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柔道全日本選手権2023 王子谷剛志選手が優勝 インタビュー全文

  • 2023年05月01日

全日本選手権で6年振り4回目の優勝を果たした王子谷剛志選手。
宮崎県延岡市で活動する強豪・旭化成柔道部のキャプテンが優勝後に語った思いとは?インタビューを全文掲載します。

王子谷剛志選手が4度目の日本一

柔道男子の日本一を決める全日本選手権は4月29日、東京・千代田区の日本武道館で開催され、各地区の予選を勝ち抜いた選手たちが体重無差別で、トーナメント方式で争い、王子谷剛志選手が6年ぶり4回目の日本一となりました。

優勝インタビュー全文

-この(観客の)大きな拍手を聞いていかがですか?

最高です!

-6年振りのチャンピオンということになりました。どういった思いがこみ上げてきていますか?

正直もう僕は終わった選手だと思っていて、それで環境を変えて、妻とかチームメイト、色んな人に支えられてもう一回この舞台に立てたことが本当に感謝しています。

-今日は初戦から技でポイントを獲って、寝技でも勝って、そして最後は決勝戦は指導(勝ち)になりましたけど、勝ちたいという気迫が伝わってきましたが、その辺りはいかがでしょうか?

本当は決勝戦の展開を考えると、投げて勝つ方が良かったかもしれませんが、不器用な自分が勝つにはこういう手しか無かったことを、でも勝ち切れたことが本当に幸せでした。

-決勝戦の相手は高校・大学・社会人と、常にいっしょに柔道をしてきた羽賀龍之介選手。どういう思いでしたか?

本当に僕の憧れの選手で、いつも先輩の練習の姿勢とか尊敬して戦っていたので、もう本当に感謝しかないです。

-決勝戦は吊り手を持って、前に出て圧力をかけるような展開だったと思いますが、どういう狙いがあったのでしょうか?

僕の柔道は前に出て、ドンドン圧力をかけて攻めるっていうのが僕の柔道なので、その気持ちを大切に決勝戦は臨もうと思っていました。

-(試合の後)最後は抱き合いましたけど、何か声は掛けられましたか?

(羽賀選手との対戦は)本当に夢でした。僕が勝ち上がれなくてなかなか実現しなかった夢だったんですけど、今日この大舞台で実現できて感謝しています。ありがとうございます!

-連覇を果たして、そこから5年、チャンピオンから遠ざかっていました。改めてここまで勝ち上がれた原動力は何だったのでしょうか?

あの一番は妻。そして家族。それとあと今年の夏に産まれてくるわが子のために全力を尽くして頑張りました。

-この優勝を今後どうつなげていきたいでしょうか?

ここに立てたのは本当に、先ほども言いましたが、色んな人に支えられて立てたと思いますので、感謝の気持ちを持って、自分ができることを一つ一つやっていきたいと思います。

6年振りの復活優勝を果たした王子谷選手。ふだんの復活の原動力となった宮崎県延岡市での様子は以下の特集から読むことがができます。

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