これ知っ得?
2021/09/15

なぜ差がつく?自治体のワクチン接種率

(この記事は2021年9月15日に放送した時点の内容に基づいて構成しています)

9月13日、新型コロナウイルスのワクチンの2回目の接種を終えた人が国内で50%を超えたということが、政府のまとめで分かりました。

県内や東北地方の接種状況はというと•••

山形市と福島市では、全国平均よりも高くなっていますが、盛岡市は東北6市の中で最も低い30.8%となっています。

(9月15日 NHK調べ)

街の人はどう感じているのか?

ワクチン接種の進捗について、どう感じているのか。
盛岡市内で実感を聞きました。

(20代)

「父と母もまだ打っていない、やっと予約が取れたみたい。
けっこう待たされたと言っていた。」

(30代)

「LINEで予約しようとしたが、全然取れなかった。
ワクチンの数はあると言っているが、上手なやり方が行政としてあれば。」

(40代)

「電話しているが毎回予約取れず、インターネットもつながらない。
予約が取れないうちに今月分がいっぱいに。
国が接種をすすめているのと打ちたくても予約取れず打てないのは矛盾。」

(30代)

「東京の友人は2回目打っている。(盛岡は)ちょっと遅い。
子どもは打てないので、親の私たちが打たないとまずいなと思う。」

この日インタビューをした人のうち半数は接種を終えていたものの、接種できていない人や、家族は予約ができていないという人もいて、ワクチン接種の遅れに対する不安の声が聞かれました。

盛岡市ワクチン接種 なぜ遅れている?

盛岡市の担当者は、以下のように説明しています。

「国がワクチンの割り当ての参考にしているワクチン接種記録システム「VRS」のデータ入力が遅れてしまい、国からワクチンが余っているとみなされ、国からの供給が不足してしまった。そのため、接種の予約数も絞らざるを得ず、接種率に影響した。」

「いまはワクチンの供給が安定してきたことから、11月末までに接種を希望する全ての人にワクチンが打ち終わるよう、地元の医師会などと連携してワクチン接種の取り組みを加速させていきたい。」

接種が進む市町村も 山形市の取り組み

一方で、接種が進んでいる自治体も。
山形市は、69.4%が2回目の接種を完了しています(14日時点)。

6月から7月にかけて、山形大学医学部と連携し、65歳以上の高齢者を対象にした3万人規模の集団接種を計画しました。

このとき、用意した枠に対して2割程度しか申し込みがなかったため、残りの2万3千以上の枠の対象を、65歳未満に拡大し、接種を進めました。

山形市ではかかりつけ医の個別接種に加えて、高齢者の集団接種を柔軟に運用したことが、接種率の上昇につながったとみられています。

県内で広がる若い世代への接種

先月30日に始まった、盛岡大学(滝沢市)での職域接種。
県内の大学としては初めて始まった職域接種です。
きのうは、附属高校の生徒40人が接種を受けていました。

今後、受験を控えた他の学校の高校三年生も受け入れる方針です。

盛岡大学の職域接種の責任者 久保木眞医師

「若い方からも予約が取れないということで、たくさん希望が寄せられている。機会を増やしてあげることが必要。やはり大学が中心になって学生をサポートしないといけない。」

ワクチン接種 予約方法は

現在は個別予約のみ受け付けていて、インターネットまたは電話で予約することができます。
詳しくは県や各市町村のホームページをご確認ください。

また、かかりつけ医から個別接種を予約することも可能です。
接種可能な医療機関は県のホームページから確認できます。

県によると、11月には希望者全員の接種が完了する見込みだということです。