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宮崎県 AED「時間帯問わずアクセス可能に」市町村に通知

  • 2022年06月23日

宮崎県内にあるAEDの多くに夜間や休日など利用できない時間帯があるなか、宮崎県は
少なくとも自治体が管理するAEDについては、時間帯を問わず誰もがアクセスできるよう設置の場所を工夫することを市町村に求めました。

夏田キャスター
以前、5月の特集でも問題提起したAEDの24時間利用に関するテーマですが、動きが出てきましたね。

坂西記者
これまでこの問題について県が見解を示すことはなかったので、少なくとも自治体が管理するAEDは、誰でも・いつでも使えるものであるべきだとしたのは一歩前進だと思います。

夏田キャスター
背景には何があったんですか?

坂西記者
背景には平成29年度の行政監査で、県が所管するAEDのうち24時間使えるのは3割にも満たないことが判明し、監査委員から設置基準を示すよう求められていたことがあります。

夏田キャスター
市町村での動きはどうなっているんですか?

坂西記者
延岡市でさっそく動きが出てきています。
延岡市では公共施設に設置されているAED172台のうち、いつでも使えるものは、たった8台しかありません。そこで次のような取り組みを行っているんです。


 

夏田キャスター
屋外化などで24時間使えるAEDが増え、ホームページなどですぐに確認できるようになるといざという時の時間短縮につながりそうですね。

坂西記者
宮崎市内の一部の中学校が去年、鍵のかかる玄関の奥にあったAEDを玄関の外に移すなど、県内でもすでに“開かれたAED”に向けた動きが始まっていて、さらなる広がりが期待されます。

  • 坂西 俊太

    NHK宮崎放送局 記者

    坂西 俊太

    県政を担当

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