夏の高校野球・宮崎大会が開幕!3年ぶりに全校参加の開会式
- 2022年07月12日

憧れの甲子園出場をかけた夏の全国高校野球宮崎大会が9日に開幕。3年振りにすべての出場校が参加し、昨年の優勝校の宮崎商業を先頭に47チームが入場行進しました。大会は日程が順調に進めば、今月26日にサンマリンスタジアム宮崎で決勝が行われる予定です。
3年振りに開かれた開会式
高校野球の開会式にあるべき光景が戻ってきました。3年ぶりにすべての学校が参加した入場行進。憧れの甲子園を目指す47校の球児たちが力強く、グラウンドを踏みしめました。

選手宣誓は、都城農業の岩本真明主将。コロナで夢の舞台を奪われた宮崎の先輩たちの意志を引き継ぐと誓いました。
選手宣誓(全文)都城農業・岩本真明(主将)

2年前の4月、幼いころから夢見た甲子園という大きな舞台を目標に掲げ、覚悟と希望を抱き高校野球生活の物語が始まりました。しかし、コロナウイルスというまさかの事態が私たちに襲い掛かり、その物語は思い描いたシナリオ通りには全く進んでくれませんでした。それでも野球に対する情熱は変わることなく、仲間とともに励まし合いながら、どんな困難も乗り越え、きょう、この日を迎えることができました。この大会に参加するにあたり、コロナ禍で甲子園を目指すことができなかった2年前の先輩方。そして、甲子園出場を掴みながらもプレーすることが叶わなかった宮崎商業高校の先輩方の思いを胸に刻み、全力でプレーすることが私たちに与えられた果たすべき使命だと感じています。ようやく、ここサンマリンスタジアムに集うことのできた宮崎の高校球児全員で一致団結して、その使命を果たし、これまで支えて下さったすべての方々に笑顔と感動を贈る最高の恩返しをするとともに、物語の最終章に向かって、これからの人生の糧になる熱い最高の夏にすることをここに誓います。

始まった熱い夏
直後に行われた開幕戦は、宮崎南高校が昨年の準優勝校の延岡学園に対して、5回を終えた時点で2点をリードする展開となりましたが、延岡学園は7回までに同点に追いつき、さらに8回に2点を勝ち越して、6対4で宮崎南に競り勝ちました。
今年の大会は観客の入場制限がなく、コロナ禍以降、禁止されていた吹奏楽の演奏も認められています。声を出すことはできませんが、保護者や控えの部員たちがスタンドから手拍子などでエールを送っていました。大会は日程が順調に進めば、今月26日に決勝が行われる予定です。