大隅キャスターのブログ
2022/08/22

つるし雲

きょう(22日)の県内は高気圧に覆われ、青空が広がりました。
盛岡の最高気温は、31.9度となり、2日連続の真夏日になりました。
乾いた空気が入り、カラッとしていますが、日差しのもとでは残暑が厳しくなりました。
さて、きょうは、ペンネーム、「滝沢の蛙」さんから届いた珍しい雲の写真をご紹介します。
おととい(20日)の朝、滝沢市で撮影されました。
まるで、UFOのような壮大な雲、これは「つるし雲」といい、レンズ雲の一種です。
風が強い時に山から少し離れた所にできます。

おとといの天気図です。
日本海から低気圧や前線が近づいていました。
低気圧や前線に向かって南東からの湿った風が強く吹きましたが、この強い風が「つるし雲」を作りました。

というのも、「つるし雲」は山の風下にできます。
山を越えて大きく波打った風が上昇する所で発生します。
強い風に乗るために、モクモクした雲ではなく、ツルッとしています。
そして、「雨の前兆」とも言われています。
実際に、この日の午後は前線が通過し雨が降りました。

「つるし雲」は、昔から登山者に山の天気が荒れる可能性があることを教えてくれているそうです。