「坂道をゆく」⑧ 池田 耕一郎
2022年1月24日
こんにちは。リレー日記「坂道をゆく」の第8回です。この連載は長崎県内の坂道を全身で体感して、長崎の歴史や文化、自然の魅力を探っていこうという、まったく個人的な趣味の企画です。どうぞ、お付き合いください。
第8回 「弱虫ペダルの坂」前編
今回の「坂道をゆく」はマンガ「弱虫ペダル」に関連する記事です。「弱虫ペダル」の主人公は小野田坂道くん。この連載にピッタリの組み合わせではないですか!!
実は作者の渡辺航さんは長崎市の出身です。そうしたご縁で去年、長崎市の下水道共用開始60周年を記念したキャラクターマンホールが登場しました。長崎市内に全部で9つあり、それぞれデザインが違います。
そこで去年12月、「弱虫ペダル」ファンとしてマンホールをめぐる旅に出かけました。
まず、最初に向かったのは東長崎にある長崎街道中里ふれあい公園です。こちらは作者の渡辺さんの出身地の近くだそうです。この公園にあるのが箱根学園の真波山岳くんのマンホール。直筆で「みんな生きてる!!」と書いてあります。
「生きてる!!」という言葉は真波くんが坂を駆け上がりながら良く言うセリフですね。私もこの言葉が大好きです。外を走っているとき、風や匂いなどを五感で自然を感じ、細胞の一つひとつが躍動して、「生きてる!!」と感じられる瞬間があります。そして、世界のみんなも同じように「生きてるんだ!」という、命の普遍的な素晴らしさに気づくわけです。
真波山岳くんのマンホールへは往復30kmのランで訪問。
そして、残りの8つは自転車で巡ってきました。
2つ目のマンホールは主人公、小野田坂道くん。長崎市中心部の松ヶ枝ターミナルにあります。坂道くんの後ろに描かれているのは長崎港と稲佐山ではないですか!ちなみにマンホールの向かいにある旧香港上海銀行長崎支店記念館では坂道くんのマンホールカードが配布されています(まん延防止等重点措置のため2月13日までは休館です)。
3つ目のマンホールは箱根学園の葦木場拓斗くん。その潜在能力の高さと天然ボケな性格がツボにはまります。同じボケを何度も重ねる、いわゆる「天丼」の名手でもあります。独自の世界観を持っている葦木場くんですが、個人的には京都伏見の御堂筋くんワールドに巻き込まれない唯一人の存在なのではと思っています。
さて、ここから伊王島へと向かいます。
伊王島大橋を渡る前に箱根学園の新開悠人くんをゲット。
お兄ちゃんの隼人くんと同じくエナジーバーが好物な悠人くん。決め台詞は「速いですか?」「近いですか?」「答えはイエスですか?」。この韻踏む感じが好きです。なお、このマンホールは対向車線側にあるので、伊王島からの帰りに寄った方が良いですね。
さあ、いよいよ伊王島大橋です。ここの坂道は上っても下っても絶品、絶景です。「生きてる!!」と実感できる瞬間です。島の海岸沿いに自転車を走らせて伊王島海水浴場へ。
ビーチの前にいたのは箱根学園の新開隼人くん。おなじみのバキュンポーズにやられました。女性ファンの多い隼人くんですが、四十歳を超えたオジさんのハートも見事に撃ち抜いてくれます。ズキュン!
そして伊王島灯台へ。
(今回は写真を撮り忘れたので夏に撮ったものです)
その手前にあるマンホールが箱根学園の福富寿一キャプテンです。貫禄ありありです。常に王者としてのプレッシャーにさらされ続けながらもチームを統率する精神力に、中間管理職としていつも感服させられます。実際、あれだけアクが強くて個性的なメンバーをまとめ上げるのは凄すぎる…。
ということで今回は5つの「弱虫ペダル」マンホールをご紹介しました。つづきは後編で!
「イブニング長崎」で渡辺航さんに「弱虫ペダル」にかける思いを聞きました。
こちらもぜひご覧ください!答えはイエスですよね?
インタビュー動画はこちらからご覧ください!
投稿者名:池田 耕一郎投稿時間:12:00