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大関・霧島と二人三脚 大相撲初場所 “四刀流”の勇輝にきく

  • 2024年01月15日

1月14日に初日を迎えた大相撲初場所。
今回注目するのは東の幕下58枚目、宮崎市出身の勇輝です。
➀力士としての自身の取り組みのほか、
②今場所綱取りがかかる大関・霧島の付け人も務め
③結びの一番のあとの弓取り式でも土俵にあがり
④巡業では相撲甚句も披露する“四刀流”
大忙しの勇輝さんに初場所の抱負を聞きました。

(NHK宮崎アナウンサー 道上美璃)

“二刀流”大谷翔平選手の倍⁉

東京の陸奥部屋と宮崎をつないで、お話を聞きました。

勇輝さんはご自身が四刀流と呼ばれているのはご存じですか?

はい。いろんな方からそのように声をかけてもらっています。
もちろん自分の相撲が一番大事ですが、初場所は大関も綱とりがかかっていますし、綱とりを見に来たお客さんの前で大関が勝って僕が弓取式できるというのが幸せなことですよね。

三段目で臨んだ先場所・九州場所はは初日から4連勝で勝ち越し、初場所では幕下に返り咲きました。
初土俵からことしで19年の34歳は、体も心もまだまだ元気です。

ご当所力士として臨んだ九州場所
4連勝のあとは3連敗して場所を終えました

4連勝して、そのまま優勝できるかなという気持ちがあったんですけど…。
今場所こそは(幕下)優勝を目指して頑張ります。

初土俵から19年、十両に昇進したことはありません。
それでも続けてきたのは誰よりも相撲が好きだから。

2008年・陸奥部屋の新富合宿
当時はまだ序二段、四股名は“勇大”でした

今場所、好成績を残せば、まだ見ぬ夢に前進します。

自分は入って3年間ぐらいは序の口にいたんですよ。一番下の地位ですね。
そんなの普通辞めてるんですよ。
これが幕下じゃなくて十両になったらさすがに騒がれるだろうと。

2011年の秋場所以降、丸12年間休場していません。
真摯に相撲に向き合う姿勢がコアなファンの心をつかんでいます。

この歳で本気で応援してくれる方ってだんだん減ってくると思うんですけど
逆に増えてきたぐらいで。
大ベテランなんですけど、部屋でも量的には僕が一番稽古してるんじゃないですかね。
今弱いやつも諦めないで頑張ってほしいですよね。そういう気持ちも勝手に背負ってます。

 

九州場所で優勝を決めた大関・霧島

十両昇進の夢の実現に自分に足りないものは何か。
付け人を務める大関から学んでいます。

どんな一番も稽古と同じ。
出世街道を進んでいる8歳下の後輩の強みはシンプルな思考を貫けることだと感じています。

近くにいてもあまりプレッシャーを感じていないように見えます。なんか淡々としているんですよね。
本人は意識しているのかもしれませんけど、見ていて心に余裕がある感じがします。本当にいつも通り。
僕はどちらかというとガチガチになるタイプなんです。関係ないところまで集中して疲れちゃってるみたいな感じです。
気持ちに余裕を持つって大事なんだなって思いましたね。

その霧島の綱とりが注目される初場所。
付け人としても気負いはありません。

勇輝さんは特別な意識はありますか?

僕もいつも通りを心がけてますね。
変に緊張させてもよくないですし、
なるべく邪魔をしないようにというか、いつも通り相撲がとれるように。
いつも通り準備しています。

去年12月、宮崎巡業で

霧島が優勝争いを続ければ「弓取式」の大役も舞い込んでくるかもしれません。
結びの一番に勝った力士に代わり、作法を心得た力士に任される「勝者の舞」です。

満員の観客から大きな歓声が上がっていました

どんな場面で、どんな舞いをみせるか。
ラストシーンはもう頭に描かれています。
 

千秋楽、考えられる最高のシチュエーションはどんなものですか?

自身の全勝優勝、まず。
そして大関・霧島の全勝優勝。
それを見に来ていただいたたくさんのお客さんに対する感謝の弓の舞ですかね。
もし実現したら涙が出るかもしれないですね。

“四刀流”の4つめ、相撲甚句は宮崎巡業で披露しました。
各部屋から美声力士が集まる中、地元出身の勇輝さんがトリを務めました。
歌うだけではなく、オリジナルの相撲甚句も作っているそうで、これまで作詞・作曲した甚句は20曲にのぼるということです。

  • 道上 美璃

    宮崎局 アナウンサー

    道上 美璃

    入局4年目
    てげビビ!キャスター

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