【2019年8月30日(金)放送 ゆる信ワイド 信州!安心生活の心得 「防災」より】


防災


今回は防災についてです。
地域の防災に対してさまざまなアプローチをしている上田 道と川の駅 おとぎの里の防災イベントについて
代表・世話人の石井孝二さんにお聞きします。


Q:おとぎの里は“道と川の駅”ということですが、どんな施設ですか?


石井さん:千曲川、浦野川の自然環境を活かした「川の駅」と「道の駅」が一体となった全国で初めての施設です。公園内にはウォーキングコース、芝生広場、ドッグランなどが整備されています。
道の駅の敷地は8万平方メートル(公式サッカーグラウンドが7、8つくらいの大きさ)でその中にいろいろな施設があります。

Q:地域の防災拠点としての役割があるそうですね?


石井さん:施設内には国、市、おとぎの里とそれぞれが持ち寄った防災設備が整っています。
例えば国だと、防災倉庫やテント、毛布、仮設トイレ、と発電機付き投光器など。
上田市のものはブルーシート、ソーラー電池、ドクターヘリが発着できるヘリポートなど。
そして、おとぎの里としてはガスなどの燃料、トイレなどに使える水、店で取り扱っている食材、災害対応自動販売機などがあります。

Q:そんなおとぎの里で9月7日(日)に開催されるのが「安心・安全イベント2019」。
どんなイベントですか?


石井さん:今年で19回目になる、たのしみながら防災について学べるイベントです。
毎年およそ4000〜5000人ほどが訪れます。パトカー、白バイ、救急車消防車、そして災害対策車両などの車が勢ぞろいしたり、有料ですが、ヘリコプターに乗って地域を上から見る体験も企画しています。
空の上から見ることで地形や堤防など客観的に見ることができるので自分の住んでいる地域のことを知ることができます。

Q:スタンプラリーや防災倉庫の公開なども行うとか?


石井さん:スタンプラリーは出展しているブースを巡るとスタンプがもらえます。スタンプを集めると非常食をプレゼントします。こどもたちも楽しんで参加してくれます。
また、、防災倉庫にある毛布やテント、トイレなど防災時に使用する備品の公開も行います。

Q:今年初めての催しはありますか?


石井さん:今回は地域間交流ということで、災害時に車両が通れない場所に駆けつけることができる、静岡市のオフロードバイク隊のみなさんに来ていただきます。地域間交流ということで、それぞれの地域で防災に対してどのような取り組みを行っているのか知ることのできるいい機会だと思います。また、いざという時に地域単位でも助け合うために、こうした交流を持つことが大切だと考えています。
この他にも、近代測量150年の節目ということで、国土地理院の出展もあります。過去の航空写真や地形図の展示や、地形を測量する技術の移り変わりなどを紹介していただきます。地方気象台では基調講演や防災ディスカッションを行ったりと、今年初めての催しも盛りだくさんです。

Q:国土交通省やほかの地域との交流など、かなり大規模な防災イベントで、今年で19回目。
かなり続いていますね。


石井さん:はい、実は道の駅は平成22年にスタートしたので、道の駅が今の形に完成する前から始まったイベントなんです。

Q:どうしてこういったイベントを?


石井さん:はい、防災活動や災害時における「自助・共助・公助」のあり方を、我々住民や行政機関、地域の様々な団体が一緒になって考えたり、話し合いながら、防災意識を日常的に定着させていって、安全・安心な地域を、みんなでつくっていければと思い、企画しました。
そうはいうものの、あまり堅い感じでは集まりづらいので、子供から大人まで、楽しみながら学べるようにしようと、行事の名前も、あえて「イベント」にして、住民、行政、市も県も国も、また、諸団体が、持ち寄りの精神で、いわゆる官民連携で、情報発信・体験・実演・交流の場を一緒につくって開催してきました。

Q:9月以外にも防災イベントを行っている?


石井さん:防災に関してのイベントは、9月と12月の2回行っています。
12月には、施設内からの出火や河川の増水、施設への避難者受け入れといった、主に3つの想定による訓練を実施しています。
内容は、火災時の避難訓練や消火訓練、河川増水を想定した自治会との伝達訓練、災害対応備品である仮設トイレやテントの組立訓練等を実施しています。
また、消防団の皆さんとの炊き出し訓練も行っています。

Q:最後にラジオをお聴きの方へメッセージをお願いします。


石井さん:自助、公助、共助のあり方を、我々住民同士として、また、自治会や自治体、県や国の機関の皆さんと、共に考える機会にしていただけたらと思います。
それがまさに、私たちがテーマとしている「リスクコミュニケーションの醸成」ですが、ぜひ、イベントに参加いただき、楽しみながら共に考えたり、話し合ったり、または、ご自宅や地元で、考えたり話し合ったりするキッカケにしていただければと思います。

↑ ページの先頭へ