演歌界の貴公子・山内惠介さんのルーツは宮崎・高千穂にあり？

ようこそNHK宮崎へお越しくださいました。すてきなステージ衣装ですね。

この衣装いいっしょ。

最初からアクセル全開ですね。ありがとうございます！今日はよろしくお願いします。

山内さんは福岡県糸島ご出身ですが、実はこの番組のセットは、宮崎ならではのビーチハウスをイメージして作っているのですがいかがですか？

こんな豪華なビーチハウスはなかなかないですよ。すごく爽快感があって何か海に入りたくなっていいですね。

幼い頃、海に行かれたりとか思い出はございますか？

よく海水浴場、海の家があるところに母に連れて行ってもらっていました。スイミングをしていたので、もう海の中でバタフライとかやって。すごく迷惑がられてました。笑

山内さんにもそんな時代があったのですね。笑
今日はどうぞよろしくお願いします。

山内さんが出演する「新・BS日本のうた」。宮崎県での公開収録は実に5年ぶりで都城市の会場は熱気に包まれました！

もう最高でしたね。２階席のお客様まで皆さんペンライト持って下さって。ソーシャルディスタンスをとりながらですけど、少しずつコロナ前に戻りつつあるんだなっていうのがうれしかったですね。こんなに熱い「日本のうた」は都城ならではだと思いましたね。

ステージでの感想はいかがですか？

「日本のうた」ならではで、よく共演させてもらうんですけども、三山ひろしさんと一緒にコント仕立てで「スーダラ節」を歌ったり、あとは前川先輩とエルビス・プレスリー。洋楽をカバーしてね。また、ひばりさんの歌を少し歌わせていただいたり盛りだくさんでしたね。

当然ご自身の歌も歌われるんですよね？

「誰に愛されても」を宮崎から全国にお届けできるので、ぜひ見ていただきたいです。

ご自身の公演ではその土地にちなんだ曲も歌われるそうですが、宮崎公演ではどんな曲を歌われますか。

宮崎公演では、やっぱり宮崎県民謡である「ひえつき節」というのがありますよね。その歌を歌わせてもらってお客様から自然と合いの手が生まれる。うれしいですよね。

「ひえつき節」は山あいの労働歌で、疲れを癒やすような歌ですよね。歌うときに大切にされていることなどありますか？

そうですね。音に忠実にそして素直にお届けするという事ですね。僕もお邪魔させてもらってるっていう気持ちを大事にしながら、皆さんも大事にされている歌を、もう丁寧に真心込めて歌うという。そしたらきっと伝わるんじゃないかなと思っています。

地元の方はうれしいですね。

そんな民謡をすごく大切に歌ってくださる山内さんですが、実は山内さんにとって宮崎は特別な場所だと伺っています。

今は亡き祖父のふるさとが高千穂なんです。苗字が興梠と申しまして、高千穂には今も親戚が住んでおります。それこそ僕が宮崎でコンサートするときには足を運んでくれるんです。いろんな説があると思いますが、「興梠さん」と「甲斐さん」が日本で初めて生まれた苗字とも言われているそうです。
そういう自分のルーツが、宮崎の高千穂町にあるんだなっていうのが嬉しいです。

高千穂での思い出もいろいろあるかと思うんですが、特に印象に残っていることはありますか？

2009年に僕が「風蓮湖」という歌を歌ってる時に高千穂神社に奉納歌唱をさせてもらったり、あと荒立神社という「芸道の神様」がいらっしゃるところで、親戚が集まってくれて、アカペラで歌ったりという思い出がありますね。そのときにとても良い風が吹いて、自然と涙が込み上げて来たのは不思議な体験でした。

本当に宮崎のことを大切に思って下さっている山内さんですが、ぜひ宮崎のファンの皆さんにメッセージをお願いできますでしょうか。

個人的な話なんですけど、宮崎の方からお米を送ってもらっていて、玄米を炊いたり、ごはんを炊いたりしてるんです。だから僕の身体も宮崎のお米で成り立ってると言っても過言じゃないんです。僕のルーツは高千穂にあります。何かこうして番組に出演させて頂いたこと、「日本のうた」でお邪魔できたこと、きっと僕の先祖も喜んでると思います。そんなことを大切にしながら、これからまた頑張って歌っていきたいと思っていますので、どうぞ宮崎のみなさん山内惠介をどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。