<五十音順・敬称略>

いつき   ひろゆき
五木 寛之
Hiroyuki Itsuki
作家
昭和36年、ラジオ第1の「夜のステレオ」を放送作家として担当して以来、作家として「21世紀・仏教への旅シリーズ」「美術散歩 エルミタージュの至宝」など多数のシリーズに出演し、半世紀にわたり放送文化の向上に貢献されてきました。平成17年から「ラジオ深夜便」で始まった「わが人生の歌語り」では、戦争や引き揚げなど自らの人生を当時の流行歌とともに伝え、多くの聴取者に感動を与えられました。
いまい   ひでき
今井 秀樹
Hideki Imai
中央大学教授
デジタル放送の基盤となる伝送路符号化技術の基礎を確立。これにより鮮明な画質と澄んだ音声のデジタル放送が実現しました。また、著作権を保護しながらコンテンツ流通を可能にする暗号技術の研究開発により、NHKオンデマンドなどの番組二次利用の促進に貢献されています。放送・通信融合時代をけん引する技術の発展に多大な寄与をされました。
きたじま  さぶろう
北島 三郎
Saburo Kitajima
歌手
演歌ひとすじ49年、大ヒット曲を数々出し、「NHK紅白歌合戦」をはじめとする歌謡番組に多数出演。放送を通じて多くの人々の心に元気と感銘を与え続けてきました。“46回の『紅白』出場”は歴代最多で、出場歌手の中心的な存在です。俳優・作詞家・作曲家・演出家としても活躍。アニメ「おじゃる丸」のテーマ曲や「地デジで元気!音頭」も歌われています。
さわち   ひさえ
澤地 久枝
Hisae Sawachi
作家
近現代史資料の丹念な読み込みと関係者へのきめ細かな聞き取り調査から、明治・大正・昭和の激動の時代とそこに生きた人々の姿、生と死のありようを数々の番組で情熱的に語り、「戦争と平和」について人々に訴えられました。歴史の大きなうねりの中で懸命に生きる女性たちの姿にも光をあて、視聴者の心に深く届くドキュメンタリー、ドラマの原作を提供されました。
たつみ   よしこ
辰巳 芳子
Yoshiko Tatsumi
料理家
病に苦しむ父への介護食「いのちのスープ」に代表される、家庭料理の大切さを、広い視野と深い洞察に基づき番組で伝え続けられています。近年は、安全で良質な食材を次世代に残したいと、「大豆100粒運動」「良い食材を伝える会」等の活動を通して「命に直結した食の大切さ」を訴え、視聴者に大きな感銘を与えられています。
とりかい  くみこ
鳥飼 玖美子
Kumiko Torikai
立教大学教授
同時通訳者の草分けの一人として、アポロ11号月面着陸などの歴史的な出来事を数多く伝えてきた国際経験を基に、長年英語番組に出演し日本の英語教育に貢献されました。現在はニュースを題材に旬の英語を学ぶ番組「ニュースで英会話」の講師として活躍されています。また、英語教育の研究者としても言語コミュニケーションの観点から問題提起を続けておられます。


あおやぎ まさのり
青柳 正規
Masanori Aoyagi
国立西洋美術館館長
長年、イタリアと日本の文化交流を推進し、幅広い交友関係がある中で、「日曜美術館」をはじめ、ローマの歴史やイタリア美術を取り扱った番組に多数出演されました。平成21年実施の特別展「古代ローマ帝国の遺産」、平成23年実施の「大英博物館 古代ギリシャ展」の開催にも尽力されています。
いけはた しゅんさく
池端 俊策
Shunsaku Ikehata
脚本家
深い洞察力と鋭い視点の人間ドラマで、時代を問わず社会の孤独と不安を骨太に描き続け、独自の作風を確立しました。被爆者の背負う宿命と生きる誇りを切々と描いた「帽子」や、「聖徳太子」「大化改新」「大仏開眼」と10年越しに完成させた古代史ドラマスペシャルは、多くの視聴者に深い感動を与えました。
おざわ  しんじ
小沢 愼治
Shinji Ozawa
愛知工科大学教授
動画像・音声情報処理のパイオニアとして優れた研究成果をあげられました。多視点カメラを用いた3次元画像処理やスポーツ選手の動きを自動識別する画像センシングなど、テレビ番組の映像表現に不可欠な技術の基礎を築かれました。NHK放送技術研究委員会委員などの役職も務められ、放送技術の発展に寄与されています。
かつら  さんし
桂  三枝
Sanshi Katsura
落語家
テレビ、ラジオ、舞台とマルチに活躍する上方落語の大看板。創作落語のパイオニアとして生み出した落語は220作以上にものぼり、上方落語協会会長として、落語専門の定席「天満天神繁昌亭」の開設にも尽力されました。NHKの番組出演も「日本の話芸」や公開番組「三枝一座がやってきた!」など数多く、放送文化の発展に貢献されました。
かまた  みのる
鎌田 實
Minoru Kamata
諏訪中央病院名誉院長
平成15年にスタートしたラジオ第1の番組「鎌田實いのちの対話」は、翌年から公開放送となり7年目を迎えました。年4回の生放送の会場は毎回満席で、笑いや涙と共にいのちの大切さについて語り合い、聴取者から大きな反響が寄せられています。テレビにも多数出演され、一貫して訴える「いのちの大切さ」に視聴者の大きな支持が集まりました。
とやま  ゆうぞう
外山 雄三
Yuzo Toyama
NHK交響楽団正指揮者
昭和54年正指揮者に就任以来、30年以上にわたりNHK交響楽団を支えてこられました。作曲家としても独自の存在感を示し、特に各地の民謡をオーケストラに編んだ代表作「管弦楽のためのラプソディー」は現在でも盛んに演奏されています。巧みな話術でクラシック音楽の裾野を広げる番組にも数多く出演し、演奏・作曲・解説で貢献されました。
ふ じ   すみこ
富司 純子
Sumiko Fuji
女優
昭和41年の大河ドラマ「源義経」で静御前を演じて以来、「琉球の風」「北条時宗」「天地人」など多数のNHKドラマに出演されました。映画、舞台、テレビの一線で活躍してきた日本を代表する女優のひとりで、現在放送中の連続テレビ小説「てっぱん」では、ヒロインの祖母役を、凛とした存在感で厳しくも情深く見事に演じています。


 
あさの あつこ
Atsuko Asano
作家
平成20年に原作がドラマ化された「バッテリー」、アニメ化された「テレパシー少女 蘭」は、視聴者から高い支持を集めました。また、作家、そして母親である立場から数々の番組に出演され、なかでも岡山放送局では4年にわたり「月刊岡山トラのアナ」にレギュラー出演し、地元にエールを送るなど、NHKの全国放送と地域放送に大いに貢献されました。
かやま  ゆうぞう
加山 雄三
Yuzo Kayama
俳優・歌手
昭和35年に映画デビュー。“若大将”の名で親しまれるとともに、歌手としても昭和36年のデビュー以来50年、自ら作曲を手がけた「君といつまでも」「お嫁においで」などの数々のヒット曲で知られ、多くのミュージシャンに影響を与え続けてきました。「NHK紅白歌合戦」をはじめ、数多くの歌謡番組に出演し、放送文化の向上に貢献されました。
ふるい  さだおき
古井 貞熙
Sadaoki Furui
東京工業大学 名誉教授・特命教授
人と対話するコンピュータに必要な音声認識や話者認識など、自動音声インタフェースの研究を第一人者としてけん引されてきました。音声認識を利用した放送番組の自動字幕制作技術や、音声・言語・画像解析を組み合わせた番組検索技術の研究を精力的に推進されるなど、放送技術の発展に大いに貢献されました。
みなみ  やすお
南  安雄
Yasuo Minami
作・編曲・指揮
作・編曲・指揮者として、NHKの数多くの歌謡・クラシック番組に携わり、音楽文化の向上に貢献されました。「名曲アルバム」の編曲は100曲を超え、特に「歌謡チャリティーコンサート」では長年にわたり音楽監督・指揮を務め、番組を支えるとともに、後進の若手編曲家を熱心に指導され、その育成に尽力されました。
よしおか さちお
吉岡 幸雄
Sachio Yoshioka
染織史家
植物染めによる日本の伝統色の再現に取り組まれ、薬師寺や東大寺の年中行事に用いられる文化財の復元や源氏物語の色五十四帖の再現などを行ってこられました。こうした取り組みの取材・放送に加え、さまざまな番組にご出演いただくなど、番組の向上に広く貢献されました。
わかお  あやこ
若尾 文子
Ayako Wakao
俳優
数々の大河ドラマに出演されたほか、舞台やドキュメンタリーの語りなど幅広く活躍されています。平成23年の連続テレビ小説「おひさま」ではヒロインの現代を演じながら語りを務め、存在感と安定感をもって番組を支えていただきました。自己の戦争体験を踏まえた確かな言葉で時代を語りながら、美しい本来の日本語を「おひさま」で呼び覚ました功績は高く評価されています。


あきよし  としこ
穐吉 敏子
Toshiko Akiyoshi
ジャズピアニスト
アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するジャズピアニストで、平成18年にアメリカジャズ界最高の栄誉とされるジャズマスターズ賞を日本人として初めて受賞しました。平成14年には「NHK人間講座」の講師をつとめ、「100年インタービュー」では音楽ファンのみならずさまざまな視聴者から反響を呼び放送文化への大きな貢献をされました。
あまの   たかこ
天野 隆子
Takako Amano
時代考証家
連続テレビ小説を中心にNHKを代表するテレビドラマ制作において、明治、大正、昭和の時代考証、風俗考証にあたりました。ドラマ番組の時代感を損なうことなく、番組のテーマ性を重視した考証をおこない、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」「おしん」など、NHKを代表するテレビドラマ制作において、当時の背景を正確に表現するために、大いなる貢献をされました。
かねこ   なりと
金子 成人
Narito Kaneko
脚本家
大河ドラマ「義経」や連続テレビ小説「チョッちゃん」などNHKを代表するテレビドラマをはじめ、40年以上に渡って数々の名作を執筆し、格調高い筆のおもむきと、人間味あふれるユーモアで多くの視聴者に感動を与え、テレビドラマの面白さを伝えてきました。
かまだ   ななお
鎌田 七男
Nanao Kamada
広島原爆被爆者援護事業団理事長
被爆者の医療に長年携わるとともに、放射線被ばくによる人体影響の解明という未知なる研究に取り組まれました。原発事故被害の実態解明に取り組み、H24年8月の原爆の日特集「ヒロシマ あくなき“未解明”との闘い」では、最新の研究成果を紹介し番組制作に多大な貢献をされました。
すずき    ときこ
鈴木 登紀子
Tokiko Suzuki
料理研究家
平成24年で放送開始55年を迎えた「きょうの料理」。鈴木氏は、昭和52年から35年の長きに渡り講師として活躍。88歳の今も現役最高齢講師として番組に出演され、「登紀子ばぁば」の愛称で、幅広い世代から人気を博しています。和食の基本を親しみやすい語り口で伝え、日本伝統の食文化を次世代に伝える大きな役割を果たされました。
なかた  めいせい
中田 明成
Meisei Nakata
演芸作家
「土曜ひる席」「バラエティー生活笑百科」「上方演芸会」など、大阪局制作の演芸・バラエティー番組で数多くの放送台本・漫才台本を執筆し、幅広い世代に笑いを提供されました。ベテランから中堅・若手の漫才師まで漫才台本を提供し、手掛けた数は5000本とも言われます。
なかむら かんざぶろう
中村 勘三郎
Kanzaburou Nakamura
歌舞伎俳優 (故人)
歌舞伎俳優として劇場中継番組や古典芸能の番組はもちろん、「鏡獅子三代」などのドキュメンタリーや、大河ドラマ「元禄繚乱」の主演、そしてバラエティー番組「大当たり勘九郎劇場」や「NHK紅白歌合戦」の司会など、幅広いジャンルの番組に出演し視聴者からの支持を得ています。NHKの放送に対して、大きな貢献をされました。
にしだ   としゆき
西田 敏行
Toshiyuki Nishida
俳優
主役をつとめた「翔ぶが如く」「八代将軍吉宗」など、数多くの大河ドラマをはじめさまざまなドラマでの人間味あふれる演技や、紅白歌合戦など歌謡番組での幅広い活躍で、多くの視聴者に親しまれてきました。また、森繁久弥さんから受け継いだ「新日曜名作座」の語りでラジオを通じて全国に感動を広げ、放送文化の向上に貢献されました。
はなやぎ  じゅすけ
花柳 壽輔
Jyusuke Hanayagi
日本舞踊花柳流四世宗家家元
昭和50年代より「邦楽百選」「芸能花舞台」など数多くの古典芸能番組に出演されたほか、芸術劇場・創作舞踊「無明」(ムミョウ)をはじめ音楽ファンタジー「カルメン」などNHKならではの映像効果をいかした創作舞踊において振付を担当されました。国際コンクールでも高く評価され、NHKのイメージ向上に貢献されました。
みやはら  ひでお
宮原 秀夫
Hideo Miyahara
情報通信研究機構理事長
コンピューターネットワークのモデル化と性能評価を学問領域として確立し、これにより放送局間ネットワークや局内ファイルベースシステムが実用化されるなど、ICTを活用した放送システム高度化の基盤を確立しました。また、放送技術審議会等を通して、放送技術発展の指導的役割を果たされました。
特別功労賞
なでしこジャパン(日本女子代表)
Nadeshiko Japan
2011年のサッカーワールドカップ、2012年のロンドンオリンピックでの彼女たちの活躍ぶりは、女子サッカーという新たなスポーツ中継の分野を開拓し、スポーツ放送の幅と魅力を拡充するなど、放送をこえて国民に夢と希望を与えました。


いまむら ふみひこ
今村 文彦
Fumihiko Imamura
東北大学災害科学国際研究所津波工学教授
津波の被害や対策をはじめ津波工学の分野で世界的な権威。近年の主要な津波災害ではNHKや世界のメディアの報道、番組に出演、津波の発生メカニズム、防災対策などを提起し続けています。平成23年3月11日の東日本大震災が引き起こした巨大津波では現地調査団をまとめ、正確なデータによる被害の実態をメディアに提供するなど緊急報道に広く貢献しています。
うちだ   たつお
内田 龍男
Tatsuo Uchida
国立高等専門学校機構理事、仙台高等専門学校校長
液晶材料の基礎研究からデバイス開発まで表示分野の研究を長年にわたり先導し、大画面・高画質のハイビジョン液晶ディスプレイの実現に多大なる貢献をしています。特に、液晶材料評価やカラー化、高速化、広視野角化などの技術を先駆けて開拓し、液晶ディスプレイの草分けの一人として国際的にも指導的な役割を果たしてきました。
おおはら けんいちろう
大原 謙一郎
Kenichiro Oohara
公益財団法人大原美術館理事長
大原氏が理事長を務める大原美術館は日本初の西洋近代美術館で、エル・グレコの「受胎告知」をはじめモネやゴーギャンなど世界の巨匠の作品百余点を所蔵しており、日本で西洋近代美術を語る上で欠かせません。大原氏は、「日曜美術館」など数々の番組に出演・協力し、視聴者が第一級の芸術にテレビを通して触れる機会をつくり、放送文化の向上に多大な貢献をしています。
しの ひろし
篠 弘
Hiroshi Shino
歌人、日本文藝家協会理事長
昭和53年10月からラジオ第一放送の番組「文芸選評・短歌」の選者を35年の長きにわたってつとめています。文学的で高尚なものと思われていた短歌を、普段の生活や自然などを詠む一般的なものとして分かりやすく解説し、短歌の普及に貢献されました。また、正月に宮中でおこなわれる「歌会始(うたかいはじめ)」の選者をつとめ、平成22年からは短詩形文芸界として初、また詩歌人としても初めて日本文藝家協会の理事長に就任しています。
ひらお  まさあき
平尾 昌晃
Masaaki Hirao
作曲家
歌手・作曲家として数々の大ヒット曲を生みだし、日本の歌謡文化に大きな貢献をしてきました。NHKにおいては、1980年代に「レッツゴー・ヤング」の司会を務め、同時に新人歌手の発掘・育成に尽力しています。2006年からは紅白歌合戦において藤山一郎氏、宮川泰氏に引き続き「蛍の光」の指揮を担当しています。
みやもと のぶこ
宮本 信子
Nobuko Miyamoto
俳優
大河ドラマ「毛利元就」、連続テレビ小説「まんてん」「どんど晴れ」など、大型ドラマに数多く出演するとともに、長年にわたり映画や舞台の第一線で活躍してきました。平成25年の連続テレビ小説「あまちゃん」では、ヒロインの祖母役として東北に生きる女性の力強さと優しさをいきいきと演じ、多くの視聴者を魅了しました。