2022/07/28(Thu) 16:30ノルディック複合 山本涼太選手

6月上旬、
ノルディック複合の山本涼太(やまもと・りょうた)選手
を取材しました!

takino0728_1.jpg


※ノルディック複合は、スキージャンプとクロスカントリーの成績で順位を競います。

山本選手は、木島平村出身の25歳です。
ことし2月の北京オリンピックに初めて出場し、1チーム4人で行う団体で銅メダルを獲得しました。
この団体で、アンカーを任されたのが、山本選手です!
ノルディック複合団体として、日本の28年ぶりのメダル獲得に貢献しました。

 

私もテレビでその瞬間を見ていましたが、山本選手がゴール直前にラストスパートをかけて3位に入ったシーン、今でも思い出せます!

その山本選手に、たっぷりお話を伺いました。
まずは団体のレースを振り返ってもらうと。

takino0728_2.jpg

山本選手
「メダルを取れてほっとしています。

出場した4選手のうち最年少でしたし、先輩方の走りとジャンプを見てきた中で、4番手で飛んで4走で走ってというあの緊張感はあまり経験することがなかったので、すごくゴールしてからほっとして、そこからも思い出すだけでもまだ少しほっとできるような、そんな試合だったかと思います」。

その山本選手。個人ではノーマルヒルとラージヒルのジャンプで1位と2位でしたが、
クロスカントリーで順位を落とし、個人ではメダルに届きませんでした。

北京大会の教訓を踏まえて、現在はクロスカントリーの強化を中心に取り組んでいます。

takino0728_3.jpg

雪がないこの時期は、板に車輪がついた「ローラースキー」を使って練習します。

takino0728_4.jpg

外国の選手と比べて小柄な山本選手。
筋力の差をカバーしようと、「効率的に滑る技術」の習得を目指しています。

takino0728_5.jpg

スキー板と地面が隙間なくぴったりくっつくようなフォームを作り上げようとしています。

takino0728_6.jpg

さらに、短く休憩を挟みながら15分ずつ4回滑るインターバル走にも取り組みます。
平均20分程度のレースの3倍の時間を滑っても、フォームを崩さず一定の力を出せるか確認していました。

山本選手
「フォーカスしているのは足の部分で、より力を使わず、極力(力を)抑えた状態でスピードを出すことによって、最後のスパートとか、同じスピードでも、力を抜いて走れたたりとか余裕が生まれます」。

小学4年生から本格的に競技を始めた山本選手。
15年も打ち込み続ける理由を聞いてみると。

takino0728_7.jpg

山本選手
「多分この競技が好きなんだと思います。
スキー全体を通して今できるスポーツが、飛ぶ、滑る、登ったり下ったりというのがありますけど、それを全部できるのがコンバインド(複合)しかない。これはすごく魅力的なのかなと思います」。

takino0728_8.jpg

次のシーズンは11月末に始まります。目指すメダルはもちろん・・・!

takino0728_9.jpg

山本選手
「世界選手権(来年2月開幕予定@スロベニア)のメダルをもちろんまだ取っていないので、世界選手権の金メダルを狙っていますし、2026年のオリンピックも狙っているので。全て金でおさめたいと思っています」。

山本選手、ありがとうございました!
取材の中では疑問に思うことをたくさんお聞きしましたが、
山本選手はひとつひとつ丁寧に答えて下さりました。
非常に礼儀正しく、お話も面白く、楽しく取材させていただきました。

takino0728_10.jpg

最後に、1番印象に残った話を書きます。
山本選手は、昔から「金メダルを取ることが夢」でしたが、
オリンピックが始まる前はあまり公言せず、当日を迎えたそうです。
その大舞台。個人戦ノーマルヒルではジャンプで1位を取り、
クロスカントリーを1番手でスタートした山本選手。
このまま抜かされなければ金メダルという状況でしたが、
「“金メダルを取りたい”と口にしていないことなどから、
緊張したり、体が硬くなったりしていつもの滑りができなかった。
口にする、公言することはすごく重要だと思っている」
と話していただきました。

目標を達成したければ「公言」する。
このインタビューで、山本選手から生きていく上で大切なことを学び、
前向きな姿に元気をいただきました。
山本選手の今後のご活躍も楽しみにしております!

投稿者: 瀧埜ひとみ  | 

ページの一番上へ▲