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宮崎 高千穂町 大学生が桜やカエデを植樹 旧・土呂久鉱山跡地

  • 2022年11月30日

大学生が鉱山跡地に植樹

高千穂町の旧・土呂久鉱山の跡地を地域の憩いの場にしようと宮崎市の大学生のグループが11月27日、サクラやカエデの植樹を行いました。

旧・土呂久鉱山の跡地で植樹をおこなったのは宮崎国際大学の教育学部の学生10人です。3日間、泊まり込みで地域の人と草刈りをするなど跡地を整備していて、最終日は鉱山で働く社員の社宅があった広さおよそ30アールの土地にサクラとカエデの苗木6本を植樹しました。

地域の人たちとともに

学生たちは地域の人のアドバイスを受けながらごつごつした石をよけてシャベルで穴を掘り、苗木に土をかぶせていました。

旧・土呂久鉱山では昭和37年まで製造していた亜ヒ酸に含まれると素による公害でかつては草木も生えないといわれていましたが、30年以上前から元鉱夫の男性がサクラや桃の木を植えてきました。

フィールドワークで知る土呂久の今

学生たちは去年、環境教育のフィールドワークで土呂久地区を訪れた際に過疎化が進む現状を知り、地域を活気づけたいとこのプロジェクトを企画したということで、今後も後輩たちに引き継いでいくとしています。

人々の集いの場所に

4年生の川越怜奈さんは、「過疎化を乗り越えたいという地域の人たちの話を聞いて何かサポートできないかと思い企画しました。地域の人や外からくる人たちが集まれる場所にしたい」と話していました。

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