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参院選・宮崎選挙区 6人の候補の担当記者が訴えを解説します

  • 2022年07月04日

宮崎選挙区では4期目を目指す現職に、新人5人が挑む構図で選挙戦がスタートしました。6人の候補の担当記者たちがそれぞれの訴えを解説します。

宮崎選挙区の候補者

宮崎選挙区に立候補しているのは、届け出順にご覧の6人です。それぞれの候補者を取材しているNHK宮崎放送局の記者6人が、候補者の訴えをコンパクトにリポートします。

森 大地氏(NHK党・新人)

NHK党の新人の森大地さんは30歳。エンジン部品製造会社の元会社員です。
三股町出身の森さんは候補の中で最も若い30歳。SNSを積極的に活用して、若年層の票の掘り起こしを狙います。マスクの着用といった今の新型コロナ対策の緩和に加え、NHKのスクランブル放送化などを訴えています。

森 大地氏
我慢させずに、どうやったら国民が気持ちよくストレスフリーで生きられるかを私は考えたいと思っております。

黒木 章光氏(国民民主党・新人)

国民民主党の新人の黒木章光さんは45歳。元・衆議院議員秘書です。
元航空自衛官で2人の子どもがいる黒木さん。目指すのは子どもの未来のための政治です。そのために強く訴えるのは国防の充実と家計の支援の必要性です。外国からの侵略に対応する防衛力の強化や、災害救助や支援にあたる即応予備自衛官制度の充実など国を守る政策には真っ先に取り組むとしています。また、消費税の減税や高騰するガソリン価格の値下げに加え、積極的な財政出動で給料アップにつなげ、子育てしやすい社会の実現を訴えています。

黒木 章光氏
いま必要なのは経済の回復です。これから産まれてくる子どもたちや社会に出てくる子どもたちが苦労をしないためにも、経済を回復させ、給料があがる社会へと私たちはやっていく気持ちで、今回の参議院選挙を取り組んでいきます。

白江 好友氏(共産党・新人)

共産党の新人の白江好友さんは33歳。党の宮崎県常任委員を務めています。
白江さんの根底にあるのは困窮する若い世代への「危機感」です。生活が苦しい学生への食料支援のほか、若い世代の働き方の実態調査を行ってきた白江さん。非正規雇用で不安定な生活を送る人や学費が払えず進学を諦める人などを目の当たりにしてきました。消費税を5%に引き下げる一方、最低賃金を1500円に引き上げて生活を支援するとともに、大学などの学費を半額にし、お金の心配なく学び、子育てできる社会の実現を訴えています。

白江 好友氏
若い世代の状況は本当に大変です。消費税は5%へ緊急減税、学費は速やかに半額に、最低賃金全国どこでも1500円。この政策をとおして、若者が生きられる政治作るため、全力を尽くしてまいります。ここが一番頑張りたいところです。

松下 新平氏(自民党・現職)

自民党の現職の松下新平さんは55歳。元総務副大臣で4期目を目指します。
4期目を目指す松下さんは県内最大の政治団体、農民連盟をはじめ、250を超える企業や団体から広く支援を受け、組織戦を展開しています。訴えの柱は経済対策と憲法改正です。コロナ禍で落ち込んだ経済の回復を強く訴えるとともに制定以来、一度もされていない憲法の改正が必要だと主張しています。ウクライナ情勢を念頭に自分たちで国を守るためにも憲法改正をして自衛隊の存在を明記し、有事に備えることが重要だと強く訴えています。

松下 新平氏
憲法改正は戦争をしない、戦争に巻き込まれないために必要です。日本は島国で「何となく大丈夫だろう」そういうのは通用しません。やはり備えることが必要で、そのための一つが憲法改正です。そのことをしっかり選挙戦で訴えていきたいと思います。

黒田 奈々氏(立憲民主党・新人)

立憲民主党の新人の黒田奈々さんは48歳。気象予報士でテレビ局の気象キャスターを務めていました。
唯一の女性候補の黒田さん。これまでニュース番組で気象キャスターを務めたほか、NPO法人などで子育て支援活動を20年以上にわたって続けてきました。これまでの活動を通して草の根で広がったつながりを大切にし、集会をこまめに回るなどして支持の拡大を図っています。最も強く訴えるのは安心して子どもを産み育てることができる社会の実現です。生活を直撃する物価高騰対策に加えて教育費の負担軽減などの政策の充実を訴えています。

黒田 奈々氏
小中学校の給食費を無償にするなどして、まずは教育にかかる負担を減らしていく。将来の老後の負担を、老後の心配を無くすなどして、子育てが安心してできる社会になれば、きっと子どもを産み育てようとする人たちが増えていくはずです。

今村 幸史氏(参政党・新人)

参政党の新人の今村幸史さんは49歳。みずから建設会社を経営しています。
子どもの貧困問題に取り組むNPOを立ち上げ支援活動を行ってきた今村さん。今の社会は子どもたちが未来に希望を持てない状態だとして、教育制度の充実や食の安全の確保、国防の充実の必要性を訴えています。

今村 幸史氏
誰もが差別なく教育を受けられる機会を与えていきたい。すべての子どもは平等に健やかに育ってくれる社会を作っていきたいと思います。

投票日は7月10日

参議院選挙の投票は7月10日に行われ、即日開票されます。NHKの特設サイトでは各候補の訴えや選挙戦の解説記事を掲載しています。NHKが6人の候補に行ったアンケートもご確認いただけます。アンケートでは「経済・暮らし」「外交・安全保障」それに「ジェンダー」など11のテーマについて、あわせて25の質問を行いました。一人ひとりの主張や訴えを見極める際にぜひご活用ください。

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