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信州アッパーズとは

信州で地域の課題に直面する人々を強力にバックアップし、地域の魅力をアップさせることを目指す番組です。
番組ではその道のスペシャリスト(=アッパーズ)のアドバイスのもと、地元の人々が課題解決に挑戦する姿をご紹介します。

アッパーズに相談したい地域課題がある方はページ下部の「アッパーズ相談フォーム」からご相談下さい。

2022年3月18日の放送

立科町 空き家は減らせるか?編

空き家問題に取り組む
アッパーズ

立科町 地域おこし協力隊
永田賢一郎さん
立科町の空き家の契約件数を3倍以上にアップさせた人物

リポーター

長野市出身
もう中学生さん
空き家の問題に関心あり!

信州の「空き家」は減らせるか?

長野県にある空き家は約20万戸で、その割合は全国でも3番目の高さ。
人口およそ7000の立科町でも、300以上の空き家があり、人口の減少や高齢化で、その数は年々増加していた。

しかし2年前、建築家として活躍していた永田賢一郎さんが、空き家対策の担当者となったことで、状況は改善しつつあるという。
一体、どんな対策を行ったのか?

永田さんが行ってきた空き家対策

対策① 移住者を呼び込め!

★町の中心部に移住希望者の相談所を開設
古い建物の良さを感じてもらうため、15年間使われていなかった築97年の空き店舗を相談所として活用。

★相談所に来られない人のためにホームページを充実
家からの眺めや敷地の広さなど、物件の魅力を強調することで、問い合わせ件数を2倍以上にアップ!

対策② リノベーションの技の共有

★リノベーションはあるものを活かす
相談所の家具やインテリアは空き家に残されていたものなどを利用し、わずか3万円でリノベーションを実現。

★ノウハウは移住希望者にも共有
移住希望者にイメージを膨らませてもらうため、永田さん自身で空き家を借り、リノベーション過程の様子を公開することに。

★自分でリノベーションをする移住者にアドバイスも
ベニヤ板などで見栄えの悪い壁をどうすればいいのかと悩んでいた移住者には、白いペンキを塗るようアドバイス。コストを抑えて、漆喰(しっくい)のような高級感に!

壁がボロボロだった部屋は、もともとあったふすまを屏風(びょうぶ)のように飾ることで、レトロでおしゃれな雰囲気に!

対策③ 空き家所有者に呼びかけ!

★家を貸してくれるよう、チラシを作成
役場や町の商店に置くだけでなく、空き家所有者が必ず目にする固定資産税の通知書にも同封。

★所有者の相談にも
「古い空き家を貸すことは難しい」と考えている所有者に、永田さんは、物件の価値を伝えたり、所有者の相談に乗ったりすることで、不安を解消。

★地元のケーブルテレビに出演
多くの所有者が感じているのが、「どんな人が住むのか」という不安。永田さんは、地元のケーブルテレビに自ら出演し、移住の目的や家族構成など、家を探している人の詳しいプロフィールを事前に公開。



現状の課題

こうしたさまざまな対策で空き家の登録件数・契約件数を増やしてきた永田さん。

しかし、大きな悩みが・・・

旧中山道と、観光客に人気の高原のリゾート地に通じる道が交わる場所にある 芦田宿商店街。この辺りに30件ほどの空き家が集中。

かつては多くの人でにぎわっていた芦田宿商店街だが、若者の流出による後継者不足などから、およそ7割の店が廃業に。
この課題を解決するため、永田さんが考えたのは、

「町全体のにぎわいを取り戻すことで、空き家を減らせないか」ということ。

このスケールアップした目標に挑むため、さらなるアッパーズが登場!!

町のにぎわいを取り戻し、空き家の解決へ

アッパーズ

下諏訪町 商店街 再生請負人
原雅廣さん
下諏訪町の商店街で、空き店舗をゼロにした実績を誇る

アッパーズ

小諸市 まちづくりのカリスマ
荻原礼子さん
空き家を使って、地域の歴史や文化を活かしたイベントを数多く開催

空き家を「まちおこしの拠点」に

まず、商店街の中心にある2階建ての空き家を、まちおこしの拠点にすることに。
もともと薬局だった1階の部屋は、17.5畳の広いスペース。
住居として使用していた2階には、収納スペースとして使っていた屋根裏部屋も。

町歩きで商店街活性化の更なるヒントを!

さらに、商店街活性化のヒントを探ろうと、建物の周辺も視察することに。

① 歴史ある建物 旧・芦田宿本陣
江戸時代、中山道の宿泊施設として身分の高い人が泊まることができた場所。
武田二十四将の掛け軸などが残る由緒ある建物だが、最近は観光客も減り、広間が活用されることはほとんどないとのこと。

② 呉服店として明治時代に創業した商店
お店の方は、「子どもが多いと活気もある。商店街に若い人たちを呼び込みたい」という切実な思いを訴えた。

みんなでアイデアを!

アッパーズのみなさん、拠点となる空き家のオーナー・大島明美さん、地元の高校生・佐藤草汰さんも参加し、空き家を活用した商店街の活性化アイデアをみんなで考えていくことに!


アイデア①キャッチコピーを作れ!

まず、この空き家に立科町の特産、りんごにちなんだ名前をつけ、知名度や親近感をアップさせようという斬新なアイデアが!

原さん)
「かじりんご」って名前を、ここにどうかな?


もう中学生さん)
かわいい!


原さん)
立科町って、シルエットにすると面白い形をしている。
この形を見たときに、りんごをかじった形を想像しちゃった。
これをデザインして、ピンバッチ作ったり、シール作ったり。
まずこの場所をにぎわいの試作、お試し版の場所にしたらどうかなと。


永田さん)
試してみること、「かじる」って言いますよね。


原さん)
あー、「かじる」ね!


荻原さん)
座布団1枚!!



アイデア②子どもや若者を集める秘策!

地元の人から、「子どもたちでにぎわう町にしたい」という願いを聞いたアッパーズ。
子どもたちが遊びに来たくなる、空き家を使ったゲームを考案!

もう中学生さん)
家全体を、すごろくに!
赤ちゃんから始めて、大きくなって、ランドセルとか背負って・・・
サイコロ振って、マスの目に止まると、立科のことを勉強するとか、店舗の1階でリアルおままごとみたいなことをして。
そして最後は外に出てゴール!


永田さん)
ここって通学路にもなっているので、放課後にみんなで集まって
遊べる場所があると、やっぱりいい。



アイデア③モノづくり アンド リゾート

拠点となる空き家の特徴を生かしたアイデアも!

荻原さん)
1階はアート&クラフトギャラリー。
信州って、モノづくりとかで来たい人も多いし、移住するひとつの理由にもなるような施設ができるといいと思う。
屋根裏部屋に、ベッドを並べたらリゾート感覚で泊まれるなと思ったので、モノづくり作家さんたちの「創作リゾートハウス」にできるのでは?


もう中学生さん)
僕も、ネタ作りとか、合宿に来たいな。
めちゃめちゃいい!



アイデア④作品展示イベント

荻原さんは、作った作品を展示するイベントも提案。
小諸市では、毎年空き家を活用したイベントを開催しているが、「人に貸したくない」と思っていた所有者の気持ちが変わることもあるという。

荻原さん)
空き家を年に1回だけ開けて使ってみて、訪れた人が「いいね」って言ってくれると、空き家をずっと閉めきっていた所有者も「こんなにすてきになるんだ」とか、「人に貸そうかな」って気になってくるので、空き家活用のステップにもなっていくと思う。


イベント会場のひとつとして原さんが提案したのは、武田二十四将の掛け軸があった旧・芦田宿本陣。町の歴史や文化をアピールする絶好の機会だと訴えた。


原さん)
本陣さんも非常にいい場所なので、あのスペースを使って。
さっき話が出た「すごろく」をやるのもいいかもしれない。
1日だけでもいいので、この通りに人を歩かせてみて、立科をみんなに知ってもらうというところから始める。

地元の高校生・佐藤さん)
ここが観光地として有名になれば、県外から来た人とかも利用できると思うので、すごくにぎやかになるんじゃないかなと思います。


空き家のオーナー・大島さん)
この場所が、こんなすてきなきっかけになるとは、今まで思ったことがなかった。
魅力ある場にしていただければと、期待しています。


永田さん)
町の人たちが使える場所であったり、作家さんが使えるような場所だったり。
「にぎわい」を、お試しする場所みたいな。
気軽に皆さんが立ち寄れて、関われる場所にしていくっていうのが、大事なんだなと思いました。
町の人たちにも期待されているので、頑張って盛り上げていきたいなと思っています!


空き家の活用で、立科町を盛り上げることはできるのか?
「自分も協力したい」「私なら、こんなことができる」・・・ など、
あなたのさらなるアイデアを募集しています!!
ぜひこちらから投稿してください!
https://post.nhk.or.jp/pxlwmc0f37/uppers_akiya/image/registrations/input


課題解決・実行編

To be continued…

立科町の空き家対策・商店街活性化を、番組では引き続き取材していく予定です。
次回放送をお待ちください!

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