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2014年4月18日(金)

「信州さくら物語~桜に込めた思い~」

冬が長い信州で、とりわけ春を象徴する桜。そこには歴史や人生をこめる人々の物語がある。樹齢400年の親とその子、2本のしだれ桜が生える須坂市長みょう寺をベースに、信州のさくらにまつわる3つの物語を紹介する。※「みょう」の字は玄+小と書く

○長玅寺

・境内には親子と見られる2本のしだれ桜。古い桜の木は樹齢400年以上と見られる。

・開花は平年並み。見頃は来週末くらいまで。

・昼間、および灯りを付けている夜9時ころまで鑑賞可能(灯りは散り始めくらいまで)。

所在地:須坂市大字豊丘字内山2787

【お問い合わせ】 TEL:026-215-2225 (須坂市観光協会)

○高遠城址公園

 公園内には約1500本以上の桜があり、樹林は「県の天然記念物」に指定されている。桜の多くはコヒガンザクラ。ソメイヨシノより花が小ぶり、赤みがあるという特徴を持つ。桜のシーズンには、 毎年25万人の観光客が訪れる。 4月1日から30日まで「高遠さくら祭り2014」が開催されていて、出店などが並ぶ。今年の満開は16日。観光協会によると見頃は22日くらいまでとのこと。

所在地:伊那市高遠町東高遠2295

【お問い合わせ】 TEL:0265-78-4111 (伊那市観光協会) 

○高遠焼「花窯」

  高遠焼は19世紀から高遠町で作り続けられてきた焼き物の総称。唐木敬次さんは「花窯」で高遠焼を作り続けている。「花窯」では、湯飲みや花瓶などの展示販売も行っている。なお、番組内で登場した「桜花釉 (おうかゆう)」は、唐木さんが考案し名付けた釉薬のことで、「花窯」のオリジナル。

所在地:伊那市高遠町東高遠451-1

【お問い合わせ】 TEL:0265-94-9542

○結婚記念写真の撮影

  今回撮影を行ったのはフォトスタジオ「シャレニー」。結婚写真だけではなく、シチュエーションに応じたロケーション撮影を行っている。

所在地:シャレニー長野店 長野市鶴賀緑町2214

【お問い合わせ】 TEL:026-238-1770

 

○舞台桜 

正式名称は「麻績の里(おみのさと)舞台桜」。樹齢350年のエドヒガンザクラ。通常、桜は種類や木ごとに花びらの枚数が同じであるが、この桜は突然変異により、花ごとに花びらの枚数が異なる(5枚~10枚)。現在、このような特徴を持つ桜はこの舞台桜だけ。飯田市の天然記念物に指定されている。名称の由来は、隣接する建物。この建物は座光寺小学校の急行はである「舞台校舎」で、明治7年に建てられた。もともと1回部分を芝居用の舞台として、2階部分を校舎として使用していたため「舞台校舎」と呼ばれた。現存する学校建設としては長野県最古のもので長野県の宝「県宝」に指定されている。

所在地:飯田市座光寺2516

○子ども桜ガイド 

毎年、舞台桜が見頃になる4月中旬の土日(大体2週目)2日間で開催される「さくらまつり」に合わせて集められるボランティアの桜ガイド。座光寺小学校の生徒と、同校OB、OGの中学生が自主参加。8年前に結成され、以来毎年子どもたちがガイドを務めている。3月中に希望者を募り、講習会を開くなどして桜や地域の史跡・歴史などを学び、ガイドに備える。特に年齢制限を設けていないが、中学卒業と同時に卒業するのが慣例となっている。今年は2日間で22名が参加。小学3年生から中学3年生までが集まった。来年も開催予定。

所在地:飯田市座光寺2535

【お問い合わせ】TEL0265-22-1401 (飯田市座光寺公民館)

 

○写真家:渡辺典博(わたなべ・のりひろ)さん

全国の巨樹巨木を撮影してきた写真家。

・撮影した桜:「原の閑貞桜」(はらのかんていさくら)

 品種はシダレザクラ。

 昭和42年に、県の天然記念物に指定されていたが、枯死とともに解除。

 樹齢は300年近く。現在、「原の閑貞桜」は枯死している。(平成23春、枯死)

 まわりには、桜が3本くらい植えてあり、今年の見ごろは4月下旬から5月上旬。

 所在地:長野県信濃町

 【お問い合わせ】TEL:026-255-3226 (信濃町観光協会) 水曜定休

 


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