これまでの放送

2011年4月22日(金)

【ゲスト】
 木村和弘さん(信州大学特任教授)
 宮下加奈さん(社団法人「減災・復興支援機構」理事)

特集

大震災と向き合う ~信州から明日へ~

3月11日、東北地方に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。その翌朝、長野県北部の小さな村を震度6強の大地震が襲った。あれから1カ月。県内には2つの大地震の影響が今も色濃く残っている。
家の大半が損傷し、一時は村人の8割近くが避難生活を送っていた栄村。村を離れる人が相次ぐ中、地域の絆をどう守るのか?村は瀬戸際に立たされている。
さらに原発事故に伴い、福島県南相馬市から避難してきた住民たち。いつ故郷に戻れるか先行きが見えない中、生活をどう立て直すべきか、苦悩が続く。
一方で、影響が広がる観光業や製造業の現場では、新たな挑戦が始まっている。長野県は他の自治体とともに大型連休を目前に自粛ムードに危機感を覚えた観光関係者が外国メディアを招待して「安全」をアピールするなど、観光客の呼び込みに総力を注ぐ。
製造業が盛んな松本市周辺では、工場に空スペースがある企業を募り、東北で被災したメーカーに間借りさせて、再建を支援しようというユニークな取り組みが始まっている。
番組では2つの地震が県内にもたらした様々な影響、そして、ダメージから立ち直ろうと歩み始めた人々の姿を見つめる。

→ページの先頭へ戻る