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小さな旅「いのち輝く岬で 宮崎県都井岬」野生馬・岬馬とは?

  • 2023年05月18日

昭和58年から放送が始まり、日本各地の美しい風景と、そこに育まれる人々の暮らしを紹介している「小さな旅」。
放送を延期した「いのち輝く岬で~宮崎県 都井岬~」は、5月28日(日)朝8時から放送します。

旅人は中川緑アナウンサー

(番組の内容)
宮崎県の最南端、太平洋に突き出す都井岬。ここには100頭ほどの「岬馬」が野生で暮らしています。自然の中で生まれ、草を食べ、繁殖。その姿を一目見ようと多くの観光客が訪れています。渡辺木直さんも岬馬に魅了された一人。埼玉県から移り住み、おととしから馬の監視員として働いています。春は出産シーズン。無事生まれるかを心配しながらも野生であることを尊重して、つかず離れず見守っている。春の都井岬で、いのちの輝きに出会います。

岬馬とは?

日本で唯一、野生で暮らす馬たち「岬馬」は国の天然記念物に指定されていて、現在98頭が生息しています。岬の広さは560ha、東京ドーム120個分に相当し、そのなかで「岬馬」が生活していますが、決して飼われているわけではありません。多くの観光客で賑わう都井岬ですが、餌を与えたり、触ったりはできないのです。観光客はただ「見ること」だけを楽しみます。

この「岬馬」を監視するのが今回の「小さな旅」の主人公・渡辺木直さん。馬が無事に生きているか毎日確認し、記録するのが監視員の仕事です。

馬には番号がついており、野生であることを尊重するために、名前はついていません。そのため監視員も番号で馬を呼んでいます。

岬馬のルーツは?

「岬馬」のルーツは、江戸時代までさかのぼります。藩主が、軍馬を育てるために放牧を始めたことだと組合長の迫田幸四郎さんは話します。

迫田幸四郎さん(都井御崎牧組合・組合長)
江戸時代の末期からだと聞いておりますので、約400年くらい経つんでしょうかね。

その馬たちが徐々に野生化していき、明治になってから、地元の人が共同で岬の土地を買い取り、馬を見守るようになりました。

そんな「岬馬」の出産のシーズンは3月~8月で、なかでも4,5月に最も多く生まれます。
番組では監視員・渡辺木直さんの様子や出産を控える馬たちの様子を紹介します。無事生まれるかを心配しながらも野生であることを尊重する様子をお楽しみください。

今回の「小さな旅」の主人公・「岬馬」監視員の渡辺木直さんを特集した記事はこちらです
https://www.nhk.or.jp/miyazaki/lreport/article/004/97/

監視員・渡辺木直さん

放送は5月28日(日)午前8時~

小さな旅「いのち輝く岬で~宮崎県 都井岬~」は
5月28日(日)午前8時~8時25分<総合テレビ・全国放送>
※NHKプラスでインターネットでの同時配信/見逃し番組配信(放送後1週間)があります。

そして、宮崎県内向けには、先行放送を行います。
5月26日(金)午後7時30分~7時55分<総合テレビ・宮崎県内向け放送>

ぜひ、放送をお楽しみください。

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