大隅キャスターのブログ
2022/01/17

津波警報と注意報

気象キャスターの大隅智子です。
南太平洋のトンガの火山島で、日本時間のおととい(15日)午後、大規模な噴火が発生しました。
久慈港では、きのう(16日)午前2時26分に1m10㎝の潮位を観測しました。
県内には、津波注意報が出ていましたが、午前2時54分には注意報は警報に引き上げられました。
今回の潮位変化は、地震に伴って発生する津波とは異なりますが、気象庁は、防災上の観点から津波警報の仕組みを使って防災情報を呼びかけました。
そこで、きょうは、津波警報と注意報についてお伝えします。
予想される津波の高さは、1mから10m超の5段階あります。
最大1mは「津波注意報」、最大3mは「津波警報」、最大が5m、10m、10m超は、いずれも「大津波警報」になります。
今回は、最大3mの予想だったので、「津波警報」が発表されました。

今回は、遠く離れた火山の噴火の影響だったので、驚いた方も多いと思います。
気象庁によると、今後もさらに1日程度は、多少の潮位の変化があるかもしれないため、「海に入っての作業や釣りなど際しては、十分に気を付けてほしい」と呼びかけています。
あす(18日)にかけてもご注意下さい。
さて、あす‘(18日)は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでくるでしょう。
冷たい風がやや強く吹き、内陸を中心に雪が降る所がある見込みです。
この時期本来の寒さが戻るでしょう。

盛岡の週間予報です。
20日(木)は、二十四節気の「大寒(だいかん)」ですが、再び冬型の気圧配置が強まるため、暦通り、寒くなりそうです。
内陸では雪が降る所があるでしょう。
今週は、寒気の影響で、気温は平年並みかやや低くなりそうです。
最低気温は、-7℃前後、最高気温は2度前後でしょう。
体調管理には引き続き気をつけていきましょう。