長野県高森町に避難している元ウクライナ兵の男性が、広島市を訪れました。軍事侵攻後、町が破壊されロシアによる核の脅威にさらされている母国と被爆地の惨状を重ね合わせた男性が、平和への思いを語りました。
ことし4月、高森町にウクライナ兵だった男性が避難してきました。ロシアによる軍事侵攻後、男性は志願兵として最前線で戦いましたが、けがをして除隊。空手を通じた縁で避難が実現しました。男性には日本でかなえたかったこと、そして伝えたい思いがありました。
今回の「身近な疑問」は「信州ではたけのことサバのみそ汁が人気だが、なぜたけのこにサバ缶を合わせるようになったのか」というものです。これは主に北信地域で食べられている「たけのこ汁」です。この伝統食を調べました。
4月15日、飯田市の観光の呼び物の1つ、天竜川の船下りが本格的に運航を再開しました。経営難で事業を撤退した前の運営会社から解雇されたものの、新しい運営会社のもと、船頭に復帰した男性は、再出発へ決意を新たにしています。
長野市の茶臼山動物園はことし8月に開園40周年を迎えます。これを記念して開園してから初めてライオン舎が新しくなり、4月22日から一般公開されています。「ライオンの丘」と名付けられ、2頭のライオンが暮らす新施設のこだわりは”眺望”です。
4月中旬、佐久市などが主催する「強歩大会」が2日間に渡って行われました。スタートの山梨県韮崎市からゴールの佐久市までの距離は78キロ。途中に野辺山高原があり、コースの高低差は1000メートルを超えます。新型コロナで中止が続き、54回目となることしは実に4年ぶりの開催。限界に挑戦した参加者を取材しました。
軽井沢町で行われたG7=主要7か国外相会合に合わせて、松本蟻ヶ崎高校の書道部が作ったある作品があります。作品には高校生たちが世界に届けたいと考えた平和への思いが込められ、国際メディアセンターに展示されて注目を集めました。
進学や進級で子どもたちの新しい生活が始まる4月。家計にとっての大きな負担の1つが、学校の制服ではないでしょうか。松本市にオープンした中古の制服の専門店を切り盛りするのは3児の母親。自身の切実な悩みが店を立ち上げるきっかけになりました。
「ひんずるさまが盗まれた!」。4月5日朝、善光寺関係者から警察に木像のびんずる尊者が盗まれたと通報がありました。しかし、通報から約2時間後には像は発見され、その約30分後には容疑者も逮捕されました。スピード解決の決め手になったのは、長野県警が今月から本格運用を始めたある通報システムでした。
飯田市の桜の名所に植えられた1本の八重桜が新しい品種と認定され、「龍江の誉」と名づけられました。この新品種の生みの親は、地元で「桜マニア」として有名な84歳の愛好家です。
適度な脂としっかりした食感が特徴の信州サーモン。今月軽井沢町で開かれるG7=主要7か国の外務大臣会合の夕食会でも食材のひとつに提案されています。海のない長野県で開発された信州サーモンを全国に広めようとする人たちの思いです。
2040年には、企業で働く人などの不足が全国で1100万人に達し、長野県は全国で3番目に不足率が高くなるという予測がまとまりました。担い手不足をどう乗り切るか。県内で始まった新たな取り組みのキーワードは「お手伝い」と「旅」です。
長野県信濃町の野尻湖と言えば、ナウマンゾウの化石が多く見つかっていることで知られています。60年に及ぶ発掘調査で、唯一、第1回から参加を続けている86歳の研究者がいます。大ベテランを今も発掘に駆り立てるもの- それは日本の人類史の「定説」を覆したいという熱意です。
なぜ長野はおやきが有名なのか?こんな身近な疑問が寄せられました。調べていくと、信州の風土が関係していたほか、郷土食を守ろうと行われた県のある取り組みが大きな役割を果たしていたことがわかりました。長野でおやきが食べられ、全国的に有名になった理由です。
昨年度、地方公務員を受験したのは全国で46万人余り。60万人を超えていた平成24年度から13万人以上も減っていて、これには少子化などが影響しているとみられています。こうした中、塩尻市は「日本最速最先端」を掲げて人材を確保しようと動き出しています。
2024年春に卒業する大学生などの就職活動が本格的に始まりました。NHK長野放送局では、県内に本社を置く大手企業5社の採用担当者に就活生の疑問や悩みをぶつける就活座談会を開催。最終回となる3回目は、いまの就活生が最も重視するという「ワークライフバランス」がテーマです。
2024年春に卒業する大学生などの就職活動が本格的に始まりました。NHK長野放送局では、県内に本社を置く大手企業5社の採用担当者に就活生の疑問や悩みをぶつける就活座談会を開催。第2回は、採用選考で最も聞かれる「学生時代に力を入れたこと」いわゆる“ガクチカ”がテーマです。
「栽培の技術をレベルアップしてふるさとに還元したい」東日本大震災後、福島県から長野県に移住し農園を営む男性は力強く語ります。決して楽なものではなかった慣れない土地での12年間。それでも前に進めたのは、遠く離れても色あせないふるさとへの思いがあったからでした。
2024年春に卒業する大学生などの就職活動が本格的に始まりました。NHK長野放送局では就活生の疑問や悩みを直接、企業にぶつける座談会を企画。県内に本社を置く大手企業5社から集まった採用担当者たちがホンネを語り合いました。
「若者の日本酒離れ」が指摘されるなか、長野市の大学生が酒蔵と協力して酒づくりに取り組み、県内で販売を始めました。どうして日本酒に興味をもち、どんな酒に仕上がったのでしょうか。
戦時中などに農業移民として旧満州、現在の中国東北部に渡った満蒙開拓団。長野県からは全国で最も多い人が移住しましたが、ソ連の侵攻など戦中戦後の混乱の中で多くが犠牲になりました。その悲劇を伝えるための慰霊碑や関連施設が県内にはありますが、当事者が亡くなったり、高齢化したりして記憶の継承が課題となっています。こうした中、飯田市の小学生が悲劇を伝え続ける必要があると考え、データベース化や保存といった活動に取り組んでいます。
山岳エリアの整備がされていないところ、いわゆる、バックカントリーでスキーやスノーボードをしていて事故に遭うケースが全国で相次いでいます。長野県でもことしに入り、雪崩に巻き込まれるなどして外国人を含む3人が死亡し、2人が行方不明になっています。バックカントリーを滑ることの魅力、そして、そこに潜む危険です。
戦時中、細菌戦などの研究を行っていたとされる旧日本軍の特殊部隊、通称「731部隊」をめぐって、去年開館した飯田市平和祈念館が揺れています。焦点となっているのは、元隊員らの証言をまとめたパネルの扱い。パネルの作成に協力した元隊員の思いとあわせて、今の動きをお伝えします。
長野オリンピックからことしで25年、開催都市の長野市などでは当時建設した施設の老朽化などに伴って多額の改修費が見込まれるなど、財政面での負担が大きくなっています。
身近な疑問に「信州はなぜ昆虫食が盛んなのか」と寄せられました。信州では特に東信と南信で昆虫食が定着しているとされます。昆虫食について調べたところ、盛んになった要因に“もうかる”がありました。一体どういうことなのでしょうか。
全国的に保育士が不足する中、信濃町は必要な保育士の人数を確保できないとして、来年度、4つの町立保育園のうち1つを休園にする方針です。この背景には、ニーズと待遇が大きく関係していることが分かってきました。
ことしは「鬼平犯科帳」「剣客商売」など多くの作品で人気を集めた時代小説の大家、池波正太郎生誕100年にあたります。代表作の1つ「真田太平記」の舞台、上田市では、生誕100年を記念してゆかりの施設が池波の誕生日の1月25日に無料で公開されました。
動物愛護や環境保護の機運が高まる中、革製品の新たな素材として脚光を浴びているのが、植物由来の革「ヴィーガンレザー」です。長野県では、特産のりんごの搾りかすを使った革製品の製造が始まっています。
多いときには7つの映画館があったという松本市中心部。しかし時代の変化とともに姿を消していきました。そんな松本の街なかでこだわりの映画の上映を独自に続けている男性に密着しました。
大学生など15人が死亡した軽井沢町のバス事故から1月15日で7年です。事故以降、バスの安全運行が図られてきましたが、死者が出るバス事故はあとを絶ちません。こうした中、国はデジタル技術を活用してバスの運行管理を行う制度を立ち上げ、長野県内でもこの技術を使って安全運行につなげようという動きが始まっています。
農林水産省の最新の調査によりますと、長野県は、ワイン用ぶどうの生産量が日本一。ワイナリーの数も約70軒にのぼります。ワイン造りといえば、経験豊富な職人が丹精込めて・・というイメージですが、県内最大の産地、塩尻市では、ワイン造りの新たなかたちが生まれようとしています。
身近な疑問に多数寄せられた「北信、東信、南信と来たら『西信』のはずなのになぜ『中信』なのか」という投稿。長野県庁も「中信」を使っていますが、その理由は知らないようです。調べていくと、ある対抗意識が「中信」という呼び名を生み出した可能性があることがわかってきました。
記録的な円安と物価高は、信州名物の「そば」にも影響を与えています。原料の多くを輸入に頼ってきた長野市のそば粉の製粉会社は、国産を増やすことでリスクを回避しようという取り組みを加速させています。
長野県内に2016年に移住してきた男性から「県内の一部地域ではごみを捨てる際に袋に名前を書かなければいけません。ごみを誰が出したか分かってしまい、プライバシーの侵害になるのではないでしょうか」といった投稿が寄せられました。県内の全自治体を取材したところ77の市町村のうち71が「ごみ袋に名前を求める」との回答でした。ごみ袋の現状や名前を求める理由を調べました。
10月中旬以降、長野県で新型コロナウイルスの感染者が急激に増え、直近1週間の新たな感染者数は、人口10万人あたり全国で3番目に多くなりました。全国的に見てなぜ長野県の感染者が増えているのかや感染のピークをいつ迎えるかなど専門家に聞きました。
県外出身の20代男性から「長野県ではお盆に天ぷらを食べる習慣があると聞くがなぜか」と「身近な疑問」が寄せられました。長野以外ではあまりないというこの習慣を調べてみると、特別な日をごちそうで迎えようという信州の食文化が見えてきました。
城下町として栄えた長野市松代町に、この秋、地元出身の画家がアトリエを設けました。その名も「秘密基地アトリエwanaka」。創作の場としてだけでなく、地域に活気を取り戻す拠点になっています。
農閑期の農家の副業として県内でも広く行われてきた「わら細工」づくり。生活様式の変化などから廃れつつありますが、その文化を未来に引き継いでいこうと、職人の道を選んだ男性が飯島町にいます。
北アルプス・槍ヶ岳にある山小屋の日常を追うシリーズ。最終回は10月中旬の小屋閉めから下山までの日々に密着。
新型コロナの水際対策が大幅に緩和され、長野県内のスキー場では外国人観光客の増加に期待が高まっています。主なターゲットの1つは南半球のオーストラリア。県の訪問団の一員として現地を訪れた、県内のスキー場経営者に密着しました。
北アルプス・槍ヶ岳にある山小屋の日常を追うシリーズ。
紅葉が始まった秋の風景をお伝えします。
県内を流れる千曲川の生態系に、最近、ある異変が起きています。そのきっかけと見られているのは、3年前に県内を襲った台風19号です。
長野県が毎日公表している新型コロナウイルスの病床使用率というものがあります。身近な疑問が寄せられたので調べたところ、意外なことがわかったのです。
人口1000人に満たない大鹿村に、地元の食材にこだわったレストランが本格オープンし、SNSでも話題となっています。出店したのは地元出身の男性。その本業は、飲食業のイメージとはほど遠い、意外な職業です。
ことしは鉄道が開業して150年です。そんな節目の年ですが、JR西日本と東日本が赤字になっている地方路線を公表しました。そのうちの1つに長野と新潟を結ぶ大糸線があります。大糸線の車両や沿線の風景に魅せられ、20年以上にわたって写真を撮り続けている男性が今、強く願うことです。
3年前の台風19号による豪雨災害で被害を受けた佐久市の川沿いの地区では、護岸工事など復旧作業が進んでいます。こうした中、水害対策のための新たな道路建設で住み慣れた土地から立ち退かざるを得ない男性がいます。複雑な思いを抱えながら地区の復興を望む男性の思いです。
ロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナには、避難したくてもできない人たちがいます。自力での避難が難しい車いす利用者などです。こうした状況に箕輪町の男性が、“ある器具”を使った支援に乗り出しました。
「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会との関わりについて、NHKは現職すべての長野県議会議員57人にアンケート調査を行いました。その結果、約2割にあたる11人が講演会やイベントに出席するなどしていたことが分かりました。その関わりの中身とは?
死者・行方不明者が63人にのぼり、「戦後最悪の火山災害」とも言われる平成26年の御嶽山の噴火から8年。ことし(令和4年)8月には山の7合目と麓に犠牲者の遺品などが展示されたビジターセンターが開館し、噴火の記憶を伝え、火山防災を周知していく取り組みが新たに始まっています。
豊丘村に住む昆虫好きの小学生が珍しいバッタを見つけました。ネット上では「幸せのバッタ」と呼ばれています。お手柄の小学生にも、さっそく、うれしい出来事があったようです。
ある妊婦が優先駐車場に車を止めたところ、高齢男性から詰め寄られ、あろうことかつえで足元を何度もたたかれたというのです。この優先駐車場は車いすの人だけでなく、妊婦も使うことができ、しかもこの女性はこうした駐車場を優先的に使うことを認める県の利用証も持っていました。この利用証は「信州パーキング・パーミット制度」というもので、女性からこの制度について「どのくらい理解が進んでいるのか?」と身近な疑問が寄せられたので、調べてみました。
標高2000メートル級の山の頂を目指して、急しゅんな山道を駆け登りタイムを競う「スカイランニング」。イタリアで開催された世界選手権に日本代表として出場した女性が長野県にいます。トレーニングに密着しました。
木曽漆器と言えば、信州を代表する伝統工芸品ですが、生活様式の変化などによって売り上げは低迷し、産地では、将来への危機感が高まっています。 こうしたなか、女性や若い世代に木曽漆器の魅力を伝えようと、漆とガラスを組み合わせた 新しいアクセサリーの販売が始まりました。
8月14日、長野市内の山あいにある地区で 新型コロナの影響で中止になっていた花火大会が3年ぶりに開かれました。 この花火大会は、地区の住民から募集したさまざまなメッセージが会場でアナウンスされてから花火が打ち上げられるというもので、地元の人たちが毎年楽しみにしている夏の風物詩です。 ことし、この場所で特別な思いで花火を見つめた1組の夫婦を取材しました。
少子化や生徒の部活離れなどで部員が足りない、もしくはラグビー部がないという高校が全国的に増えています。こうした高校から有望な選手を集めて合同チームを編成し、試合を行う全国大会が、ラグビー合宿の聖地、上田市の菅平高原で毎年夏に開かれています。ことしの大会には、地元・上田市の高校でたったひとり、ラグビーを続けている選手も出場し、これからのラグビー人生の糧になる充実した時間を過ごしました。
長野県民の多くに親しまれている「山賊焼き」。鶏肉をニンニクなどのタレに漬け込んで揚げた料理です。そんな信州名物の山賊焼きについて、「どうして揚げているのに“焼き”なのか」という身近な疑問が寄せられました。そこでそもそもの名前の由来を調べてみることにしました。
終戦から77年を迎えたこの夏、阿智村では、戦時中に戦意高揚などを目的に制作された「プロパガンダポスター」の展示会が開かれています。ポスターを後世に伝えた戦時中の村長の思いに日記や親族の証言から迫りました。
多くの登山者の憧れ、標高3180メートルの北アルプス・槍ヶ岳。その頂上近くにある山小屋が7月に営業を再開してから1か月ほど経ちました。夏山シーズンの最盛期を迎え、賑わいを見せている山小屋を訪ねました。
長野で太平洋戦争末期、本土決戦に備えて松代大本営の建設が進められ、軍や政府の中枢、さらには天皇を移す計画がありました。この松代大本営と同じ長野市内に、旧海軍が終戦直前まで地下壕(ごう)を掘っていたとみられる跡があります。海から遠く離れた長野で何をしようとしていたのか、住民グループによる調査が進められています。
音楽に合わせて踊りを交えながら文字を書く「書道パフォーマンス」。それに青春をかけた高校生たちの全国大会が「書道パフォーマンス甲子園」です。ことしも20校が書の美しさと踊りなどの表現力を競いました。前人未踏の3連覇を目指した松本市の松本蟻ヶ崎高校書道部の奮闘ぶりを取材しました。
暑い夏。大変な作業の1つが雑草を取り除く「草刈り」です。現状の主な担い手は、自宅や畑などの私有地だと、所有者みずからか、委託を受けたシルバー人材センター。道路などの公的な場所は、ほとんどが自治会です。しかし、人口減少や高齢化で草刈りの人手の確保が難しくなっていて、県内でも新たな担い手を見つけようと模索が始まっています。
今回の「身近な疑問、お答えします」は「高校の制服、なぜないの?」というものです。調べてみると、長野県の全日制県立高校のうち制服がない割合は全国と比べても高いことがわかりました。その背景には、1960年代後半にあった学生運動が大きく影響していたようです。
死者・行方不明者が63人にのぼった平成26年の御嶽山の噴火をめぐり、遺族などが噴火警戒レベルの引き上げを怠ったとして国などに賠償を求めていた裁判で、長野地方裁判所松本支部は訴えを退けました。判決では「直前に噴火警戒レベルを据え置いた気象庁の判断は合理性に欠け違法だ」と指摘した一方、「その段階から適切に対応していたとしても被害を防げたとは言えない」として賠償を認めませんでした。
がんの治療では、髪の毛が抜けてしまうなど見た目の変化に悩む人が多くいます。そんな人たちにおしゃれを楽しみ笑顔になってもらいたいと「ウイッグ」を専門に扱う美容室が長野市にあります。
7月10日に投票が行われる参議院選挙。若い世代の選挙への関心が低いと言われていることから、選挙好きの若手記者が、世代の近い高校生たちに選挙についての本音を聞いてみることにしました。
「長野市の浅川地区にある『浅川東条』と『浅川西条』。なぜ東条のほうが西にあり、西条が東にあるのか、理由を知りたい」。こんな身近な疑問が寄せられました。なぜ東西が逆になっているのか、さっそく調べることにしました。調べてみると、地名の名残が関係していることがわかりました。
多くの登山者の憧れ、標高3180メートルの北アルプス・槍ヶ岳。その頂上近くにある山小屋がまもなくことしの営業を始めます。山小屋の小屋開け作業にカメラマンが同行しました。
ペットの業界団体の推計では、コロナ禍になって新たに犬や猫などのペットを飼う人が増えているとされています。今月施行された改正動物愛護法では、迷子になったペットの保護や飼育環境の改善などに力点が置かれています。
国内有数の山岳観光地、松本市の上高地で、近年、本来いるはずのないニホンジカが急増しています。貴重な植物の「食害」を懸念する環境省が対策に乗り出しています。
7年前の平成27年3月、佐久市の横断歩道を渡っていた中学3年生の和田樹生さんが車にはねられて死亡しました。この事故で車を運転していた会社員は過失運転致死の罪で有罪判決を受けて確定していますが、すぐに救護しなかったとするひき逃げの罪に問われることはありませんでした。ところが、7年がたとうとすることし1月、長野地方検察庁はこの会社員をひき逃げの罪で起訴したのです。異例とも言える7年越しの起訴、そこには息子を失った両親が裁判で真相を明らかにしたいという強い思いがありました。
50年以上前、県南部で大規模な鉄道の建設計画がありました。一度は工事が始まったものの中止となってしまったその計画。幻の鉄道が、地域に残したものとは。
収束の兆しが見えないロシアによるウクライナへの軍事侵攻。松本市の僧侶が、多くのウクライナ人が避難する隣国のポーランドとモルドバを訪れました。そこで目にしたのは、避難民の子どもたちが描いた絵の数々。いずれも平和な日常を失った 心の傷が写し出されていました。
信州のソウルフード、そばにも値上げの波が影響を及ぼしています。外国産のそば粉の価格が上がっているためです。ロシアのウクライナ軍事侵攻や円安でさらなる値上げも予想されています。そんな中、長野県内の製粉会社や製麺会社は苦渋の決断を強いられています。
長野県のガソリン価格が高いーこんな疑問が寄せられました。長野県の人たちはどう感じているのでしょうか。そして、本当に高いのでしょうか。高いのであれば、その理由はなんでしょうか。調べることにしました。
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナから国外に避難した人は、今月17日時点で629万人にのぼります。長野県でも、高森町が今月から4世帯9人の女性と子どもを受け入れていますが、この中には、両親をウクライナに残したまま避難してきたまだ10代の姉と弟がいます。きょうだいは、家族が再び一緒に暮らせる日を夢みながら、日本で新たな一歩を踏み出そうとしています。
日本史の中で最も有名な合戦の1つ、川中島の戦い。信濃をめぐって戦国武将の武田信玄と上杉謙信が“龍虎相うつ”した戦いです。450年以上の前の出来事ですが、実は最近になって川中島の戦いに関して信玄の書状が新たに見つかり、長野市の博物館ではこの合戦に特化した展示室が新設されたのです。
コロナ禍でアウトドアを楽しむ人が増える中、今、キャンピングカーの人気が高まっています。国が、4月にキャンピングカーとして登録するための条件を一部緩和したため、今後、さらなる普及が期待されていて、県内でもそれを見越した動きが始まっています。
コロナ禍の中、“ワーケーション”という働き方が注目を集めています。
“ワーケーション”とは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた言葉で、
旅先で休暇を楽しみながら仕事も行うという新しい働き方です。
千曲市の戸倉上山田温泉では、このワーケーションを地域活性化につなげる取り組みが行われています。
「キング・オブ・スキー」と呼ばれ、冬のオリンピック2大会連続で金メダルを獲得した、長野市の荻原健司市長。市長就任から、5月11日で半年がたちました。この半年間と今後について、インタビューで聞きました。
ロシアによる軍事侵攻で激しい戦闘が続くウクライナから幼い子どもと一緒に逃れてきた日本人とウクライナ人のバレエダンサーの夫婦がいます。2人は5月5日、伊那市で避難後、初めてとなる舞台に立ちました。踊りに込めたのは、ウクライナに平和が戻ってほしいという願いでした。
“松本走り”と呼ばれる車の運転をご存知でしょうか?明確な定義はないものの、対向車がいるのに強引に右折することが“松本走り”と言われることがあるようです。この春からNHK長野放送局で始まった「身近な疑問、お答えします」にこの強引な右折の理由を知りたいと安曇野市に移住してきた男性から寄せられました。どうしてこのような強引な右折が起こるのか、調べました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で激しい戦闘が続き、戦火を逃れて日本へ来るウクライナ人が増えています。長野県では、高森町が初めて避難者を受け入れ、女性とその子どもあわせて9人が生活を始めています。受け入れのきっかけになったのは、「空手」がつないだ絆でした。
4月24日に行われた伊那市長選挙で、現職の白鳥孝さんが新人を抑えて4回目の当選を果たしました。4期目のかじ取りにどのように臨んでいくのか、聞きました。
今月から始まった諏訪大社の御柱祭。この時期、県内各地の神社でも御柱祭が行われています。長引くコロナ禍で祭りを続けられなくなる所が出ている一方で、存続に向け新たな取り組みを始めている所もあります。
長野県の小学校では、2年か3年に1度のクラス替えが「常識」でしたが、今年度から、毎年のクラス替えに踏み切る学校が現れました。その狙いは何なのか。さらに全国の状況を調べるなかで見えてきた、今どきのクラス替え事情とは。
長時間労働だけでなく、仕事による強いストレスが原因でうつ病などの精神障害になった場合、労災に認定されるケースがあります。ただ、こうしたケースで認定されるのは3割程で、申請そのものを断念する人も多くいます。飯田市で勤務していた息子を自殺で亡くした母親が「自殺の原因は過酷な業務負担による精神的な苦痛だった」などとして精神障害による労災を申請しています。真相を明らかにしたい母親の思いです。
コロナ禍で多様な働き方が広がるなか、注目を集めているのが「副業」ならぬ「複業」です。「副業」が本業以外で副収入を得るための空いた時間に行う仕事を指すのに対し、「複業」は経験やスキルを生かして、複数の仕事に同時に取り組むことを指します。都市部に多い「複業」に取り組む人たちを、人材やノウハウが不足する地方の中小企業と引き合わせ、地域の活性化につなげていこうという動きが、長野県でも進んでいます。
上田電鉄別所線の別所温泉駅には、「はかまの駅長さん」の呼び名で親しまれてきた2人の観光駅長がいました。しかし、3年前の台風による豪雨災害や、新型コロナウイルスの影響で別所温泉を訪れる観光客が激減したため、はかま駅長は、先月(3月)いっぱいで惜しまれつつ業務を終えました。駅の利用者を笑顔で迎え続けてきたはかま駅長の最後の日々を追いました。
先月下旬に行われ、20万人が訪れたという「飯田お練りまつり」。数えで7年に1度、およそ370年にわたって続く南信州を代表する祭りです。最大の呼び物が江戸時代の参勤交代を再現する大名行列です。その先頭に立ち、行列を指揮する「化粧傘」役が今回、18年ぶりに交代しました。初の大役を務めた男性の祭りに込めた思いです。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まってから3月24日で1か月となるなか、県内のNPOや医師らが、ウクライナの人たちを救おうと立ち上がっています。こうした支援活動から見えてくるのは、市民が故郷を追われ苦しい生活を強いられているウクライナの現状です。
認知症の診断や治療の拠点となる「認知症疾患医療センター」という病院があります。4月1日には長野市と木曽町の2つの病院が新たにセンターとして指定されることになり、これで県内10の地域すべてにセンターが設置されることになります。高齢化社会で急務となっている認知症とその家族への対応について、県内の現状と病院での取り組みをお伝えします。
飯田市にはリニア中央新幹線の県内唯一の駅の建設が予定され、早ければことし夏にも着工します。地元では、街の活性化につながると期待が高まる一方で、建設に伴って自宅などの移転を迫られた人は、複雑な思いで事業の進展を見守っています。
障害がある子どもを育てる松本市の女性が同じような環境の家庭に、食材を送り届けるボランティア活動を始めました。多くの人が支えてくれたことへの恩返しの気持ちから生まれた取り組みです。今度は、自分が人の役に立ちたいという女性の思いは、地域に新しいきずなを広めつつあります。
新型コロナの第6波で子どもへの感染が拡大しています。こうした中、県内では5歳から11歳の子どもへのワクチン接種が本格的に始まっていますが、判断材料が足りず接種をためらう保護者も少なくありません。接種の有効性や気になる副反応について、専門家に聞きました。
2011年の東日本震災の発生後、県内にも被災地から多くの人たちが避難や移住をしてきました。津波で大きな被害が出た宮城県女川町から上田市に移住してきた女性は、慣れない環境で孤独を感じていましたが、支えとなったのは地元のボランティアの男性の存在でした。
長野県の防災ヘリコプターが墜落し、9人が死亡した事故から5年がたちました。県は安全対策として、操縦士2人が搭乗する「ダブルパイロット制」を導入しましたが、成果とともに課題も見えてきました。
長野県の県歌「信濃の国」で「旭将軍」と出てくる木曽義仲。義仲は平安時代の武将で、信州で挙兵したあと、平家の大軍を破って源頼朝より先に京都に入りました。将軍にも任じられましたが、頼朝らに敗れ討ち死にします。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にもこれから本格登場する義仲は、“粗野”や“乱暴者”として描かれがちですが、実はその生き方にほれて漫画まで書いている女性がいるんです。義仲の魅力とゆかりの地です。
まん延防止等重点措置の適用で飲食店が営業時間の短縮や休業を余儀なくされる中、大きな影響を受けているのが、飲酒をした人に代わって車を運転し、目的地まで送り届ける運転代行業者です。しかし、飲食店等と違って時短営業や休業に対する行政からの協力金等はなく、現場からは経営の先行きに不安の声が上がっています。
地方では女性にとって魅力的な職場が少ないと言われています。こうした中、上田市には子育て中の30代を中心に従業員の97%を女性が占める企業があります。女性が多様な働き方をしながらキャリアを積める職場を地方に作ろうという取り組みです。解説もあります!
今から50年前の1972年2月に発生した「あさま山荘事件」。革命を目指し、銃を持って立てこもった連合赤軍の若者たちは警察官など3人を殺害。さらにその後、仲間たちを凄惨なリンチの末、殺害していたことが明らかになり、その異様さは日本中を震撼させました。 事件で長野県警職員として救護にあたった女性、当時19歳で山荘に立てこもった元メンバーが事件やその影響について語りました。半世紀を経て、それぞれの胸に秘められたものとは何なのか。そして、私たちに伝えるものとは。
諏訪大社では、4月から、数えで7年に1度、山のモミの木を切り出し、境内の御柱を建て替える御柱祭が開かれます。 諏訪大社・上社の8本の御柱はそれぞれ大きさが異なり、運搬や建て替えを担う地元の8地区にとっては、より大きな御柱をくじで引き当てることが悲願となっています。 くじを引くのは、「抽籤総代」と呼ばれる各地区の代表8人。地区の名誉をかけて全身全霊でくじ引きに臨んだ男たちに密着しました。
事件や事故の被害にあった人やその家族を支えていくための「犯罪被害者支援条例」の案が県議会で審議されます。条例案には、事件や事故のあと、さらに苦しい状況に置かれた遺族たちの切実な要望が盛り込まれています。
早朝6時。気温マイナス5度。いてつくような寒さが続く冬のこの時期に、10年前から毎朝水行を続けている僧りょが安曇野市にいます。僧りょはこの水行の様子をネットで生中継していて、いま注目を集めています。僧りょの思いを取材しました。
諏訪湖の冬の風物詩「御神(おみ)渡(わた)り」。「御神渡り」は、厳しい冷え込みが続くと、湖面に張った氷に亀裂が入り、筋状に氷がせり上がる自然現象です。諏訪大社の男の神様が対岸の女の神様に会うために渡った跡とも伝えられ、古くから信仰の対象にもなってきました。近年にない寒さのことしは、4季ぶりの出現が期待されましたが、結局、現れることはありませんでした。この御神渡りについて、地元には、室町時代以来、代々書き継がれてきた観察の記録が残されています。記述がない年もありますが、去年までで実に578年に及ぶ世界にも類を見ない貴重な記録です。そこから見えてくるのは、20世紀末から急速に進む地球温暖化という異変です。
慢性的な人手不足が課題となっている介護現場に、「外国人技能実習制度」が導入されてから4年余りがたちます。「外国人技能実習制度」は、外国人が日本で働きながら技能を学ぶ制度です。日本人の人手が集まりにくい業種を中心に、労働力を確保する手段になっているのが現状ですが、滞在期間は最長で5年間と定められています。制度の導入当初に来日し、長野県内の介護現場で学んできたインドネシア人の実習生が、合格すると上限の5年を終えてからも日本で働くことができる介護福祉士の試験に挑みました。技能実習生として初めての資格取得を目指す3人と期待を寄せる人たちがいます。
昭和47年2月に起きた連合赤軍のメンバー5人が人質を取って立てこもった「あさま山荘事件」からことしで50年。なぜ若者たちがこうした行動を取ったのか、一連の事件を問う映画や小説、事件をテーマにした漫画もあります。当時、機動隊員として山荘に突入した警察官が見た事件とその真相です。
1月から急速に広がったオミクロン株による新型コロナウイルスの第6波。特徴的なのが子どもへの感染の広がりです。虐待された子どもなどが入所する児童養護施設でも濃厚接触者の隔離などの対応に追われ、職員の負担が高まっています。飯田市の児童養護施設で実際に起きた事例を通じて、課題と対策を考えます。
新型コロナウイルスの感染の拡大が続く中、懸念されることの1つが対応にあたる保健所のひっ迫です。人口23万人余りの松本市の保健所でも感染確認や濃厚接触者の状況調査、さらには今回の第6波で多くいる自宅療養者への対応も迫られています。松本市保健所のある1日に密着しました。
新型コロナウイルスの感染「第6波」で自宅療養者が急増しています。感染した人の中には自宅療養を希望する人も多いものの、体調が悪化した場合には自分で病院まで行く必要があったり、食糧が不足しても買い物に出られなくなったりと、苦労することも少なくありません。こうした人たちを地域ぐるみで支える取り組みが飯田市で始まっています。「第6波」を乗り切るヒントを探りました。
ことしのNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、鎌倉幕府を開いた源頼朝を支え、その後、幕府の実権を握って武家政権の優位を確立することになる北条義時が主人公です。タイトルの「鎌倉」から関東、これまでの放送で描かれている伊豆が主な舞台と思っている人も多いかもしれませんが、実は信州ゆかりの木曽義仲も登場します。その木曽義仲役を演じるのは俳優の青木崇高さんです。青木さんはこれまでに島津久光役など何度も大河ドラマに出演しています。そんな青木さんが役作りにかけた思いの深さ、義仲の魅力を熱く語ってくれました。
去年12月、大阪・北区のクリニックが放火され、巻き込まれた25人が亡くなった事件では、容疑者が死亡し動機の解明が難しくなっています。
長野県内にも、容疑者が事件後に死亡した犯罪被害者の遺族がいます。
何が課題になったのか、当事者の声から考えます。
車の燃料や灯油など、生活に欠かせないガソリンスタンド。今、そのガソリンスタンドが、担い手不足や経営難により過疎地域でなくなろうとしています。 県南部の山あいにある人口550人の売木村でも村内唯一のガソリンスタンドがいったんは閉鎖の憂き目にあいましたが、全国初という特殊な構造を取り入れて復活し、地域に安心をもたらしています。
ほとんどの映画館がデジタルデータでの上映に切り替わるなか、長野市権堂町の映画館では、人の手のぬくもりが感じられる映画を届けたいとフィルム上映を続けています。
軽井沢町でスキーツアーのバスが道路脇に転落し、大学生ら15人が死亡、26人がけがをした事故から1月15日で6年です。現場には亡くなった人たちの名前が刻まれた慰霊碑が建てられ、これまでも多くの人が祈りをささげてきました。この慰霊碑は遺族らが建てたものですが、状況次第では撤去されてしまう可能性があり、遺族らは慰霊碑が維持されるよう取り組んでいます。
戦時中、旧満州・今の中国東北部に渡り、多くの人が犠牲になった満蒙開拓団。長野から満蒙開拓団として旧満州に渡った人は全国で最も多く、その歴史を伝える「満蒙開拓平和記念館」が長野県阿智村にあります。記念館はことし、開館から10年目の節目を迎えますが、新型コロナウイルスの影響で来館者が減少する中、開拓団の悲劇を伝えるための模索を続けています。平和記念館の寺沢秀文館長にこれまでの運営と今後について聞きました。
音楽に合わせて、踊りを交えながら文字を書く、「書道パフォーマンス」。それに青春をかけた高校生たちの全国大会が「書道パフォーマンス甲子園」です。使用する紙は、縦4メートル、横6メートル。制限時間は6分で、書の美しさや踊りの表現力を競います。去年の大会で、松本市の松本蟻ヶ崎高校の書道部が2連覇を果たしました。書道部の中心メンバー3人が語る書道パフォーマンスの魅力やかける思いです。
就任から2か月がたった長野市の荻原健司市長。新型コロナの感染が再拡大するなか、感染防止対策と経済活性化対策の両立にどう取り組んでいくのか。また、来月に迫った北京オリンピックへの期待などについて聞きました。
あの不朽の名作「北斗の拳」をはじめ、数多くの漫画を手がけてきた漫画原作者の武論尊さんは、ことしでデビュー50年となります。出身地佐久市で漫画塾をことしも開き、新連載も予定されています。創作活動への熱い思いです。
ことしで3期目の任期満了を迎える阿部知事。最重要課題の新型コロナ対策など、県政のかじ取りをどう行っていくのか?4期目は目指すのか?インタビューで聞きました。
東京オリンピックで初めて正式種目となった3人制バスケットボール「3x3」。5人制のおよそ半分の大きさのコートで、3人対3人で得点を競います。1試合が10分と観戦しやすいこともあって、若者を中心に人気を集めています。 この3x3のプロリーグにことし、県内から初めて松本市のチームが参入を予定しています。このチームを立ち上げた若い2人に話を聞きました。
数えで7年に1度行われ、前回は707万人が訪れた善光寺の御開帳。本来は去年行われる予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期され、ことし4月から実施されます。善光寺の長い歴史の中で、御開帳の延期は記録に残る限り初めて。若麻績享則寺務総長に御開帳にかける思いを聞きました。
信州の伝統食として根づいている「昆虫食」。
昆虫食は国連の機関が8年前に食糧問題を解決する鍵になると報告してから、世界的に注目が高まっています。そうした中、信州の昆虫食がピンチに陥っています。
地球温暖化防止対策への関心が高まるなか、大きなテーマとなっているのが、二酸化炭素の20倍以上の温室効果があるとされる「メタン」の排出削減です。長野県では、信州大学と茅野市の会社などが特産の市田柿を使って、メタンの排出を削減しようという研究を進めています。どんな研究なのか。その最前線に迫りました。
ことしの農林水産物や食品の輸出額の合計が、1兆円を初めて超えることになりました。県内最大のわさびの産地、安曇野市の若手農家は欧米などに輸出してきたわさびの売れ行きが好調で、数億円を投じた新たな戦略で、海外の販路をさらに広げようとしています。
昨シーズン、新型コロナの影響で客足が大きく落ち込み、大打撃を受けた県内のスキー場や宿泊施設。感染状況が落ち着いている今シーズン、スキー場関係者は客足の回復を期待していましたが、オミクロン株の確認で先行きは見通せません。そうした中、生き残りに向けた模索も始まっています。
いまから24年前。長野と東京を結ぶ長野新幹線が開業しました。このとき、当時のJR信越本線の軽井沢駅と群馬県の横川駅の間の、碓氷峠を越える11キロメートルの区間が廃線になりました。しかし線路や信号などはいまもそのままになっていて当時の面影を残しています。現在は廃線となったこの場所について伝えようとする取り組みを取材しました。
松本市内の高校3年生のグループが、課題研究の一環である計画にチャレンジしました。 それは、上空およそ3万メートルの高さでの「宇宙を感じることができる映像」の撮影。 果たして…計画は成功?映像に映っていたある意外なものとは?
11月29日は、語呂合わせで「いい肉の日」です。実は飯田市では市内の企業などが考案した「飯田焼肉の日」でもあります。去年、日本記念日協会に申請して登録された記念日です。 飯田市は羊毛の生産が盛んだったことなどから市民の間に羊などの肉を焼いて食べる習慣が根づいていて、焼肉店も非常に多いのです。焼肉のまち、飯田市が「飯田焼肉の日」に世界記録に挑戦しました。
まもなく始まる新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種。スケジュールは?課題は?牧野慎太朗記者が解説します。
厚生労働省の補助金を受けた調査では、新型コロナウイルスの影響で妊娠中や出産後の女性の「うつ」が以前の3倍に増えているおそれがあることが報告されています。
こうした中、子育ての悩みなどを受け付け、助産師がオンラインで対応するという実証実験が始まっています。
実は、助産師は全員が看護師で、多くが保健師の資格を持つため、出産時の対応だけでなく、幅広い悩みに対応できるのです。その一方で、現場を離れた“潜在助産師”という女性も多くいます。
“潜在助産師”で母親の悩みを解消しようという新たな取り組みです。
5年前の平成28(2016)年の1月、軽井沢町でスキーツアーのバスがカーブを曲がりきれずに道路脇に転落し、乗客の大学生など15人が死亡し、26人がけがをしました。この事故で、バスを運行していた東京の会社の社長と運行管理を担当していた元社員は業務上過失致死傷の罪に問われています。2人の刑事裁判はことし(令和3年)10月から始まり、被告らは無罪を主張しています。
事故で娘を亡くした父親は無罪主張している被告らに対し、2回目の裁判が開かれた11月8日にあわせて「罪を認めてほしい」「被告らの安全軽視は甚だしい」というコメントを出しました。事故から5年がたって始まった裁判で、父親は何を求めるのか、胸の内を明かしました。