NHK長崎放送局 アナウンサー・キャスター リレー日記

生中継「時津町発!段ボールの可能性を求めて」  関根 太朗

こんにちは。関根太朗です。先日、時津町にある段ボール工場からの生中継を担当しました(6月22日 イブニング長崎)。

6月は、夏野菜の出荷とお中元シーズンを控え、段ボールが大活躍する時期。この工場では毎日15万ケース以上の段ボール箱を作っています。

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そもそも、段ボールの原料は何なのか。こちらの「段ボール原紙」です。


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高さ180センチ、重さ1.4トンあります。「段ボール原紙」の原料は95%が古紙。そして、古紙のほとんどが段ボール。つまり、段ボールの原料は段ボールなんです。段ボールは、リサイクル率95%を誇る環境にやさしい素材です。そして、形や大きさを自由自在に加工できる点も大きな強みです。工場の一角には、なんと「段ボール遊園地」があります。

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一番右にあるのはすべり台、中央奥にあるのは回転木馬。これらの遊具はすべて段ボールで作られています。去年からは、時津町のふるさと納税の返礼品としてこんな段ボール製品も登場しています。

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左にあるのは、段ボールハウス。簡単に組み立てられる上、子どもが中に入って遊べます。
右は、段ボールで作った机とイスです。軽くて頑丈。イスが机にぴったりと収まりコンパクトなのも魅力です。

そして、この工場で、特に力を入れているのが、災害対策の段ボール製品です。

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まずは、段ボールベッドです。私も横になってみたのですが、ビクともしません。段ボール がクッションの役割をして、寝返りを打っても大丈夫。衝撃も吸収してくれます。500㎏の重さまで耐えられるそうです。5年前の熊本地震の際には、この工場から300個の段ボールベッドを提供したということです。

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続いて、こちらは段ボールトイレ。赤ちゃん用のおむつに付いている凝固剤と袋がついています。すぐに固まって漏れません。衛生面も安心です。
さらに、新型コロナウイルスの感染が広がって以降、医療機関や介護施設、サービス業など、各方面から問い合わせがあり、新たに作り始めた段ボール製品があります。それがこちら。

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飛まつ防止のためのパーティションです。長いパーティションは2.5メートル。段ボールの枠組みの中には、しっかりとした透明フィルムが張られています。段ボールは、大きさも形も自由自在に作れるので、要望にあわせてオーダーメードのパーティションを作ることもできます。県内各地の事務所、学校食堂、病院、郵便局などで使われています。新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地から4000個の注文があったそうです。

日本紙器株式会社の杉本和基さんは、「段ボールは衛生的でリサイクルできる持続可能な包装資材。これからの時代、多くの場面で活躍できると考えている。段ボールを使って、様々なアイデアをカタチにしていくことで、ここ時津町から長崎を盛り上げていきたい」と話していました。

遊具から、災害対策、コロナ対策まで。私自身、活躍の場を広げ続ける段ボールの可能性を強く感じました。

では、またお目にかかります。

投稿者名:関根 太朗投稿時間:10:00

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