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きらめく沖縄の海を小魚で表現!

執筆者のアイコン画像太田晶子(キャスター)
2022年08月03日 (水)

およそ20年ぶりに沖縄の海の水槽がリニューアル!

青や黄色など、色鮮やかに輝く3000匹の魚たち。
アクアワールド大洗水族館にある、沖縄の海を表現した水槽が、“きらめき”や“美しさ”をテーマに20年ぶりにリニューアルされました。

 

メインとなるのは、暖かく浅い沿海地域に生息する小型の魚、スズメダイ科の魚たち。
20種類、およそ2000匹が泳いでいます。

そんなスズメダイ科の魚たちにスポットを当てたのが、3年目の若手飼育員、鈴木理仁(すずきまさと)さん。26歳です。

20220803o_1.jpg最初は大役を受け入れて、どうしようか緊張というか戸惑いとかもあったんですけど、話が進んでいくうちに、やってやるぞと気合というかやる気もどんどん出てきましたのでそのあとはもう勢いのまま進めていった感じです

 

学生時代の経験からプロジェクトリーダーへ

鈴木さんがプロジェクトリーダーになったのは、今年4月。
水槽の中に入れる魚の種類を1から選定するところからスタートしました。

候補にあげた魚は、トータルおよそ50種。
何度も相談や会議を重ね、入手経路はあるか、成長後の体の大きさ、水槽の中で縄張り争いはしないかなど、魚の相性や条件を考えながら候補を絞っていきました。

鈴木さんが、魚種の選定でとくにこだわっていたのは。

他の水族館ではあまりないようなスズメダイを中心とした小魚の群れというのを意識して作っています。

スズメダイ科の魚たちにこだわるのには、大きなわけがあります。
幼いころから生き物が大好きだった鈴木さん。
将来は水族館の飼育員になりたいと、魚の生態を研究するため沖縄の琉球大学に入学しました。

特に、印象に残っているのが、沖縄本島の南部位置する大度海岸。
フィールドワークや研究などで何度も足を運んだ、思い出の場所だといいます。

きれいな色とりどりの魚たちが実際に泳いでいて。フィールドワークとしても、プライベートで遊びにもけっこう行っていて、何回いっても新しい発見があって楽しくて印象に残っている場所です。

卒業後は地元茨城に戻り、念願だったアクアワールド大洗水族館に飼育員として就職。
2年目からは沖縄の海の水槽を担当しました。

自分の中でスズメダイとか小さな群れを作る魚というのに思い入れがあったので“このへんの魚を担当させてもらったときにこう言う風に魚種ってかえられないですかね“とか話していて

“沖縄の実際の海を水槽で表現したい”という強い思いから、今回プロジェクトリーダーに抜擢されたのです。
鈴木さんの仕事ぶりをよく知る上司は。

おとなしい感じの、優しい感じの人間に見えるかと思うんですけど、けっこう責任感があって、「これからどんどん自分の道を確立してもらって、大洗には、鈴木っていうすごい飼育員がいるんだよ」っていうのを全国に名を広めてもらいたいですね。
頑張ります。

20220803o_2.jpg

 

リニューアル準備と鈴木さんのこだわり

公開まであと3日。この日、鈴木さんは朝から展示用の魚を連れて帰ってきました。
到着した魚たちを細かく数えていきます。
バックヤードまで運び、水槽の水に少しずつ慣らしながら魚たちをいれていきます。

さらに、自らダイバーとして水槽の中に入り、人工でできたテーブルサンゴの配置も修正していきました。

今回選んだ魚たちは、どれも鈴木さんのこだわりがあふれています。

デバスズメダイは、スズメダイの中でもとくに大きな群れを作る魚ですので、デバスズメダイは外せないなと。あとは青っぽい魚、ルリスズメダイというんですけど 自分が最初に沖縄に行って実際フィールドにいって感動した魚だったのでこの二種類は多めにいれていますね。

あとは、色味っていうかやはり色とりどりのきれいな魚たちがいるというのが沖縄の海の一つの特徴かと思いますので、ほかに黄色系の魚でレモンスズメダイとかネッタイスズメダイをいれていますね。あとは赤色がまだ足らないのでクマノミであったり
太田
どうですか気持ちとしては。
ようやくここまできたかなと。大度海岸に近づいてきていると思います。

 

水槽公開!!

そして、リニューアルした水槽の公開当日。
水族館は大盛況。多くのお客さんたちが、水槽にカメラを向けていました。
色鮮やかな小魚たちに、子供たちも興味津々です。

20220803o_3.jpg無事に公開を迎え、ほっとした表情の鈴木さん。

なんとかここまでやってこれてほんと一安心してますね。

鈴木さんの学生時代の経験が反映されたキラキラと輝く魚たちは、これからも訪れたお客さんたちを魅了し続けます。

見に来たお客様たちが感動して帰ってくださるのはもちろんなんですけど、それをみて自分も水族館に来て魚を好きになりましたし、飼育員になりたいと思えたので、そういう水槽を作れるような飼育員になっていけたらなと思っています。

20220803o_4.jpg 

取材を終えて
「スズメダイの楽園を作りたい!!」と熱く語る鈴木さんがとっても印象的でした。取材の合間に私も何度もカメラを構えるほど、とても魅力的な水槽でした。

 

 

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