大隅キャスターのブログ
2021/12/23

ホワイトクリスマスとは

気象キャスターの大隅智子です。
あす(24日・金)は、クリスマスイブですね。
25日のクリスマスに雪が降ると、「ホワイトクリスマス」と言いますが、実は、日本では明確な定義はありません。
海外では定義があるので、いくつかご紹介します。
まず、イギリスでは、25日に雪が降っていることがホワイトクリスマスの条件になります。
積もっていなくてもいいそうです。
カナダでは、25日の朝、積雪が約2㎝以上、アメリカでは、同じく25日の朝、積雪が約2.5㎝以上あることが条件になります。
アメリカの場合、さらに時々雪が降るのがのぞましいそうです。
また、アメリカでは、ホワイトクリスマスになる確率も発表されるほど関心が高くなっています。
ドイツでは、24日から26日の3日間、積雪が1㎝以上あることが条件になっています。

イギリスの定義の「25日に雪が降ればホワイトクリスマス」を盛岡にあてはめて、過去30年で、ホワイトクリスマスになる確率を調べたところ、約80%と高くなりました。
盛岡では、クリスマスに雪が降っていることが多いことが分かります。
あさって(25日・土)の予報では、盛岡では雪が降る見込みで、ホワイトクリスマスになりそうです。
ただ、25日(土)から27日(月)は、冬型の気圧配置が強まり、今シーズン一番の強い寒気が流れ込むため、県内でも荒れた天気になるおそれがあります。

26日(日)の朝には、上空1500m付近にマイナス15度以下の非常に強い寒気が流れ込むでしょう。
山沿いでは大雪のおそれがあり、寒さも各地で厳しくなりそうです。
26日(日)から28日(火)にかけての盛岡の最低気温はマイナス8℃の予想です。
最高気温は、26日(日)から28日(火)は、氷点下の予想で、真冬日が続きそうです。

積雪による交通障害に加えて、水道管や路面の凍結などにも注意が必要です。
週末からの強い寒波に注意・警戒して下さい。