NHK長崎放送局 アナウンサー・キャスター リレー日記

乳がん検診のすすめ  福光 瞳

こんにちは♪
厳しかった残暑も少しずつ和らぎ、朝晩は特に涼しくなってきましたね。
秋が一番好きなので、この心地よい涼しさが続いてほしいなと思っています。

さて、今回は、先日「イブニング長崎」で放送した企画をリレー日記でもお伝えします。

まずは、女性の皆さんに質問です。
「乳がん検診」を受けたことがありますか?

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実は10月は「乳がん月間」、別名「ピンクリボン月間」とも言われていて、乳がん検診で早期発見を呼びかける活動が世界中で行われています。

NPO法人「ピンクリボンながさき」理事長の内海文子さんをスタジオにお招きして、お話を伺いました。
内海さんは2007年にこのNPO法人を立ち上げ、14年間、理事長として活動をされています。
 
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コロナの影響

乳がんに限らず「がん検診」の受診者数が大幅に減少しています。
コロナ前の2019年と2020年では、なんと3割、人数にして約173万人も減っているのが現状。
発見されずに進行しているがんが増えていると、医療従事者の方々が懸念しているようです。

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乳がんは、女性ががんの中で最も多く、最近は、女性の9人に1人が乳がんになる時代とも言われています。他人事ではない数字ですよね。
ただ医療の発達で、早期発見し適切な治療さえ受ければ、完治・生存率が高いがんでもあるそうです。



乳がんの進行イメージ

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乳がんは小さいしこりから始まり、1㎝の大きさになるまでは数年かかるそうです。
そのため、2年に1回乳がん検診を受けていれば、ほとんどが早期発見につながります。
逆に、がんは大きくなればなるほど進行スピードが上がっていくため、早期発見することが何より重要!乳房を切除しなくて済むこともあるそうです。

乳がん検診のすすめ

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内海さんが、20代からできる乳がん検診を教えて下さりました。
自分で触ってしこりがないか確かめる自己検診なら、気軽にできます。
「まだ大丈夫」と思っている方も、自己検診から始めてみませんか?

そして、気になるのが、検診費用。
 
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意外とお手頃…!と思った方、多いのではないでしょうか?♪


内海さんは福岡県の病院で看護師として勤めていたとき、乳がんによって40代の母親を亡くした親子の様子を見てこうした悲しい思いをさせてはならないと思い、その後NPO法人「ピンクリボンながさき」を立ち上げました。番組内でも「家族や大切な人を悲しませないためにも、定期的に乳がん検診を受けてほしい」と話してくれました。

私もまずは月に1回、自分で触っての自己検診から始めてみます!皆さんも一緒に始めましょう!

NPO法人「ピンクリボンながさき」では、乳がんに関する電話相談を受け付けています。
何か気になること、不安や心配などがあれば気軽に相談してみてください。

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内海さん、大切なお話をありがとうございました。

投稿者名:福光 瞳投稿時間:10:00

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