2019/02/02(Sat) 10:00福俵曳き②

年始にお邪魔した安曇野市の伝統行事、「福俵曳き」での様子を2回に分けてお届けしています。

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水につけたりしてひいてきた福俵は、およそ80キロにもなるといいます。
10:30、新田公民館の前に戻ってきました。
ここで、この祭りが奇祭と呼ばれる理由のひとつが。

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なんと、組体操のようにして人間のやぐらを作るのです。一番下には…男性の姿が。

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男性3、4人を土台にして5段のやぐらになるよう、どんどん上に人が乗っていきます。

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敷かれているのは、50代から60代の区の役員です。福俵に敷かれると福をもらえると言われているそうですが、大丈夫なのでしょうか…?

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子どもたちも、固唾をのんで見守ります。お父さんたち、かっこいいね!

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ついに両区のやぐらが出来ました!すごい迫力です!区長さんもパシャリ。

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そして福をたくさん集めた福俵は、ことしオープンという奉納先のお店へ。

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やっと着いた~!と思っても、すぐに奉納とはなりません。
福を招き入れたい、という奉納先と、苦労して集めた福をそう簡単に渡してたまるか、という若衆が、福の引き合いをするのです。

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引き合いの末、無事に奉納。福俵曳きは幕を閉じました。

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新田区誌より

江戸時代から続いていると言われている安曇野市豊科のあめ市、福俵曳き。
ことしも、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や家内安全を祈って盛大に執り行われ、バトンは次の親方へ。

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写真右は、ことしの親方の太田恭輔さん。
左は、来年、親方を務める予定の松澤平(まつざわ・たいら)さん。
また来年も、地域を元気に盛り上げてくださいね!
ここまで読んでくださった皆さんも、福がいっぱいの1年になりますように。

投稿者:田村有葵子 | 

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