これ知っ得?
2021/05/12

宿泊療養施設に入ることになったら…

5月12日(水) の「これ知っ得?」で、
新型コロナウイルスに感染して宿泊療養施設に入ることになった場合にどんな準備が必要かお伝えしました。
宿泊療養をする人に対して、岩手県が実際に渡している案内(一部加工)の全文も掲載します。参考にしてみてください!

感染者急増 宿泊療養施設にも負荷が

新型コロナウイルスの感染が拡大し、5月12日現在で、100人を超える人が入院を余儀なくされています。
盛岡市保健所の矢野亮佑所長から、5月11日の会見で、こんな指摘がありました。

5月11日の会見

矢野所長

「特に4月下旬以降、患者が県内全体的にそうですが、盛岡市内でも急増しています。 病床も盛岡圏域、軽症者宿泊施設、だいぶ負荷が蓄積してきている状況です」。

岩手県によると、県内では、5月12日時点で自宅療養をしている人はいませんが、ホテルでの「宿泊療養」が増えています。

県内で確保されている宿泊療養施設は、300室以上。
どれくらいの人が宿泊療養施設に入っているか、3月以降の状況のまとめです。

3月中旬以降、徐々に増え始め、4月上旬にかけて増加。
その後、一時4人にまで減りましたが、4月下旬から再び増加に転じ、5月は50人を超える日も出てきています。

感染が確認されたあと、「入院」するのか、「宿泊療養」となるのか。
県によると、感染が確認されたあとに受ける医師の診断で判断されることになります。

「宿泊療養」となるのは、一般に、無症状の人や、せきや微熱など、症状の軽い人です。

宿泊療養施設はどんな所?

県内にある宿泊療養施設の1つです。

広さおよそ15平方メートルの客室には、ベッドにテレビ、冷蔵庫などが備え付けられているほか、風呂やトイレもあります。

家族などとの面会は認められておらず、症状が治まるまで、1週間ほど滞在することになります。
食事は1日3回、部屋の前に設置されたイスに弁当が届けられます。滞在にかかる費用の負担はありません。

宿泊療養する人に配布している案内

宿泊療養になった場合、どんな準備をする必要があるのか。
宿泊療養をする人に対して、岩手県が実際に渡している案内(一部加工)がこちらです。


※画像をクリックすると全文が表示されます。


持参する持ち物 3つのポイント

放送では、特におさえておきたい持ち物を3つのポイントとしてご紹介しました。

ポイント@

最低3週間分の常備薬と「おくすり手帳」

▶療養中に体調が変化した場合、ふだんどんな薬を飲んでいるかチェックするためです。

ポイントA

衣類用洗濯洗剤、ハンガー、洗濯ばさみなど、洗濯用品

▶宿泊施設では、部屋での手洗いのみ許されているため、衣類をつるしておくものが必要です。

ポイントB

携帯電話やパソコンなどの通信機器

▶宿泊施設はWi−Fi環境が整っています。療養期間中に必要になったものをインターネット通販を利用して購入が可能。
例えば、飲料水などを購入し、県庁や宿泊施設あてに送れば、部屋まで届けてもらえるということです。

そのほか、家族や友人などの差し入れも受け取れます。
ただし、たばこやアルコール、ライターなどは持ち込みが禁止されています。

どう使う? パルスオキシメーター

さらに、宿泊療養に備えて知っておきたいのが、血液中の酸素の値を測るパルスオキシメーターです。

県では療養者全員に配られます。療養中の健康管理体制の強化につなげるため、1日4回、各自で計測を行い、看護師への報告が求められています。指を入れれば、5秒前後で酸素の値が表示されます。

まず大切なのは感染対策ですが、もし感染した場合に備えて、こうした点を頭に入れておくことも大切になりそうです。

文責:ディレクター・中島望、構成・児林大介