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RAGAZZE!~少女たちよ!~BSP拡大版「制作メイキング話」

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制作統括 石原Pが語る
収録までの道のり

 BSP  2020年4月11日(土)午後10:30~午前0:30

 

【出演グループ(五十音順)】
=LOVE、AKB48、たこやきレインボー、BEYOOOOONDS、フィロソフィーのダンス、モーニング娘。’20、ももいろクローバーZ(2月28日NHKホールで収録)

 

〜タイトルに込めた思い〜
RAGAZZEとはイタリア語で「少女たち」
女性アイドルグループの特番を去年の夏から企画しており、次第に番組の姿が見えてきた暮のこと。NHKホールでの公開収録のため観客の募集を始める時期が迫ってきました。それまで「アイドル特番(仮)」で進めてきた番組のタイトルを決めなくてはなりません。
個人的にはシンプルなタイトルが好きで、できれば1語のタイトルにしたいなと思案しつつ最近は「裏渋」などと小洒落た名前でも呼ばれる渋谷の裏通りを歩いていました。とっかかりのワードは「ガール」

「ガールズルールっていいタイトルだな」(曲は乃木坂に)
「複数形で少女たち・・・」(AKBが流れる)
「少女時代はソニョシデか・・・」(脳内にはGENIEが)
「少女を外国語で言うと・・・調べてみよう」(立ち止まって検索)

なぜかロシア語を最初に調べて
「・・・これは長すぎる・・・」
「フランス語だとフィーユ。悪くない」
「ドイツ語はメートヒェン。旧制高校だとメッチェンだったか」
「イタリア語だと・・・RAGAZZA」
「いい響き。語感が良くて力強い」

こうして番組タイトルはイタリア語の少女RAGAZZAから
「少女たち」を表す複数形の「RAGAZZE(ラガッツェ)」に決めました。

〜無観客収録の裏側〜
さて年が明け、出演グループとの打ち合わせも順調に進み、セットリスト決定。
セットデザイン、照明、音声など演出の準備も着々と進めていた頃に新型コロナウィルス問題が発生。NHKホールでの収録は2月28日を予定していました。
2月に入ると日毎に事態は悪化。様々なライブやイベントの中止や延期が発表され始めました。NHKでも2月の最終週に「収録・生放送を当面は無観客」を決断。そのような流れでRAGAZZEはNHKホールで初めての無観客収録となることが決まりました。本番までは数日。せめてもの演出として、急遽NHKホールの1階客席に無数の灯りをともすことにしました。

出演するグループには「客席には誰もいないけど、カメラの向こうに多くのファンが応援してくれているという気持ちで」と全力でのパフォーマンスをお願いしました。どのグループも本当に素晴らしいパフォーマンスなので、自分のご贔屓のグループに加えて、あまり見たことがないとか知らないというグループも併せてお楽しみください。一組ずつ見所を紹介したい気持ちもありますが、それは野暮ってもので。編集や完パケの間に何度も繰り返し曲を聞くわけです。改めて歌詞を読みながら彼女たちのパフォーマンスを見ると、色々なことも感じました。疾走系、ナンセンスソング、恋愛ソング、ダンス曲、内省的な曲、ポップソング、バラード・・様々な魅力があります。

もともとこの企画は、女性アイドルグループのシーンを更に活性化したいなという思いから、新しいフェスができないかと考えたことがきっかけです。ファンの皆さんも自分の推しは全力で、そうじゃないグループやメンバーにも暖かい声援をお願いします。そういうことからステージでのパフォーマンスに加えて、メンバー全員(68人!)が揃ってのトークコーナーを設けました。これはこのRAGAZZEでしか見ることができない貴重な場面です。こちらも見応え充分です。

自宅に籠ることの多い日々だと思いますが、アイドルの競演でひとときの安らぎを!!アイドルの笑顔に少しでも癒されてくれることを。Stay home.

 

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