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宮崎 温泉グルメ旅 滑川和男アナウンサーが身体もお腹も温まる

宮崎県美郷町の南郷温泉に行ってみた!
  • 2023年01月26日

NHK宮崎の温泉好きアナウンサー滑川和男です。最強寒波の影響で宮崎も寒かったですね~。路面の凍結や水道管の破裂など、影響はありませんでしたか?冷え切った身体を温めるにはやっぱり温泉!ということで、今回は、美郷町にある南郷温泉にお邪魔してきました。こちらは温泉だけでなく、グルメも自慢ということで、どうぞお楽しみに!

温泉は百済王からの贈り物?!

南郷温泉は美郷町の中心部、神門神社の近くにあります。神門神社は古代朝鮮の百済の王族がまつられていると言われている神社で、毎年旧暦の12月には、離れ離れにまつられている「禎嘉王(ていかおう)」と、その息子「福智王(ふくちおう)」のご神体を対面させるため「師走祭り」が行われます。南郷温泉が湧き出したのは平成8年。なんと師走祭り当日に神門神社の裏手の地下1500メートルから湧き出したそうです!このため南郷温泉は百済王族からの贈り物と地元の方は感じています。1300年もの長きに渡り師走祭りを続けて百済の王族を大切にしてきたからだと。

山々に囲まれた豊かな自然の中に、南郷温泉の立派な建物が姿をあらわします。表の看板には「美肌の湯」の説明があります。源泉は化粧品にも使われるということで、これは期待が高まります。

ナトリウム炭酸水素塩泉

大浴場に入ると窓からの日差しが湯煙を透過して、光の道のように見えます。神門神社の近くにある温泉だけあって神々しい雰囲気です。ちょうどいい温度の温泉に入ると、これがトロットロなんです!まるで、化粧水の中に入っているようです。でも、湯上りはさっぱりしていてベタベタしません。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(PH8.7)ということで、魅力的な入り心地の温泉です。

外には立派な東屋がある広い露天風呂もあります。冬場の澄み切った空気の中、美肌の湯で温まる。静かな山里に聞こえるのは、鳥のさえずりとお湯が注ぐ音。宮崎市から車で2時間弱、足を伸ばして来た甲斐がありました。

温泉にはサウナも併設されています。しっかり老廃物をだして、美肌の湯を素肌にチャージする。これは整います!何時間でもゆっくりしていたい気分になりました。

自慢のグルメはビビンバ

近くの神門神社が百済の王族にまつわる神社ということで温泉自慢の人気グルメはビビンバです。具材を混ぜている間に、しっかり加熱された石焼の器の底に香ばしいおこげが出来ます。美肌の湯にしっかり浸かってお腹も空いています。大きい器にたっぷり入ったビビンバもペロリと平らげてしまいました。

一度来たお客さんはリピーターに

お話をうかがったのは総務統括主任の久保聖子さんです。『初めて入るお客さんは、化粧水に入っているみたいで、トロトロする~って言って、とても評判がいい泉質の温泉なんです。県内はもちろん、温泉県の大分からもお客さんが来て、大分にもこんなお湯はないと言われたりするのが嬉しいですね』

『コロナでは相当営業にダメージがありました。今は温泉シーズンなので、お客さんは少しづつ増えてきています。交通のアクセスがいい場所とは言えないですが、それでも来てくださって有難い。そして、一度来たらリピーターになって帰られます。泉質の良いこの温泉を次の世代に引き継いでいけるように頑張りたい』と語って下さいました。

取材の日は師走祭り当日!

実は温泉に取材にうかがった日が、今年の師走祭りの当日だったのです!神門神社近くの田んぼには大きなやぐらが作られ、夕方6時頃から迎え火として火がともされます。

祭りを見たい!と思いましたが、生放送があるため断念。後日、美郷町観光協会の方に荘厳な迎え火の写真を送って頂きました。これは大迫力!いつかこの目で見てみたい!そう感じました。

  • 滑川 和男

    宮崎局・アナウンサー

    滑川 和男

    宮崎は新人以来2度目勤務

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