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宮崎 観光・旅行 ディープインパクトの孫に綾町で会った!

宮崎 ふれあわない旅
  • 2022年12月08日

まず綾照葉大吊橋へ

NHK宮崎アナウンサーの神谷一鷹です。今回は綾町を旅します。まずやってきたのは、有名な観光地・綾照葉大吊橋です。全長250m、谷からの高さは最大142mと、日本最大級の吊り橋です。

濃淡様々な緑の照葉樹林に囲まれた場所で、空気が澄んでいました。実はこの山、ユネスコエコパークに登録されていて、世界的に注目されている場所です。

早速吊り橋を渡って、その自然を体感したいと思います。

この吊り橋、観光地としての役割だけでなく、周りを囲む照葉樹の森を空中からの視点で見ることで、自然の恵みや大切さを認識してもらう役割も期待されているそうです。

360度の緑に囲まれて、周りには雄大な自然と自分だけ。自分の存在が小さく感じられるほどでした。

さすが日本最大級の吊り橋。渡るのに5分かかりました。(途中足がすくんで動けない時間もありましたが…笑)

橋を渡った先には遊歩道があるのですが、台風14号の影響で倒木があり不通になっていました。11月の取材時点では復旧の目途は立っていませんでした。復旧を心待ちにします。

様々な工芸体験が出来る

次は町の中心地にやってきました。少し散歩をしていると大きな門が。「綾国際クラフトの城」と書いてあります。

中に入ってみると…工芸館という建物がありました。

たくさんの陶器や染物があります。照葉樹林に恵まれた綾町では、碁盤・竹刀などの工芸品が生産されてきました。そして工芸家たちが相次いで綾町に移住したことで、更に多くの工芸品が生まれることになりました。今では綾工芸祭りという展示即売会も行われるほどです。

そして工芸館の横には、工芸体験が出来る場所も。

私も陶芸体験をしました。

フチを広げる力加減など繊細でかなり集中力が必要でしたが、手を土まみれにして遊んだ小さい頃の感覚を思い出すことが出来て、楽しんで作ることが出来ました。

陶芸を教えてくれた、中村綾太郎さんです。(名前に綾の文字が入っています!)

中村さん

「綾」の字が入った名前は祖父がつけてくれました。祖父は綾町で仕事をさせてもらって、様々な人に良くしてもらい、綾町に恩を感じていたからだそうです。

陶芸家にとって綾町の自然は、とても大切なもの。焼く工程で、工芸家は、長い場合1週間薪をくべるので木材が重要になってきます。自然が無いと、出来ない工芸ですね。

馬とのふれあい体験も

そして、最後に向かったのは綾馬事公苑です。

綾町では、競走馬や農耕馬の生産が盛んだった時期があります。その名残を感じられるのが綾馬事公苑です。

かつて日本では広く農耕や運搬に馬が使われていましたが綾町では娯楽として草競馬が行われていました。今では、それが、綾競馬という催しものになって、ファンを楽しませています。

コースの近くには、厩舎もあります。

とても近い距離でサラブレッドやポニーを見ることが出来ます。許可を取れば誰でも厩舎に入ることが出来ます。

中には有名な血統の馬も。その馬がこちら!

なんと、ディープインパクトの孫なんです!競馬に詳しくない私でも知っている有名な馬の血統に出会えるなんて、思いませんでした。

さらに、この綾馬事公苑では乗馬体験もできるということで、私も乗せてもらいました。

馬の息遣いや一歩一歩踏みしめる音が聞こえてきて、新鮮でした。馬の上からの景色はとても高く、遠くを見渡せて気持ちが良かったです。

綾馬事公苑 乗馬体験

営業時間:午前9時から午後4時まで

料金:大きな馬 800円

           ポニー 600円 (3才~12才まで)

今回の綾町の旅。豊かな自然を活かして工芸で暮らしてきた人や、農業の傍ら馬と共に生きてきた人など、様々な人の歴史があって今の綾町があるんだなと感じました。

  • 神谷一鷹

    宮崎コンテンツセンターアナウンサー

    神谷一鷹

    今回はじめて競馬場に。
    都井岬にはよく行きます。

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