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SL銀河 イメージソング「nonbilible(のんびりぶる)」

いわてみんなのうた
  • 2023年06月12日

東日本大震災の被災地を元気づけようと、2014年からJR釜石線の花巻と釜石の間で運行されてきた「SL銀河」は、2023年6月11月、ラストランを迎えました。

SL銀河は、盛岡市の岩手県営運動公園に展示されていた蒸気機関車「C58 239」。
昭和15年に製造され、山田線や釜石線など岩手県を中心に活躍し、昭和45年2月には、山田線で蒸気機関車の運行が終わる式典でも貨物列車をけん引しました。
昭和47年に廃車になったあとは岩手県営運動公園に展示され、市民に親しまれてきましたが、JR東日本は、観光客を増やすことで東日本大震災からの復興を支援しようと40年ぶりに復活させることに。
機関車の修復作業は、大阪市やさいたま市で行われ、走行試験などを経て2014年4月12日に運行を開始。その後は、毎年期間限定で運営されてきました。
そして2013年6月4日の定期運行ラストランに続き、11日、団体向けの臨時列車として最後の運行が行われました。

多くのファンに惜しまれながら引退した「SL銀河」。
盛岡在住のアーティスト伊藤ともんさんがイメージソング「nonbilible(のんびりぶる)」を作りました。(※「nonbilible」は「のんびりできる」という意味を込めた造語)

作詞・歌 伊藤ともん

雫石町出身。長きに渡り吹奏楽に親しみ、中学でトランペット、高校ではファゴットを担当。吹奏楽の盛んな大阪の関西大学に進学し、最終的にフルートを選択。その後、一般企業に就職したが脱サラし東京渋谷にバーを開業。一方でシャンソン歌手の伴奏者としてステージに立ったことで歌にも目覚めた。
2014年、東京の店を閉め拠点を大阪に移し、歌手活動を本格的に始動。初アルバム「赤とんぼ Dear Friends」をリリース。シャンソン、Jpopなど様々なジャンルの音楽を歌とフルートで表現するスタイルで全国各地のライブハウスに出演。
2018年、35年ぶりに盛岡にUターンし Music Spot「燈門」を開業。
現在、講演、新聞のコラム執筆、ラジオ出演と多岐に渡り活動中。

SL銀河イメージソング 「nonbilible(のんびりぶる)」

作詞・歌 伊藤ともん
作曲 市瀬由紀
編曲 小林道夫

いつしか 心閉ざした 
無口な人びとの群れ
思い伝えられないまま 立ち止まってばかり

一歩踏み出す勇気 失くして 今日もひとり
新しい服も買っていないし 髪も切っていない

大きなあの空へ 羽ばたいて ゆきたいと
小さな頭では 描いているけど

そうだ家を出よう そして汽車に乗ろう 
フォルクローロのふる里を越えて 遠い海辺のまちへ

幼い頃の自分に 会いに行こうよ
星になったあの人に会えるかもしれない

だから部屋を出よう そして汽車に乗ろう
コーヒー詰めたボトル片手に イーハトーヴの旅へ

鳴り響く発車の汽笛 線路脇のひまわり
手を振る人たちの こぼれる笑顔

白いスケッチブック ひとつ胸に抱えて
君も誘ってみようかな 

時空(とき)を超えて宇宙(そら)へ
そうだ部屋を出よう そして汽車に乗ろう
フォルクローロのふる里を越えて 遠い海辺のまちへ
走れSL銀河
走れSL銀河
走れSL銀河…

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