「みなさんへ」【宮崎香子】2021年03月31日 (水)

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この度、NHK宮崎を卒業することになりました。

デビュー初日。放送が終わってスタジオを出た私に上司が叫んだ一言。

「まずは、そのなまりをなおせー!」

「え?どこがなまってましたか?(延岡イントネーションの私)」。

宮崎で育った私にとって言葉には“アクセントというもの”が存在するのだという衝撃。
当時の上司からしてみればそんな私が衝撃だったと思います。(笑)
そんなところからスタートした私の11年間でしたが、経験は大きな財産となりました。

私が入局した2010年は県内で口てい疫が発生した年。非常事態宣言が出され、番組内容も様変わり。全市町村に電話をかけ、休止になったイベントや閉鎖された公共施設を聞き取り番組で読み上げていました。連日増えていく処分された牛や豚の数に心が痛み、大切な命の数字を自分のつたない読みのせいでスムーズに伝えられない無能さに毎日涙していた記憶があります。その後は鳥インフルエンザの発生や新燃岳の噴火と、いまのようになかなか取材に行けない日々が多く続きました。そんな1年目でした。

それからはインタビューや企画制作、ラジオ、小中学校に出かける出前授業、朗読イベント、ロボコンMC、方言番組、ステージイベントの司会、ナレーション、全国に向けた番組や中継などなど。本当に多くの経験を積む機会に恵まれました。ありがたいことです。

この仕事は私を色んな場所に連れて行って多くの方に出会わせてくれました。
胸を張って大好きだといえる仕事に出会えて本当に幸せです。


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スタジオを飛び出し取材するのも大好きでした!こちらはスマートフォン中継

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これまで視聴者の方々から頂いたお手紙の一部。私の原動力でした!
皆さんのおかげで、私も仲間のいいところを見つけて直接伝えることを心がけるようになりました。

まだしばらくは続くであろうこの状況。今この瞬間も、とてつもなくつらい状況の方もいらっしゃると思いますが、「いまは必ず過去になる」どうにか周りにSOSを出して頼って下さいね。


長くなってしまいましたが… 皆さん、ありがとうございました。
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【追伸】

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番組を卒業してすぐ髪の寄付「ヘアドネーション」をしました。病気やその治療などで髪の毛を失った人が必要な場合に利用する医療用ウィッグの材料となります。この活動に参加している美容室を利用するか、切った髪を自分で活動団体に送ることで参加できます。

私は数年前にもヘアドネーションをしたのですが、その際に周囲から言われたのは「なにかあったの?」「失恋でもした?」このふたつばかり。
ささやかではありますが、今回発信することでどこかの誰かが髪を切る際の選択肢や周囲の発想の中に「ヘアドネーション」という言葉がひとつ、加わるといいなと思います。

投稿者:宮崎 香子 | 投稿時間:13:23 | カテゴリ:宮崎 香子
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