秋の空が広がる日に 斎藤 綾乃
2020年11月27日
みなさん、こんにちは。
さわやかな秋空から寒気の低い雲が見え始める季節に移り変わってきていますね。気象予報士の斎藤綾乃です。
まだ秋の空が広がる先日、長崎市の立山公園の上にある金毘羅山を登ってきました。
中腹の金毘羅神社の周りでは、ちょうど紅葉が始まったころで、いろいろな葉の色を楽しむことができました。
金毘羅神社の裏側に『長崎金星観測碑』があるのをご存じですか?
1875年に太陽面を金星が通過するのを観測するために長崎を訪れたフランスの観測隊が残したものだそうです。
その少し奥には、観測台の跡も。レンガの部分だけが残っています。
碑や観測台のある場所は、眺望がすばらしく、観測に適していたのだと思います。
今では、女神大橋を真正面に見ることができますが、
145年前、金星を観測するためにやってきた異国の人たちの目にはこの景色がどのように映っていたのでしょうか。
標高366メートルの頂上からの写真はこちら。
まさに秋の空ですね。秋はいろいろな雲が見られるので空を見るのが楽しいです。
そろそろ過ぎ去る秋を堪能した1日でした。
投稿者名:斎藤 綾乃投稿時間:10:00