2013年12月26日 (木)~賢治のまちから~ 第13回全国高校生童話大賞


「~賢治のまちから~第13回全国高校生童話大賞」の表彰式
 村上由利子です。
 この日曜日(22日)花巻市のなはんプラザで、「~賢治のまちから~第13回全国高校生童話大賞」の表彰式が行われました。おととしに続いて、司会進行を担当させていただきました。

 

 花巻市は童話作家としても数多くの作品を残した宮沢賢治ゆかりの地。童話大賞はその花巻市などがつくる実行委員会が募集しているものです。2001年から始まり、すでにのべ1万5000以上の作品が寄せられました。今年は北海道から沖縄まで全国183の高校から939の作品が寄せられました。そのなかから大賞1作品、優秀賞3作品が選ばれました。大賞は神奈川県の公文国際学園1年生の原尾勇貴さんの「シンフォニー」。音楽を通して交流した少年と少女の物語で、少年が戦争の犠牲となり、50年後に残された少女が昔のことを思い出しながら音楽を奏でる様子を描き、平和の尊さを訴える作品です。表彰式では、この作品を地元・花巻北高校の放送部のみなさんが、チームワークを生かした素敵な朗読で紹介しました。また賢治が教鞭をとった花巻農業高校のみなさんが伝統芸能の鹿踊を披露し、花を添えました。

 受賞作品は作品集にまとめられていて、花巻市内の図書館や、富士大学の図書館、また童話大賞のホームページでも見ることができます。ぜひご覧ください。 
朗読 伝統芸能の鹿踊

「~賢治のまちから~第13回全国高校生童話大賞」の表彰式

 それにしても、思い返すと、私の高校時代は軟式テニス(今はソフトテニスに名前がかわりましたね)に明け暮れ、文芸はほど遠いものでした。一つの世界観を自らの手で作り出す高校生のみなさんの力、心から尊敬します。


 アナウンサーになり、文芸作品を表現する「朗読」に大変興味を持つようになりました。作者の描きたかった世界を、自分なりに咀嚼し、表現し、伝える。音読と朗読の違いは聴いてくださる方を「世界に誘う」ことができるかどうかだと思っています。一人で声を出して読んでいても、聴いてくださる方にその世界に浸っていただくことはできません。誘うことができて、初めて「朗読」なのだと思います。今、ラジオ文芸館(放送は来年2月22日(土)朝8:05からラジオ第1)に向けて、宮沢賢治の「双子の星」をどう表現するか、日々模索を続けています。不思議なもので、同じ言葉でも、ある日突然「本当はこういう意味なのかな?」と急にひらめいたりして、読み方が自然と変わっていきます。諸先輩にアドバイスを伺いながら、さらに作品の理解を深め、賢治の描いた世界にぐぐ~っとひきこめるような朗読ができるよう努力します。ぜひこちらも聴いてみてくださいね。
 

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投稿者:村上 由利子 | 投稿時間:17:15

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