2018年10月11日 (木)秋から冬の生物季節観測


気象キャスターの大隅智子です。
「おばんですいわて」の気象Q&Aのコーナーに質問が届きました。
田野畑村の“ホジナシばばちゃんさん”からです。
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なかなか面白い例えですが、「クマの初冬眠」の観測はありません。
盛岡市動物公園にクマの冬眠について聞いてみた所、クマは基本的に冬眠しますが、秋に十分なえさがない場合などは冬眠しないこともあるそうです。
クマの初冬眠については難しいですが、秋の天候が悪く不作の年は、冬眠しないクマがいるかもしれません。

さて、質問の「初〇〇」。
春は、標本木のサクラやウメなどの花が5,6輪初めて咲いた時に開花が、ウグイスやヒバリなどが初めて鳴いた時は初鳴きが発表されますが、秋から冬にかけても盛岡地方気象台は様々な観測を行っています。
まずは岩手山の初冠雪。その平年日は、10月13日です。
去年は10月5日に初冠雪が発表されましたが、今年はまだです。
秋も高温傾向が続いているため、今年の初冠雪は平年より遅くなりそうです。
観測は、初霜、初氷、初雪と続きます。
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植物もあります。
盛岡のイチョウの黄葉の平年日は10月27日、カエデの紅葉の平年日は11月8日となっています。
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イチョウやカエデもサクラと同じように標本木があり、全体の大部分が色づいた最初の日に発表されます。
最近は地球温暖化の影響で、冬も気温が下がりにくく、冬の便りが遅くなっている傾向があります。
先日、発表された1か月予報によると、向こう1か月の東北地方の平均気温は平年より高い見込みです。
今年の冬の便りは平年より遅くなるかもしれません。

 

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投稿者:大隅 智子 | 投稿時間:13:02

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