NHK長崎放送局 アナウンサー・キャスター リレー日記

長崎の皆様よろしくお願いいたします  野村 優夫

7月1日に長崎局に赴任した野村優夫です。

長崎には初任地として1992年に赴任し、1996年まで勤務しました。長崎は、社会人として様々な経験をさせていただいた、私にとって「第二の故郷」と言える土地です。

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当時は、雲仙・普賢岳が激しく噴火している時でした。被災された皆さんと支援されている方々が、膝を突き合せながら、どのように復興の歩みを進めればいいのか、懸命に考えていらっしゃいました。その真摯な姿が、強く記憶に残っています。

例えば、立ち入り禁止の区域に暮らしていた方々の生活再建をどうすればいいのか。当時は、地震保険に加入する人も少なく、十分に機能していない状況でした。

そこで、九州弁護士会などが中心になって勉強を重ね、「被災者の財産の損失補填や救済措置,災害対策基本法などの見直しや法整備を求める」提言を出しました。すぐには実現しませんでしたが、後に阪神・淡路大震災を経て、被災者生活再建支援法の制定に繋がる一つの種となりました。

社会的課題に対して、解決するため市民や行政の方々が一緒になって奮闘する姿に感銘を受け、メディアの人間として、どうしたらその一助になれるのか、考え続けなくてはならないと思わされた体験でした。

 

県内の色々な場所にお邪魔し、中継も数多くさせていただきました。下の画像は、小浜の「温泉プール」で中継をしたときのものです。

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温泉を使ったプールなので、冬でも水泳後、湯冷めしません。お湯の吹き出し口付近では、地域のお年寄りなどが集まって、湯治に利用している姿もありました。極め付きは、外の源泉で作る温泉卵。5分で半熟、10分で固ゆでになるそうで、水泳の合間に子供たちがパクついていました。実際に現場に足を運ばないと知ることができない、暮らしの営みがあるのだ、ということを教えていただきました。

その他にも、豊かな食に触れ、世の中にこんなにおいしいものがあるのか、と感銘を受けました。くんち、精霊流し、潜伏キリシタンなどを取材する中で、歴史・文化の奥深さを感じることもできました。

 

年月を経て、今の自分にできることは何か。改めて見つめ直したいと思います。そして、県民の皆様に、少しでも役立つ放送をお届けできるよう、努力していきます。

よろしくお願いいたします。 

 

 

 

 

 

投稿者名:野村 優夫投稿時間:07:00

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