ページの本文へ

NHK宮崎WEB特集

  1. NHK宮崎
  2. 宮崎WEB特集
  3. 断水への備え 三選! ~3.11 宮崎の防災を考える~

断水への備え 三選! ~3.11 宮崎の防災を考える~

1人1日3リットルが必要
  • 2024年03月11日

断水への備え、できていますか?

 

東日本大震災から13年。
NHK宮崎では「3.11 宮崎の防災を考える」と題してシリーズでお伝えしています。
今回のテーマは「断水」について。

元日の能登半島地震では、現在も広い範囲で断水が続き、宮崎県からも給水車が派遣されました。
実は、宮崎でも地震による断水の可能性は十分考えられます。
耐震性があるとされる県内の水道管の割合は3割にも満たない状況だからです。
県内の水道管の耐震適合率は29.5%(令和3年度末時点)。

そこで、いざという時に大切なポイントを3つご紹介します。

※NHKプラスでも配信!こちらから
(~3月14日午後6時59分まで配信中!)

①「容器の確保」
~口の大きい容器を準備する~

1つ目は「口の大きい容器を準備すること」。

3トンの飲用水を運ぶことが出来る宮崎市水道局の給水車。タンクの後ろ側に4つの蛇口あり、ここから水を受け取ります。

 

給水車の後ろ側 タンクの下の4つの蛇口にホースをつないで使う

ということで、実際に給水をしてみました。
まずは、2Lのペットボトル。すると・・・

2Lのペットボトルに給水

口の部分が小さいため、水がこぼれてしまいました。
実はペットボトルの口も、水が出てくるホースの先も直径はほぼ同じ2センチなんです。
密閉するかのように、手でしっかり押さえないと、なかなか水がたまりませんでした。

そこで次に、口の大きい容器に給水してみることに・・・

口の大きい容器に給水

一目瞭然。スムーズに、水がこぼれず容器の中にたまっていきます。

災害時には多くの人が給水車に並びます。1人1人、円滑に給水することが大切です。皆さん、口の大きい容器を準備しておきましょう。

②運搬手段の確保

2つ目は「運搬手段の確保」。

 

能登半島地震 「ドライブスルー形式」での給水支援活動の様子
テントの奥に給水車が見える
(写真提供:宮崎市水道局) 

能登半島地震では給水車は、主に小学校や市の体育館など、避難所へ向かいました。

写真は、こうした給水場所の1つ体育館前の様子です。
水を受け取るためにマイカーで給水車まで来る人が多くいました。
そこで、宮崎市水道局ではドライブスルー形式での給水を行いました。
給水車の真横に車を横付けし、職員に持参した容器を手渡し、水が入ったら受けとるという形式です。

しかし車が使える人ばかりではありませんし、高齢で家から出られない人もいます。

給水車までどう向かうのか、事前に考えておきましょう。
給水場所となる避難所から家が近い方は台車を準備しておいたり、高齢者には周辺住民がサポートを計画しておいたりすることも必要ではないでしょうか。

③ふだんから水を蓄える

3つ目は「ふだんから水を蓄える」こと。

皆さん、1人1日どれくらいの水が必要だと思いますか?

”飲料用”だけで1人1日3リットル必要(内閣府)とされています。
今回能登半島で給水活動をおこなった給水車は一度に3トンの水を運ぶことが出来ます。つまり1000人分の1日の量となります。多いように見えますが、しかし宮崎市の人口が約40万人ということを考えると、給水には限りがあることがわかります。
その上、災害時すぐに給水車が来るとは限りませんよね。

そこで、水の備蓄が欠かせません。

水道水保存のポイント

水道水を保存する場合は、綺麗な容器に満杯まで水を入れて蓋をし、日陰の涼しい場所に保存しましょう。これで3日間は塩素の消毒効果が保たれ、飲用水として利用できます。保存期間が過ぎたら洗い物などに使って、また新鮮な水と入れ替えてください。このように、日々の生活の中に取り込んでいくと、良さそうです。

断水は地震以外でも

最後に、断水は地震以外でも起こります。

宮崎県内では、2022年の台風14号の際、土砂災害などの影響で断水が発生しました。今回の取材を通してふだんからできる準備をして、有事に備えておきたいと、改めて感じました。

※この記事は、3月7日(木)の「てげビビ!」内で放送した内容を中心に作成したものです。

  • 福田裕大

    宮崎局・アナウンス

    福田裕大

    2022年入局(2年目)、アナウンスの福田裕大です。断水への備え、私も普段の生活から取り入れます!

ページトップに戻る