2011年12月26日 (月)NHK復興カレッジ「被災地の子どもを支えよう」


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 東日本大震災以来、子どもたちは心に様々な思いをかかえ、そして多くの困難のなかで生活しています。私も一人の母親として、大きな問題と感じています。

先日、釜石市の市民交流センターを会場に開かれた「NHK復興カレッジ」。被災地で子どもたちの支援を行なっている専門家をお招きして、被災地の子供たちをどう支え、守り、育てていくのか、考えました。私は、司会、そしてトークセッションのコーディネーター役を担当させていただきました。

 

今回は、地元、釜石中学校の佐藤謙二さんから、いまの子どもたちの現状報告いただいたほか、阪神淡路大震災で親をなくしてしまった子供たちの心のケアのため、国内初の心のケア専門の施設「レインボーハウス」を建設し、今もなお継続して支援にあたっているNPO「あしなが育英会」の八木俊介さんに、どのように心のケアに取り組んできたのかといった具体的な経験談、また、すべての子供が夢や希望を持てるようにと経済的に学習が難しい子供たちへの支援を行なっているNPO「キッズドア」の渡辺由美子さんから、大きな環境の変化で学習が十分でなくなってしまった子供たちへの支援の様子や必要性などを伺いました。

会場には、釜石市内だけでなく県内各地、そして仙台などからもたくさんの方が足を運んでくださり、活発に意見や感想を述べてくださいました。中でも、被災して現在仮設住宅で暮らしているという女性から息子さんについて「震災以来、眠れない日々が続いている。成績も優秀で将来大きな夢をもっていたのに、今では学習もままならない状況で、成績も半分以下に落ち込んでしまった。どうしたらいいのかわからない。助けて欲しい」と涙をこらえながら訴えていらっしゃいました。私も思わず涙がにじみました。

「長期的な支援が大切」と言葉にすると簡単です。「支援」と称して何かを1回だけ行なったのでは、ただのイベントであり、相手にとっては「押しつけ」かもしれません。実際に小中学校のアンケートでは「支援によっては、学校のプログラムに支障をきたしているものもある」旨のご意見が寄せられていました。そのためには、今どういう状況なのか、何が必要なのか、これから長い期間にわたってずっと伝え続けてことが、マスメディアに携わる人間の責任だと、改めて感じました。

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岩手県でもあしなが育英会の心のケア施設「レインボーハウス」が開設にむけて動き始めています。来年1月の「おばんですいわて」でリポートする予定です。
また「NHK復興カレッジ」は来年2月に教育テレビで東北ブロックにて放送される予定です。どうぞご覧ください。
 

投稿者:村上 由利子 | 投稿時間:15:55

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コメント

村上さん!今年もご活躍を楽しみにしています!

投稿日時:2012年01月03日 18:37 | オーシャンアロー

復興カレッジの放送日はいつになったのでしょうか??ぜひみたいです。というのは、村上アナウンサーがおばんですいわてで新年に震災遺児の問題について取り上げていたのを拝見し心より考えられることが多くありました。こうしたインタビューを村上アナウンサーはこれまでにマギーさんや井沢元彦さんなどの方々にされていましたが、県民としてとても励まされるのでこれからもぜひ続けてください!!ガンバレ!私たちもがんばります。

投稿日時:2012年01月25日 01:08 | M好き

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