旅行で宮崎グルメ NHK滑川和男アナ 日南 南郷かつおめしフェア

NHK宮崎アナウンサーの滑川和男です。かつお漁が盛んな日南市南郷町で、郷士料理のかつおめしを、通常より安く食べられる「南郷かつおめしフェア」が、3月末まで開かれています。「かずお」が「かつお」を食べに行ってきました！

「かつおめし」は全国有数のかつお一本釣り漁の拠点の目井津港がある日南市南郷町の郷土料理です。しょうゆのタレにつけたかつおの刺身をごはんに乗せ、だし汁やお茶をかけて食べます。目井津港にある漁協直営のレストランでは県の内外から多くの人が訪れ、ほどよく脂の乗った初がつおに舌鼓を打っていました。

フェアは2月下旬から水揚げが本格化し始めた初がつおのおいしさをアピールしようと南郷町の5つの飲食店などが主催しているもので、通常1食1000円ほどで販売されている「かつおめし」が一律、税込み550円で楽しめます。私はフェアに参加しているホテルのレストランでいただくことにしました。

こちらは日南の郷土料理かつおめしとの魚（ぎょ）うどんがセットになったツーコイン（1000円）のセットです。

地元で水揚げされた初がつお！かつおの切り身ならではのキラキラ光る赤身に、少し甘いしょうゆダレが、玉ねぎや海苔、ワサビとともにかかっています。かつおとごはんを一緒に頬張ると、ん～美味い！新鮮なかつおの風味が春を運んでくれます！どんどんごはんが進みますが、いっぺんに食べきってはいけません。あとでもうひとつお楽しみがあるからです。

かつおめしと同じように日南で食べられているのが魚うどんです。もともとタラやオオニベなどのすり身を麵にしたもので、かつおは入っていませんでしたが、かつおのすり身を練り込んだ「かつお入り魚うどん」が地元で開発中です。今回頂いた魚うどんには、麺に50パーセントの比率でかつおが入っているということで、まさにかつおめしフェアにぴったりですね。

コンロで煮込むうちに、麺に練りこまれたかつおのダシも出てきて、スープの味がさらに絶品になります！かまぼこ風の弾力がある麺の歯ごたえが魚うどんならではです。かつお入りの魚うどん、人気を呼びそうですね～。スープを飲み干したいところですが、ここで飲み干してはいけませんよ。

かつおのダシが出た魚うどんのスープ、これをかつおめしにかけたら最高なんです。まさにWかつおの絶品雑炊の出来上がり！

厨房を切り盛りするのは、ホテルの5代目の松尾禎久さんです。南郷町商工会青年部の部長さんでもあります。漁業の町・南郷町を盛り上げるため、様々なキャンペーンやイベントを先頭に立って引っ張っています。美味しいかつおめしに魚うどん、ごちそうさまでした。