三陸は親潮と黒潮が混じり合うのでプランクトンが多く、さらに、岩手県山田町の山田湾は穏やかなので、ほたての養殖がさかん。肉厚で濃厚なうまみのほたてを育てています。今回、山田町を訪ねたのは、日本料理の橋本幹造さん。大きく育てるためのほたてどうしの間隔や、真水が苦手なほたてを育てるため、川の近くにはかきを養殖してブロックするなど数々の工夫を体感!スタジオでは山田町のほたてのうまみを生かした料理も登場!
【リポーター】佐々木芳史
岩手県平泉町は、歴史と伝統を大切に受け継いでいます。独特な神楽を子どもたちに伝えようと指導に励む女性。中尊寺の鮮やかな紅葉のもと、大輪の菊を咲かせる85歳の男性。平泉ならではの安らぎを感じる菓子作りに挑戦する老舗の4代目。町が紅葉に染まる秋、それぞれの願いを未来につなごうと奮闘する人々の暮らしを訪ねます。
【旅人】山本哲也
新型コロナウイルスの影響を受け続ける中、県民のみなさんが「いま知りたいこと」を知事・専門家とともに答えます。
県内の暮らしや経済への影響、医療現場の最新情報もリポートを交えてお伝えします。
北上市出身の元プロボクサー、八重樫東。3階級で世界王者に輝いた実績を持つが、2017年5月、王座から転落。30代半ばという年齢から、引退もささやかれたが復帰を決意。そこには、「激闘王」と称された打ち合いのスタイルから脱皮し、自らが理想とするボクシングスタイルを追求したい思いがあった。翌年3月の復帰戦に向かう日々を密着取材。八重樫ならではの葛藤、苦悩に迫る。
初回放送:2018年4月13日
まずは、三陸沿岸の魅力をシェア。複雑な地形が織りなす自然美の数々、かわいらしい生き物の視線で見る豊かな海中世界などを、地元の人たちにシェアしてもらった貴重な映像とともに紹介します。海岸沿いの山で育まれている絶品の干しシイタケを、おうち時間を最大限に使って味わう方法や、盛岡三大麺を見ているだけで味わった気分になる企画もお伝えします!家にいながら、いままで経験したことのない岩手の旅を堪能できます。
【ナレーション】松井玲奈
日本有数の漁場・三陸海岸でヒガレイ(ムシガレイ)を狙う。釣りびとは俳優の村上弘明さん。地元・岩手県陸前高田市の出身で幼い頃から海に親しんできた。とはいえ、釣りはまったくの素人。冬が旬のヒガレイを夏でも釣れる豊かな海・三陸海岸で大物釣りに初挑戦。生き餌のイワシを泳がせ、微妙なアタリにあわせられるか!?地元定番の「干しガレイ」、三陸名産めかぶとヒガレイの「茶漬け」にも舌鼓。
語り:女優・田中美佐子
オンラインでNHK盛岡とお宅をつなぎ、生放送で自慢の歌をご披露いただく新企画。歌手の福田こうへいさんも東京から応援。新型コロナの影響で”新しい生活様式”が求められる今、オンラインで励まし合おうと、歌唱動画を募集。選ばれた高校生から子育て中のお母さん、孫の誕生を心待ちにする保健所長、民謡日本一のいとこ同士など、それぞれが思いを込めて熱唱します。番組中、視聴者の皆さんも、お手持ちのスマートフォンなどから、出場者の方々に「エール」を送ることができます。おうちから応援しましょう!
朝の情報番組『あさイチ』で毎年3月に放送してきたコーナー企画「バスで!列車で!アッキーがゆく“復興の地”」。震災9年の今年3月放送した中から岩手編を一挙放送!アッキーこと俳優の篠山輝信さんならではの等身大の目線で、被災地のイマに迫ります。久慈から三陸鉄道沿線を南へ。宮古市田老の食堂や仮設暮らしから災害公営住宅に移ったお年寄りの現実を見つめ、個人所有のビルを震災遺構として守る人を陸前高田に訪ねます!
岩手の新型コロナウイルスの最新情報を生放送。感染を広げないための医療対策と受け入れ体制は?疑問・質問を募集。専門家と共に答えます。メール)s60401-shittoku@nhk.or.jp FAX)019―622−0630 県内の暮らしや経済に影響が出始めています。観光業ではホテルが売り上げを大幅に落とし、関連会社も経営難に陥るところが。どんな対策が必要か?最新の現場リポートを交えてお伝えします。
落語家の笑福亭銀瓶さんが三陸鉄道リアス線に乗り、“いいね!岩手”を探します。今回は釜石から久慈まで。新巻サケのダシでラーメンを考案した人、家族の被災を乗り越えみこしを担ぐ人、鍾乳洞の魅力の伝道師、ヤマブドウのワイン開発に挑む人、82歳の炭焼き名人。応援したくなる人ばかり! 旅したのは去年9月。台風19号で一部区間が不通になっていますが、3月に全線復旧予定の三鉄へ、エールの意味も込めて放送します。
大好評の笑顔と感動の旅「真央が行く」。今回は盛岡にやってきます。車いすバスケチーム「ラッセル岩手」を訪ね、迫力たっぷりの試合に大興奮!実はバスケ経験者の真央さん、試合でもシュートを決め大活躍!事故で脊髄を損傷し、車いす生活となるも、前向きに仕事とスポーツに取り組む姿に、真央さんが向き合います。盛岡の町も探訪!鉈屋町の町家やレンガ造りの銀行、名水100選の湧き水。盛岡名物のコッペパンに大満足!
プリッと弾力! うまみ濃厚!
▽13年連続三つ星獲得の若きシェフもほれ込む味
▽驚きのむね肉ソテー! パサパサしない! やわらかジューシー!
▽ホロホロ鳥×岩手(1)南部鉄器グリル! しっとりジューシーでうまみが凝縮
▽ホロホロ鳥×岩手(2)郷土料理ひっつみ汁&おこわ! コクがあるのに上品なだしが決め手
▽寒さに弱いホロホロ鳥を雪国で育てる○○とは?
▽うまみが濃いのにスッキリした後味を生む! 岩手ならではのエサのヒミツ
10月の台風19号。岩手では2名が死亡、2千棟を超える建物が浸水などの被害を受けた。“同時多発豪雨”がなぜこれほどの被害をもたらしたのか、その最新報告。専門家の現場検証に同行すると意外な実態が見えてきた。川が氾濫せずとも浸水してしまう「内水氾濫」の驚異。北上川が氾濫する可能性も指摘され、盛岡市内の浸水リスクもあったという。岩手特有の豪雨災害のメカニズムに迫り、今後の備えを生放送でお伝えする。
お笑い芸人・川村エミコがゆく北岩手の旅。一戸・二戸・九戸・軽米の4市町村を線で結ぶと星座に似ていることから「カシオペア連邦」と呼ばれる。世界遺産登録を目指す縄文時代の遺跡や健康志向の中で雑穀が注目を集める話題の県北部を訪ね歩く。幸せになりたい川村さんが、会えれば幸福を呼ぶ座敷わらしの温泉宿を訪ね、二戸名産の赤身肉「短角牛」の美味にほっこり。九戸伝統の「南部箒」の人気の秘密に迫る魅力いっぱいの旅。
高校最速163キロを記録した大船渡高校の佐々木朗希投手は、小学3年の時東日本大震災で被災。陸前高田の「高田スポーツ少年団」で野球を始めたばかりの時だった。少年野球で同学年のチームメイト13人の多くが高校まで野球を続け、今年高校3年になった。津波で家族や家を失った彼らは野球とどう向き合い、互いをどう支え合ってきたのか。被災地の球児8年半の歳月、そして被災地から甲子園に挑んだ最後の夏を見つめる。
東日本大震災で壊滅的被害を受けた三陸の漁業者が、水産業の新たな未来図を描こうと立ち上がった。大船渡の水産加工会社代表・八木健一郎と三陸漁業生産組合の漁師たちだ。特殊な冷凍技術で身の弾力を保ち、春夏秋冬いつでも遠方へ運ぶ。見向きもされないエイの肝さえ彼らにかかれば一流ホテルのシェフもうならせる。アジア市場の開拓を目指し、台湾へ斬り込む八木に同行。振り返らず前へ疾走する浜の男たちの挑戦に密着する。
岩手の三陸鉄道。3月23日、東日本大震災で不通になった区間が8年の時を経て復活し、三陸鉄道リアス線として運行を始めた。鉄道写真家の中井精也にとってここは、高校時代から撮影に訪れ、原点となった場所だ。震災以降も度々訪れ、その様子を写真に収めてきた中井は、開通の日何を感じ、どこを撮影するのか。沿線の人たちの喜びや期待と共に、三陸の絶景、ここでしか味わえない料理など、その魅力を鉄道写真にしていく旅。
岩手県西和賀町で栽培されているわらびは、天然物より太くてやわらかで、しかもアクが少ないことが特長。トロリとした食感も魅力です。産地を訪ね、その味の秘密に迫ります。また、産地では、これまで途絶えていたわらび粉の精製を再開。町内の和菓子店がわらび粉100%のわらび餅を売り出して人気を集めています。さらに、摘み取り体験ができる観光農園でもリピーターが増えるなど、わらびで活性化を目指す町の取り組みを紹介。
間もなく終わる平成を、岩手出身の俳優・村上弘明さん、タレントの山川恵里佳さんと共に丸ごと振り返る大特集。NHK盛岡が平成の間放送した10万本を超えるニュースや番組から、そのタイトルを単語レベルで分析。使われたキーワードは3万以上に及ぶ。このビッグデータをもとに、スポーツや文化・歴史、農業などジャンルごとのランキング化を試み、平成の岩手を徹底取材。岩手の次の時代を考えるヒントが見える決定版。
大槌町でNHKが公開収録したイベント「復興サポート」。そこに参加した人気番組「チャリダー」を放送。トッププロ・新城幸也&土井雪広の両選手をゲストに招き、番組ファミリーが地元チャリダーたちと大運動会を開催!ローラー台最高速選手権では、新城選手が驚きのパワーを披露!?ヘンテコ競技に三陸名産の食材が登場し、会場は大盛り上がり!ドクター竹谷の出張クリニックでは、前傾姿勢を保つマル秘テクニックを伝授!
東北を応援しようと、夫婦漫才コンビの宮川大助・花子がエンターテイメントを届ける旅へ。3月に三陸鉄道リアス線が開通し鉄道が戻ってくる山田町で、期待が高まる町の人たちに出会います。6年前に来て以来2度目の旅で、郷土菓子店の夫婦と再会。うどん店を営む長男と洋菓子店の次男が一つの店に結集し、ソウルフードで山田を元気づける家族と触れ合います。津波で流された漁船が沖縄で発見されるまでの家族愛の物語も。
岩手の郷土芸能を未来につなぐためにできることは何か。NHK盛岡開局80年の今年、「つなぐ」現場や試みを大特集。全日本郷土芸能協会の理事で一関出身の小岩秀太郎さんをナビゲーターに迎え、鹿踊りや虎舞を東京とつなぎ、ロックやダンスなど異分野のアートとつなぐ。元ザ・ブルーハーツのドラマー・梶原徹也さんと一関・室根の太鼓がコラボ。岩手出身のタレント・福田萌さんと郷土芸能の可能性を語り合うトークバラエティー。
去年11月、奥州市で行われた「NHKのど自慢」に、地元の水沢高校音楽部が出場。見事チャンピオンに輝いた。その目的は、実は部員の募集。目標の全日本合唱コンクールの出場資格8人を割ってしまったからだ。新入生を勧誘する春、部員不足は解消できるのか。これまで東北大会どまりだった水沢高校は、悲願の全国大会へ進めるのか。合唱にかける高校生たちの、のど自慢から始まった挑戦の日々を、1年にわたってドキュメント。
来年、開催されるラグビーワールドカップ。12会場の1つに選ばれたのが、津波被災地の釜石だ。7月に復興スタジアムが完成。こけら落としの8月、かつて7年連続日本一を成し遂げ、“北の鉄人”と呼ばれた新日鐵釜石ラグビー部のOBが記念の試合に臨んだ。震災直後からW杯釜石誘致を掲げ、奔走してきたV7戦士の石山次郎。複雑な住民感情、仲間との葛藤、復興にかけた情熱。釜石のラガーマンたち、7年の物語。
10月3日に放送した岩泉町からの「旬感☆ゴトーチ!」を再放送。森が紅に色づき始めた秋の「龍泉洞」から、豊富な湧水を使ったお酒や化粧品、今が旬の岩泉まつたけを使った料理を大紹介! 町の面積の9割が森林の岩泉。龍泉洞園地では、ロープ1本で木に登る新感覚の森あそび「ツリークライミング」も楽しめる。町なかの商店街からは、龍泉洞の水を引いた新名所「恋人の聖地」や、名物のクルミ料理など、秋の岩泉を満喫する。
釜石は、江戸時代から鉄鉱石の産地として知られ、近代的な製鉄所が完成して以降、鉄で日本の発展を支えた。一方、町は度重なる苦難を経験。戦後、活況を呈した鉄鋼業が、昭和40年代後半から“鉄冷え”と呼ばれる大不況となり、東日本大震災で津波被害に襲われた。しかし釜石は、不屈の“鉄人”魂で、困難に直面しても、前へ進もうとしてきた。釜石ならではの神社や飲み屋街、製鉄所OB、ラガーマン….鉄人たちの物語。
岩手の初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」。色鮮やかな装束をまとった馬60頭が、岩手山麓の滝沢から盛岡まで練り歩く。身に付けた鈴の音が「チャグチャグ」と聞こえることから名付けられた。農耕馬に感謝する江戸時代からの儀式を起源とする。「南部曲り家」で馬と暮らす夫婦や装束作りに込められた秘話、行列デビューの馬に寄り添う女子高生、岩手出身の落語家・桂枝太郎が岩手愛を込めて、馬を愛する人々の物語を語る。
名峰、岩手山(2038m)。片側にだけ、富士山のような長い裾野を引くことから「南部片富士」と呼ばれる。火山活動が作り出した荒々しい景観と、夏を彩る高山植物を楽しむ1泊2日の山旅。松川温泉登山口から広葉樹の森を抜けて尾根道へ。巨大カルデラに下り、大地獄谷や神秘的な水をたたえる御苗代湖を経て、山小屋で一泊。2日目は、コマクサの群落をめでながら、火口縁をたどって山頂へ。眼下に広がる大展望を満喫する。
岩手の地域医療の現場で医師が悲鳴を上げている。人口10万人あたりの医師数が全国平均を大きく下回る沿岸部では、医師の長時間労働が常態化。都市部の医師をスカウトするなど、独自に努力する自治体もあるが、在宅医療などの医療サービスを縮小せざるを得ない状況が生じている。県は、原因が地域ごとに医師の数が偏在していることがあるとし、国は早急に対策を講じるべきだと訴えるが。地域医療はどこへゆくのか。現場から報告する。
北上市出身のプロボクサー、八重樫東。3階級で世界王者に輝いた実績を持つが、去年5月、王座から転落。30代半ばという年齢もあり、引退もささやかれたが復帰を決意。そこには「激闘王」と称された打ち合いのスタイルから脱皮し、自らが理想とするボクシングスタイルを追求したいという思いがあった。3月26日の復帰戦に向かう日々を密着取材。八重樫ならではの葛藤、苦悩に迫る。
“ラグビーの町”釜石に、かつての輝きを取り戻そうと戦う男たちがいる。釜石シーウェイブスの伊藤剛臣、新日鉄釜石のV7戦士・石山次郎。伊藤は神戸製鋼でV7、日本代表を経て、震災後の釜石にやって来た。45才をこえ現役を続けるレジェンドも引退を表明。ラストシーズンにかける。石山は新日鉄釜石のOBとワールドカップの誘致を働きかけ、60才の今、釜石のW杯ラグビー場建設現場で働く。釜石ラガーマンが見る夢とは?
陸前高田に暮らす28才の清水健太さん。東京出身の清水さんは、大卒後教員採用を目指すも夢叶わず、3年前に陸前高田で活動するNPOに就職した。仮設住宅に暮らし、被災地の復興に関わる仕事をしながら、彼が始めたのは地元企業や自治体のPR動画の制作だ。今回制作するのは、同世代の店主が街の中心地に開くコーヒー店のPR動画。復興を目指して奮闘する人たちと共に描く陸前高田の未来、そして、彼が決意したことは?
岩手県を南北に貫く北上高地。標高1000メートル前後のなだらかな山並みが続くこの山塊は、貴重な動植物が息づく、生き物の楽園だ。
岩泉町・龍泉洞。地底湖の奥に、ひっそりと息づくコウモリ。北上高地の王者といわれるイヌワシ。断崖絶壁に作られた巣での、親子の巣立ちの物語。大槌町には、北上高地からの豊富できれいな湧水が、国内で滅多に見られないイトヨを育む。
ふるさとの豊かな自然を堪能する。
九州北部や秋田県などで相次ぐ豪雨災害。台風シーズンも控えるなか、大雨災害にどう備えればいいのか。
去年8月の台風10号で対応に課題が出た岩泉町の教訓から、自治体の災害対応力の強化を図る動きが進む。
災害時要支援者の避難をどう支えるか、北上川氾濫の危険がある奥州市の福祉施設では、行政・住民と連携、「地域の力」を結集する。岩泉町の自主防災組織も独自にきめ細かい対応を進める。防災・減災の備えを考えていく。
北上翔南高校「鬼剣舞部」の部員は82人。生徒に一番人気のある部活だという。県内でも部活動として郷土芸能に取り組む高校は珍しい。
勇壮闊達な鬼剣舞の格好良さに惹かれ、今春も20人を超える新入生が入部し、5月に先輩たちの前で初めて舞を披露する大舞台に挑むことになった。
後輩を厳しく指導する女性部長。先輩の指導に懸命に応えようとする新入生。初舞台に向けて郷土芸能に打ち込む生徒たちの青春の日々を見つめた。
新シリーズ「再発見いわて」の第1回は大槌町赤浜で受け継がれてきた「陸中弁天虎舞」。東日本大震災で舞い手の多くが被災し、ほとんどの道具も流出してしまった。震災直後はメンバーも集まらず、虎舞は存続の危機に直面していた。しかし伝統を絶やしたくないと奮闘するリーダーの思いを受けて、少しずつメンバーが集結。新たに虎舞を始める若者も増えてきた。今年3月に盛岡で開かれた公演に向けて練習に励むメンバーに密着した。