NHK長崎放送局 アナウンサー・キャスター リレー日記
“WEB特集”の記事一覧

【なぜ過去の災害を振り返る?~高橋和雄名誉教授に聞く~】

みなさんにクイズです。以下の出来事について、いくつ知っていますか?
 
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すべて長崎県内を襲った自然災害そのものや災害にまつわるものです。NHK長崎放送局放送の「イブニング長崎」内のシリーズ「長崎の災害 あの日に学ぶ」で、取り扱ってきたものでもあります。シリーズでは、例えば、「長崎大水害」や「雲仙・普賢岳の噴火災害」といった戦後の災害だけではなく、古くは江戸時代の「諌早水害」や「島原大変肥後迷惑」も取り上げてきました。また、石碑や記念碑だけではなく伝統行事も取材しました。一覧のうち「念仏講饅頭」は、長崎市内の一地域で連綿と続けられている「住民に饅頭を配ることで災害を忘れない」というユニークな取り組みでした。シリーズでは、それぞれの災害について直接知る人や専門家にインタビューをして私たちが学ぶことができる教訓はないか、考えてきました。

「過去の災害を覚えていて助かった地域と忘れ去られて被害が出た地域があり、
同じ被害を繰り返さないために伝承していく必要がある」

長崎県の災害伝承に詳しい長崎大学の高橋和雄名誉教授が、「あの日に学ぶ」で語った言葉です。シリーズ放送スタートからもうすぐ1年、東日本大震災から11年の節目を前に、「過去の災害を振り返る意義とは何か?」について、改めて考える機会にしたいと高橋名誉教授に取材しました。

長崎局 記者 上原聡太


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投稿者名:WEB特集投稿時間:10:54

あなたはどう思いますか? "男の子は隊長・女の子は副隊長"

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長崎局 記者 玉田佳

「なんでもかんでもジェンダー差別だ!って思考はよくない」
「キャラクターにそこまで求める?」
「どこが男女差別なのか教えてほしい」
「ずっといるキャラなのに今さらクレーム?」
「らんばちゃんが青い服を着て隊長で、がんばくんが赤い服を着て副隊長だったら
文句言わなかったのか?」

ことし2月、NHK長崎放送局のTwitterアカウントに寄せられたり、
Yahoo!のニュースサイトに投稿されたりした声です。

「長崎県内の8つの女性団体が県のキャラクターの見直しを要望した」というニュースを
長崎の報道機関が伝えたところ反発の声がネット上で相次いだのです。

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投稿者名:WEB特集投稿時間:08:00

福山雅治さんの"クスノキ"~被爆樹木~

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(NHK長崎放送局 記者 中尾光)

みなさん、昨年末の紅白は見ましたか?白組の最後は福山雅治さんの「道標」でしたね。
福山さんが生まれ育った故郷・長崎の祖母への思いを綴った曲です。
私の”推しフレーズ”はここです。

わたしはこの海が好きです この弓形に続く線路の
(”道標”歌詞の一部抜粋)

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投稿者名:WEB特集投稿時間:12:16

長崎県民の重大関心事!「皿うどんに細麺と太麺があるのはなぜ?」

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長崎のソウルフードと言えば、ちゃんぽん、カステラ、そして、”皿うどん”ではないでしょうか。この皿うどんについて、1つのギモンが子どもたちから寄せられました。
なぜ皿うどんには細麺と太麺があるのですか? 長崎の皆さん、答えられますか?

(長崎放送局記者 郡義之)

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投稿者名:WEB特集投稿時間:15:46

どうして子どもが交通安全ポスターを描かないといけないの?

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皆さんは、こんな経験ありませんか?子どもから、何気なく聞かれた質問に即答できなかったこと。NHK長崎放送局は長崎県内の子どもたちから、日頃の疑問や質問に答える新コーナー「長崎のギモン それ知っとっと?」をスタートさせました。すると、いくつかの疑問や質問が寄せられました。この中で、ある質問に目がとまりました。

「どうして子どもが交通安全のポスターを描かないといけないの?」

これは、長崎市内の小学校に通う小学4年生の女の子の質問です。みなさんは答えられますか?答えを探して、さっそく調べてみました。(長崎放送局記者 郡義之)

 

確かに言われてみたら…

「あまり絵を描くのが好きじゃなくって…」こう話すのは、交通安全ポスターの質問を出してくれた長崎市立手熊小学校の4年生の女の子です。学校で描いた友人の交通安全ポスターがコンクールに選ばれたのを見て、ふと、ある疑問を感じたといいます。

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「子どもより大人が描いた方が上手だし、メッセージが伝わるんじゃないのかなと思って。どうして、子どもが交通安全のポスターを描かないといけないの?

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そう言われてみると、私自身、子どもの頃に交通安全のポスターを描かされましたが、当時はなんの疑問も持たずに取り組んでいました。でも、確かにそう尋ねられると答えが浮かびません。なぜなのか…。

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投稿者名:WEB特集投稿時間:14:30

野球音痴が挑んだドラフトNo.1取材記

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長崎局 記者 池田麻由美

 
 正直に言います。この夏からスポーツ取材担当となった私は、一般教養レベルの野球知識も怪しいところです。記者2年目の私がオロオロしながら挑んだのが、ことしのドラフト会議で4球団から1位指名を受けた「大学No.1左腕」隅田知一郎投手です。


GO TO 図書館

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 隅田投手への直接取材の5日前。私が向かったのは長崎市立図書館でした。ここは各種雑誌も充実しているからです。予感は的中、野球関係の雑誌もザクザクありました。手当たりしだいにことしのドラフト会議の特集、隅田投手との交渉権を勝ち取った「西武特集」を読んでみました。

「文章としては読めるけど、ちっとも頭に入ってこない。。。なぜ。。。」

 玄人の野球ファン向けの雑誌に手を出すのは早かったようです。ではいったい、どんな投手なんだろう。
11月25日、隅田投手が所属する西日本工業大学のある北九州に向かいました。

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変な質問してごめんなさい

 強い風が吹く中、私は大学野球部グラウンドにお邪魔すると、隅田投手が現れました。
身長177センチ、体重76キロ。思っていたよりも大柄な方だと感じました。これからインタビューと練習模様の撮影を行います。撮影前に、少しでも打ち解けようと「雑談」をスタート。ところが、野球音痴の私は「なるほど」とか「そうなんですね」とあいづちを打つばかり。これでインタビューは大丈夫だろうか。。
いざインタビュー開始。私ならではのチグハグなやりとりがありました。

わたし :「将来、球速が速くなると、トレーニングをしながら感じていましたか?」
隅田投手:「えっ、トレーニングのときは分からないけど。。」

 隅田投手は苦笑い。私は心の中で「ヤバイ、変な質問をしてしまったかな」と焦ります。すると隅田投手は「でも、キャッチボールの時に、球への力の伝わり方が変わったなとは思いました」と親切にフォローする調子で言葉を続けてくれたのです。

 

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投稿者名:WEB特集投稿時間:20:00

立花隆と長崎


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ことし4月に亡くなったジャーナリストの立花隆さんは、長崎市に生まれ、2歳まで長崎に住んでいました。そして晩年になって再び故郷に頻繁に足を運んでいました。
長崎の人々にどんな印象を残したのでしょうか。

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立花隆さんが生前愛用したオーディオセットを譲り受けたのは長崎市職員の長瀬雅彦さんです。長瀬さんはユニークな初対面をきっかけに「知の巨人」と懇意になりました。
 
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11年前、長瀬さんは長崎市役所で軍艦島の世界遺産登録に向けて情報発信にあたる部署にいました。

ある日、長瀬さんは長崎を訪れる立花さんを軍艦島に案内役を急きょ命じられます。
でも、あまりに急だったので、移動手段の公用車が確保できませんでした。
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「やってやろう!」
長瀬さんが乗り込んだのは、自分の愛用車の「ワーゲンバス」でした。
レトロな愛車で、立花さんの滞在ホテルに迎えに行ったのです。
長瀬さんのワーゲンバスを見るなり、立花さんは「今日はこれで行くの!」と大喜び。
同時に立花さんからの質問攻めがスタートしました。

長崎市職員 長瀬雅彦さん
「どこで買ったとか、いつ頃の車なのか、どこまでオリジナルなのか、そんなことをどんどん尋ねてきた」

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投稿者名:WEB特集投稿時間:19:18

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