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TEMAE MISO ~“プリズム”の煌めき を煮込む!~

2022年5月20日

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NHKの若手職員が、自分のラブやライクを煮込みます。NHKの番組に触れながら話すのでちょっと手前味噌…かもしれませんがNABEの具材に添えるMISOだと思って、お気軽にご賞味ください。
第一弾は、四国・経理担当のウマバさん(ペンネーム)の記事です!
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突然ですが、皆さんに聞いて欲しい言葉があります。



『ありがとうの代わりに、好きって言わせて』 (注1)



……とっても! すっごく! 素敵な言葉だと思いませんか?!
私はこの言葉が大好きで、大好きすぎて、座右の銘にしているくらい本当に大好きです。

実はこれ、私が推している劇場版アニメの歌詞の一部です。
その映画は、私が今後どんなコンテンツやキャラに出会っても「これだけは変わらず一生推せる」と断言できる…自信を持ってずっと好きだと言える、そして、迷いなく人にお勧めしたいと思えるかけがえのない推しコンテンツ。いわば私にとってのレジェンド推しコンテンツです。



私がその映画に出会ったのは、NHKに入社して数か月経った頃でした。

入りたくて入れた会社で、やりたいと思っていた仕事ができることになり、それ自体には不満も何もなく、むしろありがたいと思わなきゃいけない……と頭では分かっているのに、毎日何となく「しんどいなぁ…」と思っていた、そんな時期でした。

手に取るもの、目に入るもの、聞くことすべて何もかもが分からないことだらけ。最早「わからないことがわからない状態」だけど仕事は待ってくれないし、新人とは言え担当するからには責任もって全うしたいし、でもやっぱり知識も経験も足りないから要領も悪いから、結果、常に「ちょっと待って…!?」と焦りながらゴールテープのないグラウンドを全力で永遠に回り続けてるような状態で、正直、この時期は大変だと実感する余裕もなく。
とにかく「なんか分からないけど、ずっとほんのりしんどい」の状態が続いていて……あえて言うなら「必死」という言葉が一番適当だったように思います。

更には、私が“人と接すること”に人一倍精神力を使う性質の人間で、学生時代も広く人と接するよりは少数精鋭の友人たちと狭く深く関係を深めるタイプだったため、不特定多数の人と接することが必要不可欠な会社という環境自体が(仕方ないことではあるものの)既にハイパーストレスでした。

具体的には、仕事から帰って帰宅する度に、その日の自分の言動の一つ一つを反芻して落ち込む『1人反省会』を開催していました。「今日の私、声デカすぎたかな」「ネイルを褒めてもらえたけど、もしかして『鮮やかな色だね』って、派手過ぎって窘められてたのかな」「会議で●●さんに同意しちゃったけど□□さんは嫌な思いをしてたかもしれない。あー余計なこと言うんじゃなかった…」「電話口で噛んじゃったけど先方に仕事出来ない奴だと思われたかな」等々、考えてもどうにもならないことを永遠に考え、最後は「明日もまた選択肢を間違えないように行動しないと……」と誓いながら床に転がって天井を見つめる毎日でした。

社会人って、皆こんな苦しい状態で生きてるの?
だとしたら凄すぎない?
わたし、普通に毎日虚無すぎるんだが?
生きるだけで精一杯だし…?
皆がこれを普通にできてるなら、その普通ができない自分が悪いんだから、社会人をやめた方が賢明なのかもしれない…?
というかもはや人間生活が向いてないのでは…………?

なんて、完全にダメな思考サイクルに陥り、完全にメンタル終わり人になりかけていた頃。



――私は『KING OF PRISM』という、生涯の推しコンテンツに出会いました。



詳しくはネタバレになるのでここでは言及できませんが、、、
作中で主人公が放った「毎日を何となくつまらないなぁと思って過ごしている人に教えてあげたいんです……世界は、輝いているって!」(注2)という一言が、私の感情の全てを(いい意味で)壊してくれました。
こんなにも純粋に、ただただ「楽しい」をぶつけてくるコンテンツに出会ったのが久しぶりで、なんで面白いのかとか、なんで楽しいのかとかを、頭で考える前に脳が喜んでいる感じというか。
毎日天井を見つめて虚無になっていた空っぽの私に、ただ「楽しいを浴びせさせて」くれるコンテンツがこの世に存在することが衝撃的で、言葉でどれだけ「この世界は輝いてるよ!」って言われるよりも、この映画を1時間弱見ることで「あっ世界って輝いてるんだ…」って直に体験させてくれる、そんな不思議な時間に圧倒されて。
気付いた時には、すっかりKING OF PRISMの虜になっていました。

(当時通った映画館の半券。印字もほとんど消えかけているのに未だに捨てられません)

そんなこんなで、はじめてKING OF PRISMに出会った日を境に、私にとっての金曜日は「その週の仕事を無理やり片づけて床に倒れる日」から「何が何でも最終上映回に間に合うように仕事を爆速で終わらせて、新宿の映画館に通う日」に変わりました。


私はこのコンテンツに関わる全てのもの、すべてのキャラを推しているのですが、中でも私の最推しキャラは「十王院カケル」くんです。

カケルくんは、東京都は田園調布出身、総資産200兆円の超巨大財閥の御曹司にして現役高校生。学生生活を送りながら会社では専務取締役の立場で責任ある仕事に携わり、なおかつ彼自身の夢「愛があるならば、それを知りたい」を実現するためにアイドル(厳密にはアイドルじゃなく『プリズムスタァ』ですが、分かりやすいように便宜上アイドルと呼びます)活動も行うスーパーハイパー有能人です。

まだ10代で、学校生活を送るだけでも大変なはずなのに仕事までして、しかもアイドル活動まで……!?体力的にも精神的にも絶対にしんどいはずだし、実際に作中でもカケルくんが朝早くから「パワーブレックファースト」に参加してる描写があったりして(パ、パワーブレックファーストとは…?)わたしは「頼むから少しは休んでくれ~~😭😭」と思ってしまうけどカケルくんは休まない…凄すぎるが………。
たまたま跡取りに生まれたってだけで自分よりうんと年上のおじさんに妬まれたり、嵌められたり、お金で環境や周囲の人との関係を捻じ曲げられたりして、幼いころから世の中の嫌な部分を沢山見なければならない環境で、どう考えてもしんどそうな状況下で、それでもカケルくんはカケルくんでした。

決して悲劇のヒーローにはならず、彼の持つ聡明さとひたむきさで自身の置かれた環境に向き合って、その場所で自分らしくあろうとする。いつも前向きで、たとえ心の中では後ろ向きでも、前向きであるために行動できる。理想の自分と、今の自分の間にある距離に向き合って、逃げるためじゃなく前に進むために何ができるのかを考えて、一生懸命になれる。そして自分が一生懸命なことを人に悟らせないように、周りに配慮して振る舞うこともできる。誰より努力家で格好つけで優しくて繊細で聡明なカケルくん。(※すべて私個人の解釈です)

これらのカケルくんの行動は、私に何か直接的な利益を与えてくれるわけではありません。
カケルくんが勉強を頑張って100点を取ったからって私の成績は上がらないし、カケルくんが会社で業績を伸ばしたからって私の給料が上がるわけではない……。

だけど、カケルくんがカケルくんである姿を見ているだけで、私にはそれだけで十分でした。

カケルくんに出会って時間が経てば経つほど、カケルくんのこれまでだったり、これからだったり、作中での言動の裏にある感情について知りたくなりました。
そしてカケルくんのことを知ろうとしている間、カケルくんについて考えている間は、私の(悪い意味で)日課になっていた一人反省会を開催せずに居られました。
カケルくんと、KING OF PRISMの世界に触れる度に、自分が居るこの世界がそれまでより少し良いものに見えるようになりました。

カケルくんというキャラの存在が、KING OF PRISMというコンテンツがこの世に存在すること自体が、私の行動と思考に無理なく自然に変化を与えてくれました。
そしてその変化が当たり前になったとき、私はそれまでに比べて様々な面で「生きやすく」なったんです。

ここからは当時の私にどんな変化があったのかを、一部ですが書き出してみたいと思います。




▼お金に額面以上の価値を見出せるようになった




突然ですが収録時間3時間の円盤が6千円で売っている場合、それを買ったときにかかるお金は考えるまでもなく6千円だと思います。でも私にとっての「その6千円」には「6千円以上の価値」があります。
こいつ、何を言ってんだ…?と思われそうなので、ちょっと計算式を書いてみたいと思います。

まず、1時間は60分なので3時間×60分=180分
1分は60秒なので180分×60秒=10,800秒になります。

次にこの秒数で6千円を割ると
6,000円÷10,800秒=0.55…円/秒

するとなんと驚くことに1秒が1円に満たないことが分かります。
日本のお金は1円単位なので1円に満たないということは実質0円と言っても過言ではないでしょう。(※過言です)
しかも円盤は一度手に入れてしまえば何度でも繰り返し見ることができます。
つまり2回目以降はただで6,000円の価値あるものを見れてしまうということ。
ということは1回見る度に6,000円を儲けていると言っても過言ではないでしょう(※過言です)

勿論、出ていくキャッシュは6千円で変わらないので、お財布は軽くなるしクレジットの引き落とし額は増えますが……。
「お金使っちゃったな~」とか「無駄遣いだな~」と思いながらお金を使っていた頃よりも「これ買って完全に得しちゃったな~!」と思えるようになってから、明らかにわたしの精神衛生が良くなりました。
それもこれも「何度でも見たい!繰り返し見たい!」「見たら絶対に楽しい!嬉しい!大好き!」と思える推しコンテンツに出会えたからです。

実は昔の私は、オタクがよく口にする「実質タダ!」という言葉が正直あまり理解できていませんでした。
確かに楽しいけれどさぁ、言うてお金は出ていってるやん…?タダなわけないやん…(マジレス)と思ってしまって。
何かものを買う度に「ついに買っちゃった~~!うれしい~~!!😚」より「か、買っちゃったよ……どうしよう…😧」という罪悪感?にさいなまれるという、無駄な落ち込みムーブをしていました。
誤解のないように言うと、買ったこと自体に後悔はないし、買わなくても後悔するだろうし、物自体の価値は全くもって疑ってはいないのに、本当に買ってよかったんだろうか…という謎の罪の意識に襲われていたんです。無駄な葛藤すぎる……でも本当に辛かった。自分の価値観の問題だから、変わる方法もわからなかった。

でもKING OF PRISMに出会って、毎週劇場に通い、コンテンツを浴びる「時間」にお金を払うようになって、その70分が私にとって何物にも代えがたいほど価値ある時間になって、、、映画を「見る」以上の価値をその時間に見いだせるようになってから、本当にちょっとした気持ちの持ちようの変化ですが、お金を使ったことへの罪悪感を感じることが驚くほど減りました。

それはKING OF PRISMという映画に対してだけではなく、例えば洋服を買ったり、漫画を買ったり、お金を使うという行為全般にその額面以上の価値を見出せるようになりました。
物の価値自体は今も昔も変わっていません。
ただ、その「時間や物をお金で買う」という行為自体に、私がそれまで以上に価値を見出せるように少しだけ気持ちが変化した。この気の持ちようの変化が、私を驚くほど生きやすくしてくれました。




▼目に入るもの全てに楽しみを見出せるようになった




これも小さいけど、私にとっては大きな変化でした。

突然ですがカケルくんのメンカラ*はオレンジです。
(*メンカラ…メンバーカラーの略。アイドルやアニメでは、それぞれの人・キャラに対して各々の「担当の」色が決まっていることが多いです。性格から決められたり、見た目から決められたり、完全にくじ引きだったり……決まる過程は様々ですが、オタクにとってメンカラという概念が非常に重要な意味を持ちます)

『カケルくんのメンカラはオレンジである。』
たったそれだけの事実が、私の目に映る世界に変化を与えてくれました。

(着倒したコラボTシャツ、通勤鞄に忍ばせたミニペンラ、いわずと知れた(?)黄色いバラと推しカラーのバラ🌹)

たとえば服を買いに行ってオレンジのスカートを見かけると「来週の上映の時にこのスカート履いていきたいな…」と思ったり、逆に「自分のメンカラだからって、ついついショッピングの時にオレンジの服を買ってしまいがちになる男子高校生カケルくんは…ある?!ない!?」という妄想(本当にただの妄想)が膨らんだり。
他にもスーパーでミカンを見かけると「そういやこれもカケルくんカラーだな…いやちょっと待って、カケルくんもこたつでミカン食べたりするのかな?いやでも御曹司やし、こたつ自体、知識としては知ってても、触れたことがないかもしれない…。ということは学校の寮に入って生まれて初めてこたつに出会って感動するカケルくんが居る世界線もありうる!?」なんて考えたり。

他にもカケルくんの地元が「田園調布」だと知ってから、それまで意識してなかった「東横線」の路線図に興味を持って、東京の駅の位置関係を覚えたりもしました。(よくよく考えるとカケルくんは御曹司なので、おそらく自家用車移動がデフォルトで、在来線には乗らない気もしますが…)

つまり何が言いたいかというと、私が推しに出会う前と出会った後で、この世界自体は何も変わってないのに、ただ私がカケルくんという推しに出会ったという事実がわたしの目に見える世界を、私が世界を見る目を、少しだけ楽しいものにしてくれたのです。
推しというフィルターが私の世界を明るくしてくれて、それによって私が生きる世界が少し楽しく見られるようになって、それまでよりも少しだけ“生きやすく”なったんです。





推しに世界を変える力はないと思っています。
ただ、推しに出会ったことで私に変化が生まれて、結果「私が」世界を見る目が変わったのは事実です。
直接関わることはないけど、人生が交わることはないけど、画面の向こう側に居てくれるだけで、ほんの少しだけ私の生きる世界を生きやすくしてくれる存在……それが私にとっての『推し』だと感じています。


最近では「推し活(動)」なんて言葉が一般人にも知られるようになり、かつてはオタク専門用語だった「推し」という概念が少しずつ一般社会にも浸透してきた気がします。というかそもそもオタクの数が増えてきた気もします。(ここでいうオタクはアニメや漫画、アイドル等に限らず、何かを熱心に楽しむ人のことを指します)

――と、ここまでダラダラと語ったところで、そもそも「推す」とは一体何なのか。
ふと思ったので、改めて辞書を引いてみました。

①人や物事を、ある地位・身分にふさわしいものとして、他に薦める。推薦する。
②あることを根拠として、他のことを判断する。推し量る。
③さらに突き詰めて考える。

…いや、概念として百点満点すぎませんか?
応援する、だと何だか物足りない気がするし、崇拝する?はちょっと意味合いが違う気がする。とはいえ単なる「好き」とも何かが違うし、この良さを他の人にも知ってもらいたくなるニュアンスも含みたいし……というオタクの言語化できない感情に「推す」という言葉を最初に当てはめた人は天才だと思います…。

オタクは物事を誇張しがちなので「大げさに言いすぎじゃない?」「さすがにそれは嘘でしょ?」「無理に楽しいを演出しすぎじゃない?」なんて思われてしまうかもしれません。
でも、確かに、少なくとも私にとって、好きなものがある時間は、何もなく虚無に天井を見つめていた頃よりはずっと楽しいし、生きやすくなりました。それだけはまごうことなき事実です。「推しが居る」というリアルには、そういう力があります。


…………とはいえ、推しってどう見つけるの? 好きになろうにも、興味のあることがないんだよね~? という方もいるかと思います。そもそも推しは強制されて見つけるものではなく「出会う」ものだと(私は)思っているので、「推しを『作ろう!』」と思って作るのは、実は結構かなり大変なことだと思います。

でも、推しに「出会う確率」を上げるためにできることはあります。
それは世の中の面白いもの、楽しいもの、興味が持てるかもしれないものに触れる機会を増やすことです。
実際、私がKING OF PRISMに出会えたのも、信頼できる少数精鋭の友人たちがこぞってSNSで「KING OF PRISMを見ろ」だの「地球の色は何色か知っているか」だのと発言しているのを見せつけられ、一体何が起きているんだ…?と興味(という名の困惑)を抱いたのがきっかけでした。

……というわけで、これから推しを見つけたい人、推しがいる生活とやらに興味がある人におススメしたいのが、「あさイチ」のコーナー「教えて推しライフ」です!
その名の通り「あなたの推し・推しを推す生活について教えて~~!」というだけのコーナーです。
「教えて 推しライフ」の詳しい内容はこちらのブログを参照ください👇👇
https://note.com/nhk_pr/n/ne2fd2f7d73fb
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220118/k10013434781000.html

このコーナーは
“みんな違って みんないい!”ということ。
推し活に正解はない。どんな推しでもどんな推し活でもいい。
それで、みんなが幸せならいいではないかと思う。

の精神の下、推しがいるだけでわいてくる熱量、推しの力を形にして、何かと悲しいこと・辛いことの多いこの社会を少しでも笑って、元気に生きられるようになるといいな。という動機で作られたコーナーです(………と、ブログと番組を通じて私は解釈しましたが、間違ってたらすみません…!)
まさに推しに出会う確率を上げる場としてはまたとない良フィールドではないでしょうか。


正直、既に推しが居る側の人間(=私)としては、
・私が推しを推すのは私のためであって、誰かのためではないし、ましてや推しのためでもない
・誰かに理解されたいと思って推しを推しているのではなく、ただ自分が少しでも「今生きてて楽しいな」と思える生き方を選んだ結果、今も推しがいる毎日を生きている
ので、わざわざメディアに「取り上げてもらう」必要はないかな~と思います。

でもこのコーナーはメディアがオタクを「取り上げてやってる」のではなく「その楽しい生活を、推しの良さを私にも教えてほしい~!」というだけの動機で成り立っているので、こちらも「そういうスタンスならまあ話してやってもいいか…(謎の上から目線)」と思えるし、いち視聴者としても「オタクが笑いものにされるかもしれない」という怯えを抱くことなく見られるのかなと思います。

それに「私のためじゃないから誰かに知ってもらう必要はない」なんて言いつつも、何だかんだやっぱり自分の好きなものを他の誰かが知って、本心から「いいね」って思ってくれたり、ましてや自分の言葉をきっかけに、同じものを好きになって、好きを分かち合えるようになったら、それはそれでちょっと嬉しいかもな~と思う気持ちも少しはあって…😇

そして何より、何かを推している、何かを好きでいる人の姿は傍目に見ても凄く輝いて見えるし、結果的にその人が推しているもの自体がすごく素敵なものに見えてくると思うんです。

それこそ私が友人たちのツイートきっかけで推しコンテンツに出会ったように、誰かが何かを好きだと思う気持ちが、他の誰かの新しい好きを生み出すきっかけになれば、それは凄く素敵な循環だと思います。その循環を生み出す「場」に、このコーナーはなってくれるような気がします。

だから私はこれからも、あさイチの「教えて!推しライフ」がオタクの好きをみんなで共有できる、好きだけに溢れた場であってくれることを祈って、そしていつか私の推しがいる「二次元アイドル」を特集してくれる日を願って……!明日も仕事に精を出そうと思います。

――ところで余談ですが、あさイチは言わずと知れたNHKの大冠番組です。
つまり(NHKの)偉い人達も見ている可能性が非常に高い。

そんなあさイチで「推し」が取り上げられて、もしバズりでもしたら……?「教えて 推しライフ」というコーナーきっかけで推しを知った偉い人たちが「え、そんなに人気があって数字持ってる子なら他の番組でも起用してみる?」と思い立ってワンチャン推しの仕事につながるかもしれない……と考えるのは流石に無理があるかもしれないですが、可能性は0ではないかな…と思ってしまうのはオタクの妄想かもしれないですが…(回りくどい)

オタクの言動がきっかけで推しに仕事が行くなんて本当に夢みたいな話ですが、もし本当にそうなれば合法的(?)に、ズルい手を使わずに、推しに認知されることなく推しの活躍を後押しできる…!? まさに「ありがとうの代わりに好きって」発信することで、推しへの感謝を次のお仕事という形でお返しできるなら、そしてその仕事でまたオタクの生活が楽しいものになるなら、こんな最高なことはないなぁ!!!!(クソデカ声)と思います。いや、なんの裏付けもない与太話ですが……(私はいち地方局のいち平社員なので偉い人の意思決定には一ミリたりとも関わってないし知りません……)

なので、その意味(?)でもぜひ、あなたの「推し」を、あなたの「推しライフ」を教えてください!

あなたの人生を輝かせてくれる推しを、推しの好きなところを教えてください。
あなたの一言が、誰かの新しい好きを誘発するかもしれません。
あなたの一言が、あなたの見たい未来を実現させてくれるかもしれません。

そして毎日をなんとなくつまらないと思って過ごしている人に、教えてください。
(推しがいる)この世界は、輝いているって!

(私がKING OF PRISMに出会った2年後、待ちに待った第3弾が公開されて、大喜びで通った頃の半券たち。特に、アイドルのコンサートに参戦するために高速バスで新潟に行った際、開演までの待ち時間が勿体無いからと突発的にチケットを取ってプリズムショーを浴びたのは今でも最高の想い出です)

注1:エンディングテーマ「ドラマチックLOVE」より
注2:「KING OF PRISM  by PrettyRhythm」より、一条シンくんがOver The Rainbowの3人に向けて口にした言葉