000匹のガンガゼを駆除しました。
10月は、5人ほどで前半1500匹のガンガゼ駆除。後半はごみ拾い。
釣りに使うエギや仕掛けなどが山となるほど。
最近、趣味のスキューバダイビングを生かして長崎の海のお掃除にはまっています。