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宮崎フェニックス動物園 赤ちゃん特集 キリン/ワラビー性格は?

  • 2023年05月31日

知っているようで知らない動物の世界。
宮崎市のフェニックス自然動物園で、1歳を迎えたばかりやもうすぐ1歳という個性豊かな動物たちを紹介します。
竹田正人園長と飼育員だけが知っているマサイキリン・ワラビー・ワオキツネザルの姿とは?

ワオキツネザルのチャタロウ

野生では群れで暮らすワオキツネザル。動物園のなかでも群れで生活しています。
毎日10時30分から見ることができるお食事タイムでは、この群れのリーダー・チェント(7歳メス)が、真っ先にエサに飛びつきました。実は、ワオキツネザルはオスよりもメスが強いんだとか。群れのリーダーもメスが務めています。

そんなワオキツネザルのチャタロウはこちら。

好物はバナナで、飼育員の金川弘哉さんいわくやんちゃな性格だそうです。金川さんがとっておきの1枚を見せてくれました。

金川弘哉さん(飼育員)

この写真は謎ポーズですね。左がチャタロウで、右がお父さんなんですけど、お父さんは日光浴をしている最中で、チャタロウは何かにびっくりしてこのポーズをとってるんだと思います。
前はすごく甘えん坊で自分自分だったんですけど、4月に産まれたばかりの赤ちゃんがお母さんにくっついているので、お兄ちゃんとして成長していると思います。

パルマワラビーのアケビ

次はパルマワラビーの紹介です。ワラビーはカンガルーの仲間で、実はカンガルーと生物学上の明確な違いはなく、大型種を「カンガルー」小型種を「ワラビー」と区別しています。メスのワラビーのおなかの中にもしっかりと育児嚢(いくじのう)という袋があります。

去年8月に産まれたアケビは、飼育員泣かせだということです。ワラビーの飼育も担当している金川さんによると、大好物のエサを持っていっても近づいてきてくれないそうです。

金川弘哉さん(飼育員)

もともとパルマワラビーは臆病な動物なんですけど、その中でもアケビは怖がりで、なかなか担当の私でも近づくことができないですね。もう少し担当者くらいには慣れてくれればと思います。

マサイキリンのハルマ

最後に紹介するのはマサイキリンのハルマです。去年の4月に産まれました。

「マサイキリン」は陸上の動物のなかで最も背が高い生き物です。しかし、密猟や生息環境の悪化で数が減りつつあり、今では絶滅危惧種にも指定されていて、日本にも8頭しかいません。その8頭のうちの3頭がフェニックス自然動物園にいるということです。

動物園では開園以来ずっと「マサイキリン」を飼育していて、ハルマでちょうど80頭目のキリンだということです。最近の様子を飼育員の福地善信さんに聞きました。

福地善信さん(飼育員)

お母さんから離れて、シマウマやダチョウのほうについて行ったりすることもあるんですけど、突然ビクッとすることもあるので、まだまだ幼いところが多いです。ぜひそういうところを見ていただければと思います。

あなたも動物園に遊びにいって、お気に入りの動物を見つけてみてはいかがでしょうか?

  • 根井美映

    NHK宮崎・キャスター

    根井美映

    宮崎市出身!
    「どうぶつえん通信」のコーナーを担当しています。

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