これまでの放送

2012年4月20日(金) 総合テレビ 後7:30~7:55

信州の山で何が ~深刻化するシカ問題~

各地で深刻な食害が問題となっているニホンジカ。長野県ではシカの数が10年前の3万頭から10万5千頭にまで急増し、野菜など農林業の被害は年間5億円以上に達している。生息域は高山帯にも広がり続け、南・中央アルプスではシカに樹皮を食べられた森の木々が次々と枯れている。専門家からはこのまま森の荒廃が進むと、土砂災害の恐れも指摘されている。
被害を食い止めるため、長野県はシカの捕獲数を増やす方針を打ち出したが、ハンターの減少などで苦戦が続いている。そうした中、上伊那地域の猟友会では市町村の境を無くし、連携して猟にあたる“広域捕獲”を導入。さらに銃を使わないワナ猟に力を入れ、大きな効果を挙げている。
番組では、増え続けるシカとどう向き合い、被害を抑えていくのか考えた。

■ゲスト
信州大学農学部准教授 竹田謙一さん

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