恐竜博物館オープン! 福光 瞳
2021年11月5日
こんにちは♪
風が心地よく、すっかり秋になりましたね。
さて、ちょうど1年前のリレー日記で「恐竜博物館」の取材の様子を載せました。
https://www.nhk.or.jp/nagasaki-blog/cas-hukumitsu/446609.html
あれからあっという間に1年がたち、10月29日、ついに「長崎市恐竜博物館」がオープンしました!!!
オープンの日、私はNHK福岡放送局に出張して「はっけんTV」に出演し、
九州沖縄の皆さんにその魅力をお伝えしてきました。
より多くの人に知っていただくべく、リレー日記でもお伝えします!
博物館の施設構想から展示まで中心になって準備をしてきたのが、学芸員の中谷大輔さんです。
1年前には、化石の発掘調査や恐竜の魅力を伝えるための出前授業にも密着しました。
恐竜好きの中谷さんが、隅から隅まで工夫を凝らした恐竜博物館。
まずは、イチ押しの展示からご紹介します!
ティラノサウルス科大型種の歯の化石
なんとこちらは本物の化石。
何の変哲もない化石に見えますが、実は大発見!と言える化石なんです。
今まで日本で見つかっていたティラノサウルス科の化石はどれも小型種のもの。
この歯の化石の発見が、はるか昔の日本で10m級の大型種のティラノサウルスがかっ歩していた裏付けとなりました。
ティラノサウルスの全身骨格
先ほどの歯の化石の持ち主に相当するティラノサウルスの全身骨格レプリカです。
身長153㎝の私と比べると大きさは一目瞭然。約13m、世界最大級です!
この全身骨格のレプリカには、中谷さんとっておきのこだわりがあります。
それは、正面に立つと、ティラノサウルスと目が合うこと。
迫力を感じてもらおうと、中谷さんのアイデアで頭を下げて目が合う角度で設置されています。
今にも食べられそう!!!
約8,100万年前の長崎市の様子を描いた壁画
約8100万年前の長崎市の様子を推測して描かれています。
大きなティラノサウルスは、長崎で見つかった歯の化石から推測される全身像。
周りの小さな生き物や植物もすべて、長崎で化石が見つかっているものを反映させているそうです。
この世界が長崎に広がっていたと思うと...、恐ろしさを感じます!汗
ティラノサウルスの恐竜ロボット
最後は、リアルな恐竜ロボットです。
歯の化石を元に作られたこのロボット、動きます!そして、ガオーッと鳴きます!
最近の学説を元に作られていて、頭と腕に毛が生えているのが特徴です。
また、ティラノサウルスの色はまだ科学的には分かっていないため、今いる生き物を参考に色をつけています。
見た目も動きもとてもリアルで迫力満点!大人の私でもすごく怖かったです!!!
皆さん、行ってみたくなりましたか?
ここでは紹介しきれませんでしたが、他にも楽しめる施設が多く併設されています。
中谷さんは「しっかり認めてもらい愛着を持ってもらえる施設にしたい。今後の恐竜研究に貢献できる施設にしていきたい」と話してくれました。
1年以上前から取材させていただき、私も楽しみながら作った企画でした。
タイムスリップしたかのようなロマンと迫力があふれる空間で、恐竜のことはもちろん、長崎のことを深く知ることができる場所になっています。
中谷さんをはじめ大勢のスタッフの思いが詰まった恐竜博物館が多くの人に愛されますように。
※長崎市恐竜博物館は感染症対策のため当面ホームページでの事前予約制となっています。
一緒にお伝えしたNHK福岡放送局の辻本キャスターと♪
投稿者名:福光 瞳投稿時間:13:00